最終更新 2021.11.19 5.29 3.6
当記事は、2021年3月5日時点の情報ですので、ご注意ください。アーカイブ記事としてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは株式投資を始めていますか?
世界中の国々が未曽有の危機であるコロナ禍の苦境を脱しようと凄まじい金融緩和を行っています。
そのあまったお金が株式市場になだれ込んで、株価市場には空前のバブルが発生しています。
いつまで続くの?
そんな不安を横目でにらみながら、日経平均株価は30年と半年ぶりに3万円の大台を突破しました。
株式投資をリアルタイムで始めている人は、楽しくてしょうがないのではないでしょうか?
しかし、それも束の間、急速に株式市場が変調になりつつあります。
その理由は、アメリカ国債の長期金利がジワリと騰がり始めたからです。
すでにアメリカ国債10年物は、2021.3.4現在で、1.54%を突破しています。
株式投資は不思議なもので、騰がり始めるとどこまでも強気となりますが、下落傾向が続くと弱気となって株価を見るのも嫌になります。
勝者は希望を売り、敗者は希望を買う
希望を買ってはいけないと思いつつも、つい高値覚えで買ってしまう私は、やはりいつまでたっても底辺中の底辺ポンコツ盆栽株主です。
1 バフェット氏の後悔がよくわかる
世界最高の株式投資家であるウォーレン・バフェット氏は、初めて買った株式のことを思い出すと今でも悔しくてたまらなくなるそうです。
株式を購入したのは、わずか11歳、小学4年生のときだったそうです。
アルバイトで初めて購入した株が38ドルの株価だったそうです。
バフェット氏は子供ながらその株を独自に勉強し、絶対値上がると自信を持って、兄弟に勧めたそうです。
バフェットが言うならと兄弟も購入すると、たちまちのうちに27ドルにまで下がってしまい、バフェットは兄弟からさんざんなじられたそうです。
その後株価は40ドルまで騰がって、やれやれと売り払いました。
しかし、株式市場というものは天邪鬼の塊みたいなところがあります。
売ったとたん200ドルまで急騰し、小学生だったバフェットは、悔しくて悔しくてたまらなかったそうです。
その悔しさは御年90歳の今でも忘れることができないそうです。
共感します。
管理人もまさにそのような状況に至って、ようやく1年が過ぎようとしています。
くやしさを握りしめすぎたこぶしの中、今でも爪が突き刺さっています。
中島みゆきのファイトが心にぐさぐさ突き刺さります。
2 買い増しの機会を待つ
しかし、逃がした大魚は大きいというか、下がってくれません。
待つしかない。
1年経ってようやく株価が下落し始めました。
2021.2.26待ちに待った日経平均が1,200円もの大暴落がやってきました。
今買わないでいつ買うんだ!
購入したのは日経平均が900円余り下落した13時半です。
しかし、蓋を開ければ1,200円もの大暴落!
さらに100円も下落し、たちまち1万円の含み損となってしまいました
2 株式が下がった時の対処法
3月3日も再び下落です。
これはナンピンかけるチャンスかも?
ナンピンとは、難平と書きます。
騰がると思って、2,000円で株を購入したとします。
ところが思惑とは裏腹に1,000円まで下落してしまったとします。
1,000株購入していれば100万円の損失です。
このとき選択は、3つあります。
1 損切りして清算してしまい、残ったお金で別の有望株を買う方法
2 買値まで騰がるまで、何年でも塩漬けにして待つ方法
3 ナンピンして買値の単価を下げる方法
最善手は、損切りですが、個人はなかなかできません。
管理人もほとんどできません。
損することを恐れていると、ズルズルと下がってしまい、取り返しがつかなくなってしまうことが少なくありません。
悪手は、塩漬けとナンピンです。
上場株式は、30年保有すると、90%以上が買値より上昇するというデータがあります。
しかし、管理人の保有する株式の中には30年以上保有して、未だに半値となっている腐れ株もあります。
もっとも配当があるおかげで、買値よりは運用益は上がっていますが、非常に気分が悪く、30年以上もよくぞ保有していると我ながら感心しています。
この塩漬けで苦しんでいる個人は、ヤフーファイナンススレッドでも見かけることが多いです。
ソニー株を16,000円で購入してしまった人
JT株を4,000円で購入してしまった人
三菱UFJFGを1,100円で購入してしまった人
阿鼻叫喚です。
もしも1,000株購入していたら・・・
ソニー 500万円の損失
JT 200万円の損失
MUFG 54万円の損失
特にソニーは2014年に772円まで暴落しています。
1600万円で購入した人は1500万円以上の損失を被っていることになります。
また、MUFG(三菱UFGFG)は、株価が安いので、万株単位で購入するケースが多く、1万株なら540万円の損失が続いていることになります。
如何にすばやく損切りすることが、結果的に傷を深くしないで済む訳ですが、日本を代表する企業の株式にもあてはまるリスク回避方法です。
3 へたなナンピンすかんぴん
第3の方法が、ナンピンです。
2,000円で購入した株式が、思惑とは裏腹に1,000円になってしまった場合、この時点で100万円の損失です。
そこで1,000円でさらに買い増しします。
すると買値単価は1,500円となります。
1,000円の損失が500円の損失に見えるわけです。
1,000円まで下落した株価が2,000円に戻るには相当のエネルギーが必要ですが、500円までなら何とかなるかもしれない。
すばらしい方法に見えます。
ところがそれは株価が反転攻勢する場合に限ります。
さらに下落していく傾向があれば、ナンピンすればするだけ地獄が待っています。
JT【2914】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
購入しても購入しても下落していけば、損失を増やすばかりです。
ついには資金も潰え、すかんぴん(素寒貧)となって、破たんしてしまいます。
こういった行為は望ましくないという戒めとして、「下手なナンピンすかんぴん」という相場の格言があるわけです。
4 でも俺は心の傷を癒したい
売却してしまったことで、管理人はバフェット氏と同じく、この1年つらい思いをしてきました。
売却した資金を元手に銀行株やリース株を中心としたバリュー投資を行いました。
幸いにも、株価が騰がってくれ、なんとか3月のコロナショックの過ちを清算することができました。
損切りではありませんでしたが、乗り換えは悪手ではなかったと思っています。
長年保有していた株式を一部でも売却してしまうと、バフェット氏ではないですが、とても悔いが残ります。
2021年3月3日の株価も再び下落していました。
そこで深夜に前日終値より65円も安い4,590円で、冗談半分で指値注文してみました。
ところが朝起きるとNY市場は600ドルを超える大暴落です。
あせりました。
朝、指値を変えることにしました。
さらに90円も安い4,500円でやけくそ注文してみました。
前日終値より155円も安い指値なんてありえないと思って仕事に就きました。
約定!( ゚Д゚)
なんと約定していました。
これで、4,740円の買値単価を、4,620円にまでナンピンすることに成功しました!
しかし、終値が4,550円なので、すでに14,000円の損失と手数料を損しています。
5 3月5日はNY市場またも暴落
明日は騰がるだろうと思い、床に就きました。
朝早速にNYダウ平均終値をみると、腰を抜かしました。
-345.95ドルの暴落です。
一時は、722.56ドルもの暴落です。
じゃあ、今日も下落なの?
今日もナンピンしないといけないの?
してもいいけど、明日また下落したらまたナンピン?
いずれ資金が枯渇するのですが・・・。
6 まとめ
株式市場がついに変調の兆しが明らかとなってきました。
実体経済とあまりにもかけ離れた株価の上昇に金利上昇が待ったをかけてきたような感じです。
この先いったいどうなるのか?
昨年3月のコロナショックのときのようにはならないとは思いますが、それでも下落はダメージが大きいです。
しかも、恋焦がれた株式がようやく変調となってくると、どうにも買いに出ないと気がすみません。
ただ一度に買うにはあまりにもリスクが大きすぎるので、少しずつ買い増ししようと思っています。
それ自体が悪手のような気もしますが、正しいかどうかは誰にもわかりません。
本日も株式市場という戦場に立つだけです。
なお、バフェット氏のエピソードでも触れましたが、具体的な銘柄を書くと、読者の中には購入してしまわれる方も0とは限りません。
これからも下落が止まらなければ、損失を被らせてしまうかもしれません。
そのため、リアルタイムでは銘柄の名は伏せさせていただきました。
過去痛い目にも遭ってしまいました。
まるでバフェット氏みたいです。
ブログと株式投資に愛と真の情報を
それでは生きていればまた