ようこそ(^^ゞ
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはファーストフードを利用されていますか?
ファーストフードはその名のとおり注文すれば数分以内に提供してもらえ、しかも安く、現代人にはぴったりの外食です。
じゃあ味は?というと人にもよりますが、管理人には十分すぎる味だと思います。
ファーストフードの名前のとおり、ファーストフードはアメリカの食文化です。
しかし、我が国発祥の世界に誇るファーストフードがあります。
吉野家の牛丼ビーフボウルです。
管理人は学生時代から吉野家をこよなく愛しています。
その吉野家ですが、一度倒産したり、BSEの影響で牛丼を提供できないなど苦労は絶えません。
しかし、創業以来92年間、しっかりと日本の食文化として根付いていると思います。
ところがこの数年変調が続いています。
ライバルの松屋やすき家やなか卯に攻勢にさらされたり、さまざまな要因で、経営状況が思わしくありません。
がんばれ!吉野家!
吉野家に愛を込めて、ブログで応援します。
なお、管理人は吉野家と利害関係はありません。(^^;
また、吉野家の株式も1株も保有していません。
安心してお読みください。
1 管理人と吉野家ヒストリー
管理人が学生の頃にマクドナルドやケンタッキーフライドチキンそしてコンビニエンスストアが、全国に普及し始めました。
アメリカ文化のこれらファーストフードは、若い女性客の利用が多く、野郎同士では入店がとても恥ずかしくて入る勇気がありませんでした。
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クラスの野郎どもも同じで、いつか行こうと関心は高く、何か月かかかってついに男3人で入店しました。
ドキドキしながら入店したはいいものを、注文の方法が誰もわからず、とても恥ずかしい思いをしたのは、今でもトラウマです。
今でいうサブウェイの注文方法で戸惑うことと同じかもしれません。
管理人がその頃に出会ったファーストフードが吉野家です。
並みと卵というだけで、あっという間に注文品が届き、学生の飢えたお腹を満たしてくれました。
コンパの深夜明けや徹マンの後の早朝に食べる吉野家の牛丼は、この世の絶品でした。
そんな学生生活と中島みゆきの歴史に残る傑作アルバム、「親愛なるものへ」が被りました。
夜明け前の吉野家では♪
化粧のはげかけたシティガールと・・・♬(以下著作権法)
4年間、3日に1度は必ず食べていました。
管理人の命を紡いでくれました。
あれからウン十年が経ちました。
当時370円だった牛丼並みが、今でも380円です。
価格がほとんど変わらないこと自体が奇跡です。
その吉野家の業績が思わしくないのは、とても心配です。
2 2018年決算報告
吉野家HD(9861東証一部)のチャートを見てもらえれば気づかれると思います。
2018年4月と7月に窓を開けるように大きく下落しています。
また、2018年1月も2017年10月も下落しています。
四半期の発表毎に下落を繰り返していることがわかります。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2018年4月12日
2018年7月9日
肉・米を中心とした食材価格の上昇、教育コストやパート時給上昇など人件費の増加が響いている。
業務用米の値上がり、アメリカ産牛肉の値上がりに加え、従業員確保のための時給アップなどのきびしい環境の中、定価は据え置きでは、営業赤字になるのは当然です。
対策は値上げ、多角経営、効率化が考えられますが、値上げすれば売れ行きが下がるのは目に見えるため、上げるに上げられない苦しい状況が見えてきます。
3 2019年2月期決算修正報告
株主であれば、泣きっ面に蜂のようなとどめの業績下方修正です。
19年2月期の連結業績予想について、売上高を2110億円から2050億円(前期比3.3%増)へ、営業利益を41億円から11億円(同72.6%減)へ、最終損益を17億円の黒字から11億円の赤字(前期14億9100万円の黒字)へ下方修正し、6期ぶりの最終赤字に転落する見通しであることが嫌気されている。
当第2四半期連結累計期間においては、食材原価の上昇を見据え、増収による粗利高の確保によって増益となる計画でしたが、売上高において、吉野家ではさまざまな施策による既存店売上高上昇を見込んでいたものの計画には届かなかったこと、加えてアークミールが業績不振となったことと、一方で人件費において、想定以上に採用コストが増加となる等、経費が上昇した結果、連結営業利益は55百万円と当初予想を21億44百万円下回る見込みとなりました。連結経常利益は3億32百万円となり、また、退店等による特別損失が計画を上回った事で連結純損失は8億50百万円と、当初予想を下回る見込みとなりました。
通期業績予想については、第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、食材原価・人件費をはじめとするコスト上昇傾向の継続性を勘案する一方、事業価値を再構築すべくグループ主要各社の下期施策および店舗数計画等の見直しを行った結果、連結売上高2,050億円、連結営業利益11億円、連結経常利益17億円、連結純損失11億円に、通期業績予想を修正いたします。
(引用:吉野家開示情報「業績予想の修正に関するお知らせ」 30.9.27)
4 ライバル店の株価
それでは牛丼ライバル店の株価を見てみます。
(株)ゼンショーホールディングス(7550東証一部)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
(株)松屋フーズ(9887東証一部)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
ゼンショーも松屋も全体的には右肩上がりのチャートです。
ゼンショーは以前ものすごく株主優待が良かったので、買おうと思っていましたが数年前改悪となり止めたらこれです。
( ゚Д゚)
どこまでもついていないヘタレ株バカが管理人です。
ちなみに配当は、吉野家が20円、ゼンショーが18円、松屋が24円です。
がんばれ吉野家!
5 吉野家の迷走
もちろん吉野家とて企業です。
企業の存在目的は、利潤を追求し会社を大きくすることです。
いろいろとなんとか来客を増やそうと努力しています。
系列の垣根を超えた割引券の発行を開始しました。
三社合同定期券を販売開始しています。
販売期間 8月 27 日(月)10 時より
使用期間 9月 10 日(月)~10 月 21 日(日)
吉野家特典 丼・定食・皿・カレー1 食ごとに 80 円引き
はなまる特典 うどん1杯ごとに天ぷら1品無料
ガスト特典 1会計につき 100 円引き
販売価格 300 円(税込)
はなまるうどんの高い天ぷら(150円)を狙えば、2回で元が取れます。
また、吉野家であれば4回利用すれば元が取れます。
期間は41日間なので、週に1回の利用ペースであれば、7回は利用でき、7回×80円-300円=260円はお得です。
しかし、こういった実質割引手法は、一時的な売り上げ増につながりますが、一種の劇薬です。
次を期待しての利用控えや、通常での損した感が払しょくできないと効果はマイナスに陥りやすいものです。
かなり危険な賭けに出たのかもしれません。
6 細る外食産業の売上高
外食産業は、人員の確保に苦しんでおり、時給を上げざるを得ません。
一方では、業務用米を始め、肉、魚、野菜、調味料に至るまで何もかも値上がりしています。
配送料も、ガソリン値上げや運送業界の処遇改善のため価格転嫁が始まっていてどんどん値上がりしています。
もはや提供食品に転嫁するしかありませんが、転嫁することにより売り上げが減ってしまうという負のスパイラルに陥っています。
一般社団法人日本惣菜協会による惣菜の2017年の市場規模は、前年対比102.2%の10兆555億円となり10兆円の大台を突破したそうです。
約40年前の市場規模は、約9,000億円だったそうで、中食が10倍以上の成長となっているそうです。
一方、外食市場は25兆6561億円(前年比0.8%増)と成長が止まりつつあります。
すかいらーく、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキンに至るまで売り上げ低迷に苦しんでいます。
そういえば、管理人は20年以上モスバーガーもケンタッキーフライドチキンを利用していません。
サブウエイも利用したのは5年以上前、ミスタードーナッツも3年は買ったことがありません。
せいぜい吉野家の卵なし、みそ汁なしの並み(380円)か、はなまるうどんもかけ(小)(130円)をWAONで支払うくらいです。
外食産業の未来は、中食というライバルの存在、財布の紐を締める利用者の存在さらに原材料高騰、光熱水費値上げ、人件費高騰などますますきびしさが募っていくと思います。
7 消費者は勝手気ままな存在
管理人は基本的に外食はやむを得ない場合に利用するように努めています。
そうでなければお金は貯まりません。
しかし、そのやむを得ない場合には外食の存在を求めます。
本当に身勝手だと思います。
だからといって寄附をするつもりもありません。
必要な時に存在を求める立場にあるものが、サービス業のつらさです。
閉鎖を決める頃になって、ノスタルジーで存在を訴える利用者を企業側はどうみているのでしょうか?
おい、あんたら、勝手すぎないか!
三越伊勢丹ホールディングスは二十六日、伊勢丹相模原店(相模原市)と伊勢丹府中店(東京都府中市)を二〇一九年九月末に、新潟三越(新潟市)を二〇年三月に閉鎖すると発表した。総合スーパーや郊外型ショッピングセンターに客を奪われて恒常的な赤字から抜け出せなかった。
8 まとめ
いかがでしたか。
吉野家の2019年2月期決算見込み修正には、本当に驚きました。
四半期ごとに業績が悪化しているのは見るに忍びません。
管理人は月に一度は、変わらず吉野家を利用しますが、昼食の混雑時には以前は長蛇の列でしたが、今は並ぶことはめったにありません。
移ろい行く消費者の動向に企業は、時代に合わせながら生きていかなければならない宿命にあるとつくづく感じます。
吉野家築地1号店も、2018年10月6日に92年の歴史の幕を閉じます。
管理人も、何度も足を運びました。
我が国発祥の世界に誇るファーストフードが吉野家の牛丼です。
なんとかがんばって、活気を取り戻してもらいたいものです。
個人的には牛丼並500円でもいいです!
また、メニューを増やすことは、従業員に過酷な仕事を担わせることになります。
昔のようにメニューは、並と大盛りだけでいいです。
つゆだくやねぎだく、ねぎ抜きなど面倒な自己メニューもなくていいです。
なんとかしようと思ったのにな♬
愛を込めて、「狼になりたい」を捧げます。
がんばってください。
株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは