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なぜだ?天下のヨシムラフードHDの株価が超絶下落中

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ようこそ(^^)/

お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、みなさんはシウマイが好きですか?

シウマイは、ギョウザや小籠包人気に隠れて今ひとつ目立ちませんが、管理人はこよなく愛しています。

特に東京駅で売り上げNo.1を誇る崎陽軒のシウマイ弁当は大好きです。

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(出典:崎陽軒HP)

 

先月は、横浜出張ついでに、崎陽軒本社(横浜駅前にあります。)にまで出向き、記念写真まで取ってきたおバカです。 

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でも、崎陽軒のシウマイちょっぴり高いです。

そこで、普段は、パッケージも相当に似ている楽陽食品のシウマイ購入しています。

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(出典:楽陽食品HP)

楽陽食品は、崎陽軒と同じく横浜市に本社があります。

資本金が3800万円ととても小さな会社ですが、全国5カ所(北海道、新潟、秩父、藤枝、姫路)に工場があり、がんばっています。

中小企業の悲哀なのでしょうが、1パック78円や88円で、いつも目玉商品で売られている姿を見ると、涙が出ます。

崎陽軒のシウマイが730円なのに、なぜ楽陽食品は78円なの?

懐にはとてもやさしい楽陽食品のシウマイですが、シウマイをこよなく愛する男としては、300円でも買います!

 

この楽陽食品は、さまざまな社会の荒波に揉まれて、創業以来52年の歴史を誇ります。

しかし、その歴史はとてつもなくきびしいです。

平成元年 親会社 ホーネンコーポレーション(Jオイルミルズ)

平成17年 親会社 篠崎屋

平成21年 親会社 ヨシムラフード

3回も親会社が変わっています。

現在の親会社ヨシムラフードは、中小の食品製造をM&Aで買収し、流通販路を一体化し、経費を抑えつつ販路を拡大するという食品再生工場として、名を馳せている企業です。

これまでしっかりとした基盤を持たなかったがために経営状態が思わしくない企業をM&Aで再生するという夢のような企業です。

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しかし、最近ヨシムラフードの株価が不調です。

がんばれ!ヨシムラフード!

がんばれ!楽陽食品!

シウマイ文化をこれからも広めてくれ!

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1 楽陽食品のシウマイ

楽陽食品のシウマイは、どんどん種類が増えています。

定番のチルドシウマイに、エビ入り、カニ入り、黒胡椒入、黒豚が仲間入りです。

しっかりと紙パックに収められ、1箱に12個入っています。

いずれも98円以下です!

おいおい!零細企業をいじめるな!

これでやっていけるのかああああ !

シウマイよ!永遠に!

(横浜では、焼売のことをシウマイといいます。(親戚談))

2 中小食品製造業の煉獄の日々

楽陽食品のすばらしいシウマイが78円で叩き売りされている姿を見ると、管理人は胸がかきむしられます。

(;´Д`)

消費者にとっては安いことは、決していいことばかりではありません。

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現在の食品業界は、流通業界が独り勝ちし、製造者側に極端な価格転嫁を行ってしまっています。

管理人の良く行く某激安スーパーのデイリー食品の値段です。

絹豆腐   29円

もやし   19円

納豆    44円

油揚げ   77円

カイワレ  19円

ゆでうどん 19円

ゆでそば  25円

安いのは素直にうれしいです。

しかし、光熱水費、減価償却費、人件費、運搬費を考えたら、儲けはないに等しいはずです。

このままでは製造する会社はなくなってしまいます。

(´Д`)

おそらく、2019年10月、消費税が上がっても、流通業界は中小食品会社に価格転嫁させずに価格据え置きとすることでしょう。

全国で倒産が相次ぎ、毎日食べる納豆も豆腐ももやしもうどんも食べられなくなる日が来るかもしれません。

極端な安売りは、やがて消費者に戻って来ます。

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3 中小食品企業の救世主ヨシムラフードHD

ヨシムラフードHDはとても若い企業です。

読者のみなさんはほとんどご存知ないのではないでしょうか?

