最終更新 2021.5.29
当記事は、2019.7.8に公開した記事です。原文を尊重し、できる限り当時の状況で公開していますので、ご了解ください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人はミニマリストの方からは、蛇蝎のごとく嫌われるマキシマリストです。
必要最小限度のもので生活することは、モノにあふれた生活を見直し、改めることにつながります。
食品ロスを無くし、無駄なものを買って捨てなくても済みます。
ひいては地球温暖化やエネルギー浪費に歯止めをかけることにもつながり、その高邁な精神は、尊敬こそすれ、決して批判されるものではありません。
ただ、管理人は東日本大震災で被災し、危機管理の観点から備蓄することは、明日を生きることにつながることを実体験しているので、マキシマリストとして生き延びることを決めています。
備蓄のない生活は、ライフラインが止まれば真っ先に生命の危険にさらされます。
電気ガス水道が止まり、救援できない状況で、大寒波でもやってきたら、真っ先に生命の危険にさらされるのは、余分なものを持たないミニマリストの方々です。
ただし、共助や公助があるから大丈夫かもしれません。
もうひとつ批判覚悟で書くならば、ミニマリストの方々の食事についてです。
できるだけ手料理、できるだけシンプルにとはいっても、食事にこだわりはなく、焼き肉や刺身をふんだんに食されて、食生活を楽しんでいらっしゃるかと思います。
豊かな食生活は、身も心も健康にしてくれます。
ただ、残念ながら漁獲するには大量の重油を必要とし、漁港から市場そして食卓に運ぶまで大量のガソリンを消費します。
畜産は、大量の飼料を必要とします。
我が国の和牛の飼料は、ほぼ100%アメリカ産トウモロコシに頼っていて、トウモロコシの収量を増やすためには化成肥料と大量の農薬が使われます。
また、輸送船や運搬車両を動かすためには大量の重油を必要とします。
自宅の中ではシンプルライフを徹底しても、食卓に並ぶ刺身や肉には、地球環境や地球温暖化に大きな負荷をかけた上で並びます。
現代社会において、食材までミニマリズムを徹底することは難しいと思います。
それが変わるかもしれません。
ビーガン革命です!
今、欧米を中心にビーガン革命が席巻中です。
食事の上からは、ミニマリズムをはるかに超えるビーガン革命を紹介します。
1 ビーガンとは
みなさんは、ベジタリアンという言葉はご存知かと思います。
日本語で菜食主義者と訳されています。
肉や魚など動物性たんぱく質を摂取しない主義の人たちです。
人間の三大栄養素は、ご存知炭水化物とたんぱく質と脂肪です。
これらのひとつでも欠けたら、すぐに栄養不足となって、生命の維持に重大な影響を与えてしまいます。
管理人も長年疑問に思っていました。
ベジタリアンの栄養摂取は何からしているの?
わかりました。
ベジタリアンは、菜食主義者と訳されますが、ベースは肉を食べない主義の人たちです。
ここからさまざまな主義が派生します。
◆肉は食べないけれど魚は食べる主義の人。
◆肉魚は食べないけれど、卵や乳製品は食べる人
◆肉魚卵は食べないけれど、牛乳など乳製品は食べる人
◆一切の動物性食品を食べない人
◆フルーツ(果物)だけを食べる人
このうち一切の動物性食品を食べない主義の人をビーガンといいます。
タンパク質は、豆類などの植物性蛋白質から摂取できます。
脂肪もまた、植物性油脂(オリーブオイル、サラダ油など)から摂取できます。
人が生存するにあたって、一切の肉魚など動物性たんぱく質を口にしない人たちのことをビーガン(Vegan)といいます。
2 ビーガンが欧米を中心に席巻中
そんなバカな!
◆世界的にWASHOKUも通用するようになり、魚食が増えているんじゃないの?
◆我が国では人気メニューは常に焼肉、ハンバーグじゃないの?
◆アメリカは、マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキーなどファーストフード文化発祥の地じゃないの?
ところが、アメリカは、すでに人口の6%がビーガン(完全菜食主義者)だそうです!
米国では09年時点でビーガンが人口の1%だった。
しかし、13年では同2.5%、17年には同6%とここ数年間でビーガン人口が6倍に増え、都市部においてはかなり多くのレストランにベジタリアン・ビーガンメニューが導入されている。
イギリスでは17年現在のベジタリアン人口は全国民の約3%にすぎないが、首都ロンドンには80近くのビーガン専門レストランがあることから、菜食の浸透率の高さがうかがえる。
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3 ビヨンドミート革命!
