ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2018年9月14日、日経平均株価は、ついに23,000円の壁を破って、マネー関係者は大喜びです。(^^ゞ
これで、23,000円天井を破り、30,000円に向けて、波動が始まったという専門家もいます。
株式投資の世界では、さまざまな経験則からまことしやかにいわれる格言(アノマリー)があります。
中でも有名なのは、節分天井彼岸底です。
株価は2月が一番高くなり、3月(9月)は一番下がる月だから、3月(9月)に仕込んで2月に売ると儲けられるというアノマリーです。
はたして、このアノマリーは正しいのでしょうか。
最近は、こうしたアノマリーに対し、さまざまなビッグデータを解析して、その信憑性を証明しようとする動きが急です。
もし、このアノマリーが科学的にも正しいのなら、誰でも大もうけできるはずです。
節分天井彼岸底アノマリーが正しいのかどうか、考えてみます。
なお、以前は彼岸底は春彼岸のことでしたが、最近は秋彼岸も含める説が有力ですので、当ブログでは秋彼岸を含めることとします。
1 節分天井彼岸底アノマリーの根拠
節分の2月は、上場企業の決算シーズンです。
わが国の上場企業のおおよそ7割が3月末を決算月にしています。
そのため、2月は決算発表ラッシュで、材料出尽くしとなりやすく、決算発表後は株価は下がる傾向があります。
同じ理由で、8月から9月上旬も中間期決算発表で、材料出尽くしとなり、株価は下落する傾向があります。
先月、我がぱんぱん投信の有力株も材料出尽くしで、決算発表後、ストップ安寸前を喰らい、わずか1日で軽自動車1台分が吹っ飛びました。
(ToT)/~~~
ダメージはとても大きかったです・・・。
しかし、自己責任です。(^^ゞ
(ぱんぱん投信とは、当サイトを運営している管理人が、保有する盆栽株25種類の株のポートフォリオの総称です。(^^ゞいつの日か公開したいとは思っていますが、ひふみ投信、さわかみ投信、鎌倉投信などに比べれば屁みたいなものです。なんとか死なずにプラスで運用しています。(^^ゞ)
決算発表は、良くても悪くても市場の思惑でいいように扱われることが多いです。
なお、9月に入ってから、ぱんぱん投信は好調に転換しています。
なんとか生きていますので、ご安心ください。
↓9月第3週は好調でした。4勝1敗で軽自動車分を取り返せました。スクショは9/14(金)のものです。
また、投信会社などが年度締めで、確定売りするため、3月の株価は下がりやすいともいわれています。
なお、2018年は、2月5日のアメリカ発ブラックマンデーがあり、見事に節分天井は当たりました。
まさか、下記記事を書いた次の日にブラックマンデーが起きるとは思いもしませんでした。
2 秋彼岸底の根拠
ここでいう彼岸底は、以前は3月下旬の彼岸を指していましたが、最近は3月と9月の彼岸を合わせて、彼岸底というようになっています。
新聞でも盛んに秋彼岸底をテーマにしています。
理由は、節分天井彼岸底と同じで、9月中間決算は8月から9月にかけて、発表されると、材料出尽くしで、株価は下がる傾向にあります。
さらに、9月第4週は秋分の日をはさみ、連休が続くので、売買が閑散となります。
2018年9月は、最終権利確定日が連休明けの9月25日(火)であることも影響を及ぼしそうです。
3 最近の節分天井彼岸底を検証してみる
それでは、本当に節分天井彼岸底アノマリーが当たっているのか、過去に振り返って検証してみます。
検証には、TOPIX(東証株価指数)を使ってみます。
TOPIXとは、東証株価指数のことをTokyo Stock Price Indexということからつけた名称です。
TOPIXは、東京証券取引所の市場第一部の全ての銘柄を対象としており、昭和43年(1968年)1月4日(終値)を基準日(指数100)として、時価総額を指数化したものです。
東京証券取引所の市場第一部に上場している全ての銘柄の時価総額が、指数でわかることから、市場全体の株価の動きを反映しています。
結果です。
直近5年間では、節分天井春彼岸底は、2勝3敗です。
節分天井秋彼岸底は、なんと1勝4敗です!
節分天井春彼岸底は、1990-2018年の28年間では13勝15敗の結果となっています。
全然当たりません!(ToT)/
アノマリーという経験則は、あくまでも過去のデータの基づくものであり、あまり当てにはならないことがお分かりかと思います。
最近の株価は、アベノミクスもあり、年末に近づくにしたがって、一段上げとなる傾向にあります。
アノマリーは、所詮気休めです。
4 株価に最大の影響を及ぼすもの
現在、世界中の株価に影響を及ぼしているのは、ご存知トランプ大統領です。
ロシア以外すべての国々に噛み付いています。
その結果、トルコは深刻なリラ安となり、政策金利を24%も上げました。
数々のトルコ戦士とミセスワタナベを地獄に追いやりました。
EUともカナダともオーストラリアともメキシコとも関税引き上げに踏み切っています。
中国には合計5,000億ドルの輸入品に関税をかけることにしています。
アメリカに利する政策として、ダウ平均株価やSP500は、史上最高値を記録していますが、他の国々では乱高下を繰り返しています。
(引用:ヤフーファイナンスHP)
我が日本は、アメリカとの同盟国ですが、予断を許しません。
日米自動車関税協議がどうなるかは、わかりません。
トランプ大統領は例外の国はないといっているところが、とてつもなく不気味です。
株価は、アノマリーよりも地政学的リスクと政治の要因の方が、よほど影響はあると管理人は考えています。
5 やがてAIが、株価を予測する時代が来るか
株価の動向を正確に読んで投資すれば、世界中の富を我が手にすることができます。
現在、株価に影響を及ぼす要因を分析して、ロボットに投資を任せようとする試みが始まっています。
ビッグデータを分析することにより、瞬時に現在の株価の売買を判断するロボットが誕生するかもしれません。
ただし、株価に影響を及ぼす因子は、現在わかっているだけでもA株とB株の関係だけでも1300万通り以上あるとされ、精度を高めるのは、今のところほぼ不可能です。
しかし、AI化は実現不可能とされたことをいとも簡単に実現してきています。
いつか投資ロボットが完成し、未来を予測することが可能となれば、そのときがロボットが神となるときです。
市場経済は壊滅してしまうかもしれません。
6 まとめ
いかがでしたか。
節分天井彼岸底アノマリーは、あくまでも過去のデータから未来を予測するものであり、全面的に信じるものではありません。
株価の動きを決めるのは、結局は人間の思惑です。
市場というゼロサムゲームのバトル会場の中で、参加する人間のさまざまな思惑の中で株価は上下します。
近未来と思っていたビッグデータの解析が、スーパーコンピューターを用いて、始まっており、ロボットによる精度を高めた株式売買が実現可能となる時代がいつかやってきます。
実際にはすでに独自のアルゴリズムを用いて売買している機関投資家も出現しています。
個人投資家が、株式市場で闘うには、なんともきびしい時代です。
しかし、投資信託を含めた株式投資を行わなければ、資産形成はほぼ不可能な時代です。
仮想通貨もサラリーマン大家も、見る影はありません。
くれぐれも株式投資は自己責任において判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは