最終更新 2019.5.10
ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は現在片道1時間半をかけて、通勤地獄と戦っています。
もっともっとすごい通勤時間をかけている人は多いと思いますが、それなりに大変です。
考えてみれば、往復3時間です。
1日の1/8という貴重な時間を不毛な通勤時間にかけています。
しかし、通勤地獄を一気に解決できるMaaSの時代がもうすぐやってくるかもしれません。
そればかりではありません。
車を持つ経済的損失がなくなるかもしれません。
交通事故や危険運転もなくなるかもしれません。
一歩先の未来の交通手段MaaSについて考えてみます。
1 MaaSとは
最近は、5G、AI、RPA、ICTなど鉄腕アトムが予言した世界が現実味を帯びつつあります。
世界中の情報が瞬時にみられるネット環境がここまで整備されるとは、インターネット黎明期の20年前であれば、誰も想像しえなかったのではないでしょうか?
ドローンなんて危ないといわれながら、すでに空飛ぶ自動車が現実に開発が進められています。
アシモやPepperなど、ロボット開発はまだまだといいながら、ターミネーターが予言したスカイネットの世界の恐怖もまた、現実化しつつあります。
AIにより、人間の仕事をロボットが代行する時代も少しずつ近づきつつあります。
こうした流れの中で、物流は大きく変わろうとしていますが、人の移動手段もまた、大きく変わろうとしています。
それがMaaS=Mobility as a Serviceという考え方です。
MaaSとは、移動手段をサービスに変えるという意味です。
これまで、車のことをマイカーというように、自分の車でした。
車を所有するためには、莫大なコストがかかります。
日本モビリティマネジメント協会によれば、車を維持するためには、1年で平均70万円の費用がかかるそうです。
車を20年所有すれば1,450万円も費用がかかります。
この莫大なコストは、社会全体がコストを負担しています。
渋滞で生じる時間や燃料代の損失は、年間10兆円以上にもなります。
こんなバカげた無駄を減らそうにも、ドアツードアの移動手段に慣れてしまうと車を手放せなくなってしまいます。
自動車メーカーも車を売ってなんぼの世界ですので、販売に躍起となります。
フルモデルチェンジのサイクルを4年から5年に設定し、中間に軽めのモデルチェンジを持ってきます。
車検の3年、5年、7年に合わせて新車購入させようという意図が見え見えです。
私たち消費者もそこに乗っかかってしまっています。
個人でも社会でも、車社会は無駄が多いということはわかっていても、交通網の充実している大都市圏以外では現実には車に依存せざるを得ません。
しかし、5GやAIやICTなどの進展により、MaaSが可能となる社会がやってこれば、一気に解決できます。
2 MaaSの夢の世界
MaaSとは、現時点においてはライドシェア(乗り合い)という狭い定義で使われています。
道路を走っている車を見ると、ほとんどの車が1人乗りです。
本来5人乗りの車に1人で乗っているわけです。
もし5人で乗れば、車は5台が1台でいいし、燃料代も1/5で済みます。
通行量も1/5となり、渋滞がなくなります。
まさに夢のような世界です。
車通勤の人も通勤代が1/5となります。
道路が空けば、莫大なコストをかけて地下鉄を作る必要もなくなります。
物流コストも空荷の量を減らせば、コストが削減され、経費が下がります。
人件費も抑えることができます。
鉄腕アトムやマイノリティリポートにあった自動運転車が目的地まで乗り合いで運んでくれる世界が、MaaSによって実現されるかもしれません。
3 現実には我が国は規制だらけ
しかし、我が国において白タク行為は、違反行為です。
乗用車に人を乗せて運賃をもらう業態は、道路運送法によりきびしく規制されています。
我が国においては、自家用車で有償運送する行為は、禁止されています。
違反した場合は、懲役1年以下または罰金150万円以下(併科あり)の法定刑が適用されます。
いわゆる刑事罰行為となるので、絶対に行ってはいけません。
会社は懲戒解雇となり、退職金も年金も召し上げられてしまいます。
世界中で進むライドシェアは、我が国においては規制緩和の方向性はまったくありません。
世界一の配車サービス業Uberの筆頭株主はソフトバンクです。
Uberは2019年前半に上場するとされており、株式総額は13兆円にもなると予想されています。
中国でもライドシェアは進んでいて、また日本はガラパゴスになると懸念が広がっています。
もっとも、タクシー業界の反発は世界中で大きく、また、事故があった時の対応や車という密室での犯罪防止など、課題はまだまだ山のようにあります。
ただしいえることは、MaaSは、AIや5Gの進展により確実に現実化に向かっているということです。
4 さらに進展するMaaSとは
狭義においてMaaSは、ライドシェアですが、その先にあるものは、すべての移動に際してサービスの提供が可能な社会です。
たとえば、急な出張が入るとします。
サラリーマンはそこから格闘が始まります。
NAVI TIMEやジョルダンや駅探などで、大まかな行程や経費はわかります。
できるだけ諸経費を抑えたいのは、サラリーマンの常です。
新幹線や航空券を準備し、地図を頭に叩き入れ、宿泊先を確保し出張へと向かいます。
今やネットで全部済みますが、ネットがない頃は本当に大変でした。
ところがMaaSは違います。
MaaSを利用すれば、自宅に配車され、最寄りの駅まで送ってもらい、新幹線や空港券も全部揃っていて、ただ乗るだけで目的地に到着できます。
運転も地図も案内もまったく不要です。
こんな夢のような世界が、MaaSによって可能となるかもしれません。
5 MaaSが実現可能となるためには行程という地図が重要
自動運転やドローンにもっとも大切なものは、もちろん可能とする技術です。
安全のためにはAIや5GやICTが絶対必要です。
しかし、いくら技術が確立したからといって野放図に走行すれば、事故を起こしてしまう可能性があります。
自動運転を支えるためにもっとも重要なものは、運転が確実にできる地図です。
MaaSもまた、確実な行程管理ができなければ絵に描いた餅となりかねません。
これを見据えて、駅探やジョルダンの株価はすでに蠢き始めています。
ジョルダン(3710JQS)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
駅探(3646マザーズ)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
6 まとめ
いかがでしたか?
MaaSとは、AIや5GやICTにより、ヒトの移動手段が自由となるサービスです。
移動手段を所有するというコストがなくなります。
また、運転というリスクがなくなります。
交通事故はなくなり、渋滞もなくなります。
安全に確実に目的地まで移動することが可能となります。
高齢者による運転暴走、急な健康障害による交通事故もなくなります。
忌まわしい煽り運転もなくなります。
こんな夢の世界がもうすぐやってくるかもしれません。
本当に楽しみでワクワクします。
これからのMaaSの進展を見守りたいものです。
なお、株式投資は自己責任においてご判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは