最終更新 2021.5.27
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは漫画家藤子不二雄氏をご存知ですか?
ドラえもんを描いた国民的漫画家です。
実は藤子不二雄とは架空の人物で、藤本弘氏と安孫子素雄の共同ペンネームです。
1987年にコンビを解消するまで誰にも公表していなかったことに日本中に衝撃が走りました。
その後、藤本弘氏は、藤子・F・不二雄、安孫子素雄氏は、藤子不二雄Aと名乗り現在に至ります。
ドラえもんやパーマンなど少年漫画を描いた漫画家なので、大人になるにつれて読み足りないと思う人もいるかもしれません。
しかし、藤子・F・不二雄氏は、後年積極的に大人もうなるSF作品を次々と発表してきたことはあまり知られていません。
そこには、ドラえもんではうかがい知ることのできない人間の心の闇をSFチックに描いています。
至高の名作カンビュセスの籤(くじ)に「3万3千平米」という佳品が収録されています。
この作品は管理人の投資観に大きな影響を受けました。
「3万3千平米」を通じて、株式投資について考えてみます。
作品の内容にも触れるので、読んだことがない人は、閲覧に注意にしていただくようお願いします。
1 カンビュセスの籤とは
藤子・F・不二雄氏が精力的に発表したSF短編集は、中央公論社から愛蔵版として1987年に三部作として発表されました。
第1巻の表題がカンビュセスの籤となっていて、その中に「3万3千平米」が収録されています。
900ページ前後の圧倒的なボリュームとその練りに練られたストーリーに虜となり、管理人はこれまで何度も繰り返して読んできました。
先日、倉庫と化してしまった我が書斎を片付けた際に再発見し、久しぶりに読んでみました。
やはり、すごいの一言です。(´▽`)
現在絶版ですが、SF短編集として、再度編纂発行されているので、読むことが可能です。
一読をおススメします。
2 「3万3千平米」とは
初出は、古く1975年です。
40年以上も前の漫画で、なんとビッグコミック(小学館)に掲載されています。
「3万3千平米」のあらすじです。
ウィキペディアからの引用です。
広い土地、広いマイホームが欲しい主人公の寺主。しかしわずかな貯金とわずかな退職金の前借りで手に入るのは24坪の土地が限界だった。それでも格安だったのだが、夢の実現がたった24坪ではと未だに決めかねている。
ところがある日、寺主の家に奇妙な格好をした男が現れ、寺主の持っている3万3千平米の土地を売ってほしいといわれる。
(引用:ウィキペディア)
しがないサラリーマンの寺主は、退職前に退職金を前借りして夢のマイホームを手に入れようかどうか迷っています。
夢といってはあまりに小さい24坪の土地です。
そこに退職金までぶち込んでいいのか思案に明け暮れます。
そんなとき所有する「3万3千平米」の土地を売ってくれと用地課と名乗る男が、ある日突然やってきたことから騒動となります。
ここからネタバレ含みますので、ご注意ください。
反転すると読みやすくなります。
主人公の寺主は、「3万3千平米」の土地を買っていないにもかかわらず、あの手この手で売ってくれと迫ってきます。
それでも身に覚えのない話なので売れないと押し問答を繰り返します。
ついに土地が欲しい男の正体は、火星人であることが判明します。
強制的に土地収用すると宣言し、数億円もの宝石を置いて、去って行きました。
寺主は、広い土地に豪邸を建て夢を実現することができました。
「3万3千平米」の土地は、実は火星の土地でした。
10年以上前にはやった出まかせの火星の土地分譲募集に寺男がノリで火星の土地を買っていたことが、火星では法的所有者として登記されていた訳です。
まだ、投資の意味を知らなかったぱんぱん青年は、いたくこの漫画のことが心に残りました。
投資は、先行投資しておけば、莫大な利益を生むかもしれないことを学びました。
3 青年には大志はあるが金はない
しかし、当時のぱんぱん青年にはお金がありませんでした。
何しろ毎日が青春で、給料を湯水のようにお金を使っていたからです。
結婚までに30万円しか蓄財はありませんでした。
また、当時の株式の取引単位は、原則1,000株単位であったため、100万単位でお金がなければ買えませんでした。
母親から出世払いで300万円を借り、なんとか3種類の株式を購入し、我が株式投資人生が始まりました。
なお、結婚を機に全部言い値で売却し、完済しました。
(^^;
あのときは判断に悩んで選択しなかった株ばかり上がって悔しい思いでいっぱいです。
お金さえあれば!
(´▽`)
判断に悩んで買えなかった大正製薬、リンナイ、シマノ・・・みんなテンバーガーとなってしまいました・・・・。
嗚呼!あの時まじめに生きてお金を貯めて株式を買ってさえいれば!!!
しかし、反対に建設土木株、流通株、電気株は、バブル崩壊で地獄のような株価となっていきました。
1/20、1/100となった銘柄はざらにありました。
最悪会社清算で、紙切れとなった銘柄もありました。
管理人の持っていた建設株も会社清算となり、端株250株は紙切れとなってしまいました。
( ゚Д゚)
そういった意味では、結果オーライだったかもしれません。
4 投資は種を蒔いておくことが大事
「3万3千平米」で学んだことは、投資は種を蒔いておくことが大事だということです。
株式投資は、購入しなければ何も始まりません。
それは、世界一の株式投資家ウォーレン・バフェット氏もいっている言葉です。
「たられば」や「でもしか」でいつも傍観者では、いつまで経っても資産形成はできません。
人生は一度きりです。
資産形成がすべてか!この野郎!
という意見も重々承知はしています。
ですが、資産はないよりあった方がいいと思います。
◆おいしいものが食べたい。
◆格好いい車に乗りたい。
◆広い家に住みたい。
◆ファーストクラスで海外旅行に行きたい。
資産さえあればそれも叶わない夢ではありません。
管理人にはそこまでギラギラとした欲望はありませんが、家族のために多少の資産は残してやりたいとは考えています。
5 まとめ
いかがでしたか?
「3万3千平米」という作品は、今から40年以上も前に発表されたとても古い作品です。
しかし、今読んでも全く古さを感じさせません。
投資というものは、種を蒔いておけば収穫することができるかもしれない人生の転ばぬ先の杖であることを示唆してくれました。
青年の頃、出会えて本当に良かったと感謝しています。
ここから管理人の株バカ人生が始まったような気がします。
みなさんも人生の転ばぬ先の杖に投資の中でも、もっともローリスクハイリターンな株式投資をご検討されてはいかがでしょうか?
株式投資はくれぐれも自己責任により判断されますようお願いします。
ブログと藤子・F・不二雄作品に愛と真の情報を
それでは
6 附記
藤子不二雄短編集3部作が、アマゾンでプレミアムがついていました。
4,444円~11,980円です!(´▽`)
藤子・F・不二雄 SF全短編 全3巻 中公愛蔵版 【コミックセット】
売ることは決してない家宝ですが、30年以上も前の漫画本が、購入価格よりも高くなっていると感激です。
そう易々と捨てられません!
やはり管理人はミニマリストからは蛇蝎のように嫌われるマキシマリストです。