ビーガンが爆発的に増えていることにビジネスチャンスを見出した企業が注目されています。
その名もビヨンドミートです。
その名のとおり肉の先(ビヨンドミート)にある植物性タンパク質から作った人工パテ肉を製造販売しています。
これがアメリカで大ヒット中です。
管理人は実際に見たことはないですが、アマゾンGOで扱っていたので、興味を覚えていました。
ビヨンド・ミートは、本物の肉ではなく、エンドウ豆から抽出した植物性タンパク質で作ったハンバーガー用のパティを開発。
昨年5月から、高級スーパーのホールフーズ・マーケットで販売を開始している。
既に、西海岸を中心に約360店舗で販売しており、今秋までには他の小売りチェーンも合わせて数千店舗に拡大する見込みというほかにも、ベジタリアン向けレストラン28店舗、最近ではエール大学の食堂でも食べられるようになった。
そして、2019年5月1日、ビヨンド・ミートは、アメリカナスダック市場に株式公開(IPO)します。
なんと一時572%も株価は上昇しました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
4 人工肉未来予想図
確実に増えているビーガン人口ですが、衝撃的な推定があります。
2040年には、ほとんどの食肉は、人工肉に取って代わるというのです。
現在、食肉産業は金額ベースでは世界で年間7500億ドル(約80兆円)の市場規模と推定されているが、2040年に人間が消費する肉のほとんどは、容器のなかで培養されるか、肉と同じ見た目と味の植物性製品にとって代わるであろうと英紙「ガーディアン」が指摘している。
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あと20年後は、試験管内で培養した肉か、植物性タンパク質を使った人工肉しか食べられなくなるというSFの世界がもうすぐやってくるそうです。
メディアでは、すでに第4次食革命とかビーガン革命といっています。
5 もしもビーガン革命がやってきたら
ビーガン革命は、人類の食を根本的に変えてしまいます。
牛、豚、鶏、馬、アヒル、綿羊、羊などを飼育する必要がなくなります。
膨大な飼料を生産する必要がなくなります。
畜産動物の排泄する糞尿や呼気は、地球温暖化に大きな影響を及ぼしていると指摘されていますが、排出源がなくなる可能性があります。
本物の焼き肉がなくなり、牛乳など乳製品も代替品に取って代わられる可能性すらあります。
現代は、それほど遺伝子工学が進み、人工的に作り出すことが可能となりつつあるそうです。
食糧難が解決し、地球温暖化やエネルギー資源の節減に大きく寄与することになるかもしれません。
放牧地がなくなり、植物の生い茂る世界が復活するかもしれません。
それが、20年後の世界かもしれません。
6 我が国は世界最先端のビーガン食の国
欧米では、これまでの食肉文化を見直す機運が高まり、ビーガン革命が浸透中です。
しかし、日本をはじめとした仏教徒の多い国々では、すでにビーガン食が普通に浸透しています。
納豆、豆腐、油揚げ、おから、漬物、紅花油・・・。
しかし、洋食にビーガンを取り入れる発想は、これから衝撃をもって受け止められていくことでしょう。
2040年には、現在の焼肉や乳製品が、植物性タンパク質などで作られた人工代替品に代わるなんて、想像もつきません。
しかし、IT革命、5G革命によりMaaS革命やSaaS革命さらにはICT革命やRPA革命が近づこうとしている中で、食の世界にもイノベーションがやってきても何ら不思議ではないかもしれません。
昔読んだ人工肉の世界に取って代わられるなんて、少し残念な気がします。
ただし、増え続ける人口爆発や地球温暖化さらにはエネルギー資源の有効活用を考えれば、最有力の選択肢かもしれません。
漁業も、畜産業も、酪農もなくなったら一体どういった世界がやってくるというのでしょうか?
ミニマリストのみなさんにとっては、理想の社会が訪れるかもしれません。
闇営業ならぬ闇焼肉や闇牛乳など出回る可能性もあるかもしれません。
20年後の世界をワクワク?して待ちましょう。
食糧危機や地球温暖化やエネルギー枯渇を防ぐ奇跡も魔法もあるんだよ。
ただし、食生活を楽しむことはなくなるのかもしれません。
ブログに愛と真の情報を
それでは