創立は、平成20年です。

しかし、東証一部上場企業(2884)です。

ヨシムラフードHDは、後継者難や事業再生が必要な中小食品会社の株式や事業を譲り受け、食品の製造および販売を行う中小企業の支援、活性化を目的としたグループです。

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中小食品会社は、すばらしい商品を持っていても、営業力や販路や経営管理能力が弱いため、きびしい経営を余儀なくされています。

そこで、ヨシムラフードが営業力や販路や経営管理のノウハウを提供して、全国に売り込めば中小食品企業が再生でき、活性化できるというビジネスモデルです。

中小食品企業が悩んでいた行き詰まりを一挙に解決できる手法です。

これに市場が応えないわけがありません。

2017年3月に、マザーズから東証一部に市場変更し、資金調達が容易となり、M&Aを加速化させました。

さらに2018年1月31日に株式1株を5株に分割すると発表すると、株価は連日のストップ高となりました。

2017年3月1日 2,938円

2018年1月29日 10,390円まで、3倍以上に跳ね上がりました。

あまりの勢いに悔しさいっぱいでしたが、株価が高すぎて手が出ませんでした。

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 (出典:ヤフーファイナンスHP)

しかし、株価というものは怖ろしいものです。

2018年1月29日 分割調整後株価は、2,169円となります。

その直後、2月6日にブラックマンデーが襲いかかります。

また、シンガポールの企業をM&Aしましたが、思うようにはなっていないようです。

そして、2018年10月15日に決算発表を迎えます。

なんと30.7%もの減益です。

19年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比48.3%減の2億0100万円に落ち込み、従来予想の2億7600万円を下回って着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の5億8000万円→3億8400万円(前期は5億5400万円)に33.8%下方修正し、一転して30.7%減益見通しとなった。

kabutan.jp

中小食品企業の再生は、そう簡単には進まないことが、決算報告で明らかとなりました。

楽陽食品の原料高騰による値上げにより、売り上げが下がったのが大きな要因と分析しています。

さらに後述するまるかわ食品のM&Aの費用負担も発生しました。

この結果を反映し、10月16日は一時前日比-150円のストップ安です。

( ゚Д゚)

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 (出典:ヤフーファイナンスHP)

分割直後2,169円だった株価は、10月16日現在732円です。

下落率は、なんと‐66.29%です!

2017年3月にヨシムラフードHDを持っていた人は、2018年1月にあれよあれよと3倍になりましたが、2018.10.16にほとんど戻ってしまったということになります。

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まさに胡蝶の夢だったのかもしれません。

4 まとめ

いかがでしたか。

ヨシムラフードHDの株価の変動は、まるで映画を見ているようにドラマチックです。

保有している人は地獄に違いありません。

だれしも、食品中小企業の支援再生に乗り出すビジネスモデルには、期待感でいっぱいだったと思います。

そのヨシムラが5倍に分割したならば、まだまだ上がると読むのが普通です。

実は管理人もヨシムラフードの経営理念にはいたく感動し、この2,3ヶ月の間、何度も 買おうとしました。

しかし、800円をなかなか切ってくれず、買えずじまいでした。

80万円はジュニアNISAの上限なので、手数料なしで買うことができるからです。

そうこうしているうちにまた上がり始め、悔しさをかみ殺していたところに、突然のストップ安です。

こうなってしまうと買っていいのかどうかまた悩んでしまいます。

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しかし、ヨシムラフードHDのビジネスモデルに将来性があることはまず間違いのないところです。

食品業界は、事業所数や雇用者数などの面で日本最大の業種ですが、その大半が中小企業で後継者不足に悩んでいます。

10年後には、食品中小企業の半分の経営者が引退期を迎えますが、2/3は後継者不足とされています。

大きな雇用不安や食文化の消滅の危機にあり、国としても中小企業の再生支援は喫緊の課題です。

ヨシムラフードは年に200件以上の相談を受けており、年間10件を目途にM&Aを進めていく方針です。

 

期待できるのは、知る人ぞ知る浜松餃子人気第2位のまるかわ食品が、M&Aによりヨシムラフードの仲間入りをすることです。

まるかわ食品は後継者不足で、廃業告知したところ、止めないで!と全国からの声が殺到して、ヨシムラフードHDがM&Aを行うことにしたものです。

ヨシムラフードHDの捲土重来は十分にあり得ると思います。

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(出典:磐田市HP)

ヨシムラフードに見るように株価の変動は激しすぎるものがあります。

わずか1年半の間に、3倍になって1/3です。

( ゚Д゚)

株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。

ブログと食品中小企業に愛と真の情報を

それでは