最終更新 2019.5.9
※当ブログは、2019.4.4に記事にしたものです。原文を尊重し、株価の変動は当時のままにしていますので、ご了承願います。
<(_ _)>
ようこそ(^-^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2019年5月1日より、元号が令和となります。
元号を変えるということは、時間の定義を変えるということです。
世界でも唯一といっていい西暦と和暦(元号)を二重に持っていながら、日常生活に溶け込んでいるのが我が国です。
しかし、生産活動を視点とすると、元号を変えることはさまざまなところに影響を与えます。
ビジネスチャンスの到来です!
ビジネスチャンスとなれば、そのビジネスで利益が確保できる企業の株価は上がります。
当面、第一陣として、印刷企業、帳票システム企業、広告業、ディスプレー業、輪転機業さらには貨幣処理業関連株価が脚光を浴びました。
まるで、風が吹けば桶屋が儲かる世界そのものです。
しかし、まだまだフィーバーは続くでしょう。
次は何が脚光を浴びるのか、すでに浴びたのか考えてみます。
意外と株式投資は単純なんだと思います。
しかし、それを実行できる人は一握りの人だけです。
くれぐれも株式投資は自己責任において、ご判断されますようお願いします。
1 風が吹けば桶屋が儲かるとは
みなさんは「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざというよりまことしやかに伝わる言い伝えをご存知ですか?
この意味は、何か起きると、巡り巡って思いもかけない意外なところに影響を与えてしまうことになる事象の例えです。
また、戒めとして、当てにならない期待をしない方が良いという意味に転じます。
風が吹くと砂が飛び散る
その砂が眼に入ると盲人が増える
盲人の職業の三味線の需要が高まる
三味線の皮となる猫が減る
天敵の猫が減ればねずみが増える
ねずみが樽をかじり、被害が増える
樽の需要が増え、桶屋が儲かる
江戸時代?あたりから、こんな荒唐無稽な話が現代まで言い伝えられ、ことわざとして残っているところに、一概に否定はできないアノマリーを感じます。
人間は未来に対して、予想することができる唯一の生物です。
だからこそ、不安となり何かを信じたくなるのかもしれません。
似たようなアノマリーは、我が国に限ったわけではなく、株式投資の先進国アメリカにもあります。
◆アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる
◆北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる
これらをバタフライ効果と呼んでいます。
2 株式投資は、風が吹けば桶屋が儲かる方式で先行投資が基本
株式投資は、AIによるシステム売買が跋扈していますが、思惑買いは株式投資の基本中の基本であり、普遍ともいえます。
麦わら帽子は冬に買え
のことわざも、風が吹けば桶屋が儲かると類似した意味合いです。
今回の元号関連相場もまさに似たようなものです。
◆印刷関連
◆帳票関連
◆システム関連
◆イベント広告関連
◆ディスプレイ関連
はどなたでも、風が吹けば桶屋が儲かる式で考えればわかると思います。
実際に株価は元号発表が近づくにつれて急激に上がり、発表後に急落しています。
東京機械製作所(6335東証一部)
まさか、機械関連株にまで波及するとは想像もできませんでした。
東京機械製作所は、最古の新聞輪転機メーカーです。
元号が変われば、すぐに影響を被るのは、リアルタイムに近い情報を提供する新聞社です。
元号改元を機に、新聞輪転機の設備投資を行うかも?という思惑かもしれません。
3月末に410円台だった株価は、3月28日には548円にまで高騰します。
133.67%の上昇です。
セリングクライマックス時に仕込んでおけば、361円でした。
まあ、そんな予言者など要るはずはないと思います。
元号発表後は、100円以上の急落です。
まさに知ったらしまいです。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
3 まさか文教堂にまで改元関連株に?
645年の大化から、平成まで元号は中国故事から引用して採用してきたそうです。
それが令和については、史上初めて万葉集から採用したと発表がありました。
とても意外な組み合わせに市場が反応しました。
文教堂HD(9978東証JQ)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
4月1日に令和を発表し、由来が万葉集とわかるや、万葉集を販売する書店に殺到し業績があがるという思惑です。
4月1日に237円から307円に29.53%も爆騰しました。
もっとも一過性であり、現在は241円と急落しています。
4 次に来るもの?
新天皇即位の例は、2019年5月1日です。
4月27日から10連休の中でのお祝いです。
◆世紀の即位の礼を美しく見たいと8K、4Kテレビの売上げが急増するかもしれません。
◆そのときの服装を仕立てた服飾メーカーが脚光を浴びるかもしれません。
◆夜な夜な祝われる晩餐会などのディナーに関わる料理長を有するホテルやレストランが脚光を浴びるかもしれません。
◆一目パレードを見ようと全世界から集まり、旅行代理店や高級ホテルが脚光を浴びるかもしれません。
◆何ごとがあってはいけないと警備関係業に脚光が浴びるかもしれません。
◆何ごとがあってはいけないと道路舗装や街路樹剪定関係業に脚光が浴びるかもしれません。
一体何に脚光が浴びるか想像もつきません。
今後もロイヤルファミリーの動向は、株式市場の一大テーマとして物色されていくものと思われます。
5 まとめ
いかがでしたか?
新元号改元が株式市場に大きな影響を及ぼすことがおわかりになられたでしょうか?
今回の新元号改元と新天皇即位については、現天皇が2016年8月に退位を表明されてからスタートしました。
そういった意味では2年と9か月間の余裕があり、株価も相当織り込んだものと思われます。
平成改元の際は、戦後初めてのことであり、また突然のことであったため、思惑が思惑を呼び株価はすさまじい事態となりました。
何せ光陽社の株価が43,000円にまで跳ね上がるというあまりにもバブルだったからです。
そういった意味では、今回の令和改元については、ヒートアップまでには行っていないのではないかとお思います。
改元に伴う風が吹けば桶屋が儲かる式思惑は、名だたるファンドマネージャーといえど、想定の枠は超えてはいないようです。
むしろ個人にチャンスが回ってきているような気がします。
皇室イベントは目白押しです。
これからも折に触れて、改元関連株式や新天皇即位関連株式は、風が吹けば桶屋が儲かる式に物色されていくものと思われます。
くれぐれも株式投資は、自己責任によりご判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは