最終更新 2019.5.10
ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはすでにネット銀行やネット証券をお使いのことと思います。
ネット証券の圧倒的第1位は、ご存知SBI証券です。(2017年3月末)
証券総合口座数 426万口座
預り資産残高 12兆8千億円
なんと、12兆8千億円をネットという空間でやりとりしているわけです。
(2018年9月末448万口座突破です。)
管理人も、ネット証券2社、インターネット銀行3社と取引しています。
取引で何といっても怖いのは、ウイルスによるパスワード漏えいやハッキングです。
これが本当に怖いです。
ワンタイムパスワードだから安全なんて、単なる神話です。
リスクを考えたら、資産はネット環境に預入れはしない方がいいに決まっています。
利便性と手数料の安さとリスクを天秤にかけるしかありません。
資産が増えれば増えるほどリスクばかりが増えていくネット上での資産管理をどうしたらいいのか、管理人の経験から考えてみます。
本当に恐怖です。
- 1 管理人の毎日の儀式
- 2 証券取引今むかし
- 3 証券取引手数料比較
- 4 ネット証券取引の最大のメリットはリアルタイム取引
- 5 セキュリティーを守るには
- 6 パスワードとIDは門外不出
- 7 パスワードの使い回しは厳禁
- 8 まとめ
1 管理人の毎日の儀式
管理人には毎日絶対に行わなければならない儀式があります。
それは、ネット証券口座及びネット銀行口座が、何者かにハッキングされていないかどうか、口座を確認する儀式です。
数万円程度の残高であれば、最悪やむなしとあきらめもつきますが、証券口座となるとそうはいきません。
管理人は、現在25種類の少額株を持つ盆栽株主です。
いつの間にやら〇千万円の資産となっています。
もしもハッキングでもされたらと考えると、心臓がバクバクして動悸が止まらなくなります。
そこで、毎日深夜に口座にあることを確認する儀式を行う訳です。
開くときに思わず息が止まる瞬間です。
もし、ハッキングされ、口座残高が空っぽになっていれば、管理人に老後はありません。
先々の人生が真っ暗になります。
怖ろしすぎるのは、証券口座のIDとパスワード管理です。
管理人の利用している証券会社の口座は、3社ともネット上で口座番号とパスワードを入力するだけです。
セキュリティ甘いんじゃね?
一応はセキュリティボードでクリック入力できるので、データロガーによる痕跡は残さないことにはなっています。
また、パスワードは定期的に変えてくださいとはなっています。
しかし、わずかこれだけで、本当に人生を左右する資産のセキュリティーが守れるのでしょうか?
2 証券取引今むかし
管理人は、7年前までは、こうしたハッキングのリスクを考えるとネット証券は怖くて使えませんでした。
今は懐かしい電話による注文です。
買いたい株式があったら、証券会社に電話を入れます。
何の株を、何株、成り行きか指値で、期限を指定して電話で注文します。
電話1本で瞬時に数百万円の取引が成立します。
( ゚Д゚)
取引されたことのない人は、そんなバカなと思われるでしょうが、株式投資とはそんなアバウトな世界です。
株式投資を行っている人間は、どこか常識の世界とはかけ離れた世界に住んでいます。
管理人など投資のひよっこもいいところですが、それでも昨年は1か月でおベンツ様が買えるくらいの損失を喰らいました。
幸い2019年に入って、損失を取り戻すことができましたが、へらへらと普通に暮らしている自分が実はまともではないと思うときもあります。
約定(注文成立)となると、証券会社から電話が入ります。
4日以内に証券会社の口座に振り込んで取引終了です。
取引実績という信用で、4日間お金の前借りができる仕組みが電話注文です。
人件費や注文リスクがあるので、とても手数料が高いわけです。
3 証券取引手数料比較
ネット証券の証券取引手数料は、古くから取引を行ってきた者から見るとびっくりするほど安すぎます。
野村証券の場合を例に挙げます。
電話による現物取引手数料は、100万円から300万円の株式の場合、0.8640% + 3,327円です。(ほっとダイレクトで30%引)
A株を100万円で電話で買い付けしたとします。
手数料は、11,967円×0.7=8,377円かかります。
ところがネット証券の手数料です。
ネット証券最大手のSBI証券の場合、100万円までは税込みで525円です。
電話買い付けは、ネット買い付けと比べ、約16倍も手数料が高くなっています。
さらに、証券口座に残金が入っていない場合は、銀行振込手数料がかかります。
証券口座は今ではカードもあって便利にはなりましたが、ATMが少なく使いにくいので、自然株式買付けのときに証券口座に振り込むのが一般的です。
三菱UFJ銀行の場合、3万円以上の窓口振込手数料は、864円(税込)です。
(インターネットバンキングは324円)
売却するときも同額かかります。
これでは、どうみてもネット証券の利用者の方が増えていくはずです。
ただしセキュリティー上は、電話注文がもっとも安全であることは間違いありません。
4 ネット証券取引の最大のメリットはリアルタイム取引
株価は瞬時に変動しています。
電話による注文では、電話をかけている最中に株価が変動することはよくあることで、指値で注文し約定できなくなることはよくあります。
ところがネットによる証券取引は違います。
株価をリアルタイムで覗き込みながら、ここだというときに指値で約定できます。
これがとても気分がいいです。
底値で買えた時には、全能感満載となります。
インターネットの普及により、これまで銀行、証券会社、旅行代理店、みどりの窓口、航空代理店などでしかできなかったことが自宅でもできるようになったのは革命といっていいと思います。
今この瞬間にウォーレン・バフェット氏やジョージ・ソロス氏と同じ土俵で戦っていると思うとワクワクしてしまいます。
5 セキュリティーを守るには
命の次に大切なお金をネット空間に預けている身にとって、唯一自分のものだと主張できるものは、IDとパスワードそしてPDF取引明細書です。
ネット専業証券は、基本的に郵送での取引明細書は送っては来ません。
店舗型証券で、オンライントレードも行っている既存の証券会社は、取引明細書や四半期ごとの資産状況報告書を送ってきます。
いざというときにこれら書類が動かぬ証拠となるので、手数料は高いですが、店舗型証券の方がより安全です。
考えてみれば、仮想通貨交換所のコインチェックは、580億円ものネムコインをハッキングで盗まれました。
いくらセキュリティが甘いといわれても少なくとも個人レベルよりは数段の対策は行っていたはずです。
もし、何者かが悪意を持って、パスワード破りに来られたら個人では太刀打ちはできないと思います。
そこで、大切なことは、できるだけウイルスやハッキングされにくい端末で、アクセスすることです。
フリーWiFiやインターネットカフェなどでのアクセスは、絶対厳禁です。
また、スマホもセキュリティは甘いとされているので、アクセスしない方が無難です。
また、自宅でアクセスする際も、理想はネット銀行ネット証券アクセス専用端末にしてしまうことです。
アプリのダウンロードやEXEの解凍ソフトなど、どんなウイルスが混ざり込んでいるかわかりません。
できるだけリスクを抑えるためなら、ネット証券ネット銀行専用のPC投資など安いものです。
6 パスワードとIDは門外不出
パスワードとIDがハッキングされてしまえば、コインチェックと同じく根こそぎ盗まれてしまいます。
厳重な管理が必要です。
メモにして持ち歩くなど大変危険です。
どうしても持ち歩かざるを得ない場合は、クレジット会社が明細書を送って来る方法を応用するのがベターだと思います。
IDやパスワードの一部を本人しか知らない部分をアスタリスク(星印)にしてしまいます。
例:****8304**SAMe
などにすれば、破られる可能性は極めて少なくなると思います。
7 パスワードの使い回しは厳禁
それでもウイルスに感染したり、ハッキングを受ける可能性は0にはなりません。
ハッキングを受け、パスワードが同一であれば、被害は一気に拡大します。
だからといって、毎週のようにパスワードを変えるのも忘れてしまうという大きなリスクがあります。
管理人の会社のPCもセキュリティーのためパスワードを90日以内に強制的に変えなくてはなりません。
ほとんどの社員は、パソコンの裏や机の裏にパスワードを貼り付けています。
これではネット上のハッキングは防げても、悪意のある侵入など物理的なリスクは防げません。
そこでおススメなのは、ベース+規則性です。
例:panpanpapa****
このアスタリスクに規則性をつければ、忘れるというリスクは少なくなります。
たとえば、アスタリスクに星座名や十二支名を入れれば、1か月に一回パスワードを変えることができ忘れません。
panpanpapa+cancer/kani/7など好みの言葉を加えてやります。
例はかに座です。
英語でCANCERでも良し、ローマ字でkaniでも良し、星座月の7でも良し個人の好みです。
物忘れの激しい管理人もこの方法で会社のパスワード地獄を乗り切っています。
8 まとめ
いかがでしたか。
ネット銀行やネット証券は本当に便利です。
なおかつ、手数料は安く、金利は高く、リアルタイムで24時間出入金できるのであれば、店舗型の銀行や証券会社が衰退していくのもうなずけます。
ただし、ウイルス感染やハッキングなどには、ほぼ無防備です。
本当に狙われたなら、太刀打ちは困難です。
そのためには、できる限りのことはしておいた方がいいに決まっています。
1 リスク分散のため、ネット銀行やネット証券は複数取引する
2 操作する端末は、自宅で専用PCを用いる
3 パスワードは定期的に変える
4 フリーWiFiやインターネットカフェなどで不用意にログインしない
5 スマホでもできるだけログインしない。しても少額投資に留める。
6 口座は毎日確認し、何かあったら即通報する
7 パスワードやIDは忘れるというリスクに備える
8 ウイルス駆除ソフトはケチらない
せめて、このくらいの対策は講じる必要があると思います。
株価が気になるときは、ヤフーファイナンスで自分が取引する株を入力しておけば、ログインせずにリアルな動きを見ることができます。
こづかい程度の金額であれば、ハッキングもネットの闇の部分とあきらめもつきますが、資産が増えれば増えるほど、ネット銀行とネット証券の利用に恐怖を感じるはずです。
くれぐれも同じパソコンで、怪しげなサイトを訪問したり、.EXEのプログラムソフトを解凍したり、怪しげなメールを開かないようにしたいものです。
注意一秒、後悔一生です。
ブログに愛と真の情報を
それでは