最終更新 2019.11.9 2018.9.24
※当記事は2017年現在について、記事にしています。最新事情は追って修正します。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるヒントを提供するサイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、最近「コンビニ依存症」という言葉が時折話題となります。
◆毎日、コンビニに通わないと落ち着かない。
◆1日に何回もコンビニに行ってしまう。
◆帰宅するまでにコンビニをはしごしてしまう。
みなさんは、いくつあてはまりますか?
コンビニは便利です。
24時間いつでも気軽に利用でき、私たちの暮らしを大きく変えました。
しかし、コンビニの商品は限りなく定価に近い価格です。
スーパーの1.5倍程度の価格で売っている商品もざらにあります。
同じ商品を購入するという視点から見ると、使えば使うほど損していきます。
先々月、会社で鼻水が止まらず、やむを得ずコンビニでティッシュボックスを購入しました。
1箱なんと135円でした。(´Д`)
ドラッグストアで購入すれば、5箱で298円(特売で198円)が一般的です。
1箱あたり約60円が、2倍以上の価格での販売です。
たかが、75円多く払っただけだろう。なんてケツの穴の小さいしみったれ野郎だと指摘されるのは承知の上です。
しかし、チリも積もれば山となるたとえどおり、1個1個の販売で、コンビニエンスストアは巨額の利益を得ています。
少しでも賢い消費者となるため、コンビニ依存症から脱出する方法について、考えてみます。
- 1 2017年期末決算大手コンビニ決算状況
- セブン&アイ、今期経常は6%増で7期連続最高益更新へ
- ローソン、今期経常は10%減益、5円増配へ
- ユニファミマ、今期税引き前は409億円へ
- 2 売上高経常利益率から見ると利益構造が見えてくる
- イオン、今期経常は1%増益へ
- 3 コンビニエンスストアの利益は、消費者の買い物の総計にある
- 4 コンビニエンスストアを肥やすも痩せさせるも消費者次第
- 5 コンビニは利用してやるという意識が大切
- 6 コンビニで購入する際はQuoカード+ポイントカードの利用は忘れない
1 2017年期末決算大手コンビニ決算状況
先ごろコンビニエンスストアの決算が発表されました。
引用は、株探(Kabtan)ニュースからです。
セブン&アイ、今期経常は6%増で7期連続最高益更新へ
セブン&アイ・ホールディングス <3382> が4月6日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比4.1%増の3644億円になり、18年2月期も前期比5.7%増の3850億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増益になる。
ローソン、今期経常は10%減益、5円増配へ
ローソン <2651> が4月12日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比4.9%増の730億円に伸びたが、18年2月期は前期比10.3%減の655億円に減る見通しとなった。
同時に、今期の年間配当は前期比5円増の255円に増配する方針とした。
ユニファミマ、今期税引き前は409億円へ
ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> が4月11日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期の連結税引き前利益は前の期比14.4%増の593億円に伸びたが、国際会計基準に移行する18年2月期は409億円の見通しとなった。
セブンイレブンの経常利益が3,644億円
ローソンの経常利益が730億円
ファミリーマートの経常利益が593億円です。
経常利益で、国内企業におけるランキング(東証一部上場)をみると、
セブンイレブンが第24位(ほぼ東京海上HDと同じ)です。
ローソンが第127位です。
ファミリーマートは第164位です。
東証一部上場企業が2,008社(2017年)ある中で、コンビニエンスストアは超優良企業といえます。
2 売上高経常利益率から見ると利益構造が見えてくる
売上高経常利益率とは、経常利益を売上高で割った数字で、企業の本来の収益力を判断する指標となります。
売上高経常利益率 = | 経常利益 | ×100 | |
売上 |
セブンイレブン 売上高5,835,689 経常利益 364,405
ローソン 売上高 631,288 73,014
ファミリーマート 売上高 894,994 59,336
売上高経常利益率
セブンイレブン 6.24%
ローソン 11.56%
ファミリーマート 6.63%
比較として、流通業の巨人であるイオンと比較してみます。
イオン、今期経常は1%増益へ
イオン <8267> が4月12日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比4.3%増の1873億円になり、18年2月期も前期比1.4%増の1900億円に伸びる見通しとなった。8期連続増収、3期連続増益になる。
イオン 売上高 8,210,145 経常利益187,351
売上高経常利益率は、2.28%となります。
コンビニエンスストアの高利益体質が浮き彫りとなります。
なお、ローソンはダントツの売上高経常利益率ですが、2018年期末は10%利益が減る見込みとなっているので、売上高経常利益率はもっと下がる見込みです。
3 コンビニエンスストアの利益は、消費者の買い物の総計にある
コンビニとスーパー(イオン)の売上高経常利益率で単純に比較するだけでも、実に3倍以上の売上高経常利益率があることが浮き彫りとなります。
経常利益は、営業利益+営業外利益からなっています。
イオンの場合GMS(総合スーパー)の営業利益はわずか2,481(百万円)で、金融(イオンファイナンシャルサービス)と不動産(イオンモール)とドラッグストア(ウエルシア)と保守管理(イオンディライト)で157,201(百万円)の営業利益を上げています。(第92期定時株主総会資料より)
小売り本業だけからすると、イオンの売上高経常利益率は、コンビニエンスストアの足元にも及ばないというのが、実態です。
4 コンビニエンスストアを肥やすも痩せさせるも消費者次第
以上長々と会計数字を見てもらい、申し訳ありません。
コンビニ依存症を治すには、事実を見てもらうのが一番と思い、数字を計上しました。
これら数字でいいたかったこと
コンビニはボッタクリ商売と同じということです。
先ほどティッシュボックスのことを引き合いにしましたが、そのほかアイスにしろカップヌードルにしろ、普段スーパーで買っている者にとっては手が出せないほど高いです。
この高いという感覚を持つことが、買い物リテラシーです。
しかし、そこは最新の心理学を徹底的に研究しているコンビニです。
入れば最後、お金を落とすような作りで、コンビニの思惑通り、購入してしまう道を辿ります。
特におにぎりやサンドウィッチは、スーパー並みの価格で売っています。また、プレミアムコーヒーと称した挽きたてのコーヒーは確かにうまいです。
しかし、これらはすべて撒き餌です。
それだけ買えばいいのですが、つい定価のペットボトルやヨーグルトなどを購入してしまい、抱き合わせ販売という罠にはまってしまいます。
無論コンビニは便利なんで、多少の価格は気にしないというのであればそれまでですが、その総計が巨額の経常利益となっているということは知っておいて損はないと思います。
5 コンビニは利用してやるという意識が大切
なんでもコンビニでと済まそうとすれば、スーパーで購入する場合と比較し、年間相当なお金を損してしまうこととなります。
たとえば、仕事でつい飲んでしまう缶コーヒーやペットボトルを例にとります。
コンビニでは缶コーヒーが130円、ペットボトルは140円ですが、スーパーで購入すればはいずれも98円程度で購入できます。
箱買いや特売ですともっと安く手に入る場合もあります。
毎日2本250日間購入したとして、74円×250日=18,500円も損してしまいます。
雑誌購入のついでに、コーヒーを買ったり、Amazon注文品を取り行く際に何か買ってしまったり、つい油断して買ってしまいますが、できるだけコンビニの誘惑には負けないようにしたいものです。
6 コンビニで購入する際はQuoカード+ポイントカードの利用は忘れない
それでも止む無くコンビニを利用する場合は、あろうかと思います。
その場合でも現金購入は、ご法度です。
ポイントが付与されるカードでnanacoにチャージし、nanacoでQuoカード購入し、PontaやTポイントを利用すれば、最大4%~4.5%割り引くことが可能です。
ちなみに我が家のゴールデンパターンを紹介します。
1 リクルートカードでnanacoにチャージ(1.2%ポイント付与)
2 nanacoで、1万円のQuoカード購入(1.8%プレミア付与)
3 ファミマでQuoカード+Tポイントカード使用(0.5~1.5%付与)
4 ローソンでQuoカード+ポンタカードordカード使用(1.0%付与)
計3.5%~4.5%引きとなります!
セブンでQuoカードを購入し、Quoカードでファミマかローソンを利用するのがポイントです。
賢い消費者となって、お金を貯めましょう。
コンビニを太らせる必要はありません。
このことに気づけば、コンビニ依存症から脱出できます。
オーナーを太らす必要はありません。
ブログに愛と真の情報を
それでは