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つらいつらい7年と4ヶ月の間、下落株を持ち続けた先に見えたもの

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当記事は、2018年9月26日時点の情報をあえて残しています。アーカイブ記事としてお楽しみください。

ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、2018年も後1/4を残すばかりとなりました。

みなさんの2018年のマネー計画は順調ですか?

管理人の場合、2018年新春から、株価は順調に上がり、偉そうに今年の目標は、プラス10%とたわけたことを宣言してしまいました。

穴があったら入りたいくらい恥ずかしいです。

(´Д`)

撤回します。

あの2月5日のブラックマンデーさえ来なければ、順調だったかもしれません。

あの日を境に、あっという間に2018年の運用益を食い潰してしまいました。

気づいてみればドイツ製高級車を買えるほどの損失を食らっていました。

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ブラックマンデーへの対応など、弱小個人投資家が身動きなどできるものではありませんでした。

毎日、6年ものの原付きバイクで、駅まで通勤している男が、本当はおベンツさまに乗れたかもと思うと、自虐的に笑ってしまいます。

苦しい時期がずっと続きましたが、いつかは上がることを信じて、盆栽株を持ち続けました。

8月後半当たりから潮目が変わり、上げ基調に変わりました。

おかげさまでもうすぐ2018年はプラスに転換しそうです。

その最大の功労者である関西電力を語ります。

できるだけ保有する株式は語らないようにしてきましたが、7年4ヶ月にわたって苦楽を共にしてきた思い入れのある関西電力について語らせてください。

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1 関西電力とは

関西電力は、我が国を代表する超優良企業の電力会社です。

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(出典:ヤフーファイナンスHP)

2018.9.26現在、株価は1742.5円です。

高いかどうかを株価指標で見てみます。

PER 11.12倍

PBR 1.06倍

EPS 156.71円

BPS 1,638.08円

PERは平均30倍が、相応の株価とされています。

また、PBRも1倍は割安です。

EPSも100円以上は収益性の高い優良企業の証です。

BPSもまた、現在の株価とほぼ変わりなく、割安感があります。

さらに配当は、これまで35円だった配当を今期より50円に引き上げることを発表しました。

株式投資を行っている人なら、誰しも割安だと思われるのではないでしょうか?

kabutan.jp

また、一部情報によれば、先は長いですが、将来的に配当を70円に引き上げることが予想されています。

本日はゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」、目標株価2000円でコンビクション・リストに採用していることが買い材料視されている。

原発再稼働で先行し、自由化市場における価格競争力も大幅に改善しているとの評価。

25.3期には配当金が70円に達するとみているもよう。

kabutan.jp

震災後、2016年まで、無配当0円だったのが夢のようです。

関西電力を信じ、長らく保有してきた人にとっては、夢のような業績改善です。

東日本大震災発生から7年半経ってから、ようやく春が来ようとしているのではないでしょうか。

2 東日本大震災と私

以前も記事にしましたが、管理人は、東日本大震災で、2回死に損ないました。

www.panpanpapa.com

2週間以上テレビは見れず、ようやく見たときには、保有する株は大暴落を喫していました。

なす術(すべ)がありませんでした。

現実に見たのは、土木、建築、道路、資材など復興関連株の爆騰です。

俺は死に損なったのに、現実とはこんなにも残酷なのかと思いました。

経済とは生き馬の目を抜く闘いです。

人の屍を乗り越えなければ、勝ち組には残れない。

他人の不幸は蜜の味が、冷徹な市場原理であることを学びました。

バカ野郎ううううう!

私の中で、何かが吹っ切れました。

そうか!そういうものなのか!

だったら俺もやってやる!

怒りに任せて、2011年4月から5月にかけて、復興関連株を買い漁りました。

関西電力は、その際に購入したものです。

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3 原発問題がここまで長引くとは

関西電力を購入した理由は、ご存知東京電力福島原発の影響です。

福島原発が復旧まで相当な時間がかかる現実がある中で、首都圏に電力を安定的に供給できる電力会社は中部電力と関西電力しかないと考えました。

しかし、中部電力は浜岡原発の立地条件が再稼働はむずかしいだろうと考え、また、さまざまな製造産業が集中している関西の方が電力需要は留まることがないと考え関西電力に投資することにしました。

www.asahi.com

しかし、原発問題がここまで長引くとは夢にも思いませんでした。

次々と全国の原子力発電所が稼働停止に追い込まれていきました。

関西電力の大飯原子力発電所1号機2号機も廃炉に追い込まれてしまいました。

4 無配当のつらさ

我が国はものづくりの産業立国です。

原料を他国から仕入れ、加工し、付加価値をつけて輸出することにより国家が成り立っています。

そのためには、電力がなければものづくりはできません。

ところが現実には原子力発電所の稼働を認めないため、火力発電に頼らざるを得なく、エネルギーコスト負担で長く低迷が続きました。

購入した2011年3月から2016年3月まで、5年間無配当です。

これはつらかったです。

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5 何度も売却のタイミングを逃す

チャートを見てもらえばわかるとおり、関西電力の株価は、1600円を超えると下落の繰り返しました。

買値よりも下がり、さらに無配当なので、お金が消えて行くだけです。

2012年2月には、最安値482円にまで下がり、巨額の負債を抱えました。

失敗した。。。( ゚Д゚)

つらいつらい毎日を過ごしました。

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本当は482円で仕込んでおけば、配当年利は10%以上で、しかも株価は3.5倍以上と夢のような資産株になったはずなのに、この底値ではなかなか買えないものです。

現在V字回復しているTATERU(1435東証一部)のようなものです。

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(出典:ヤフーファイナンスHP)

6 原発運転の潮目が変わった

2018年4月2日に、大阪高裁は、高浜原発3・4号機運転差し止めの仮処分申請を却下しました。

高浜原発3・4号機に関して、北朝鮮のミサイル攻撃を受ける恐れがあるとして運転差し止めを求めた仮処分申請で、大阪地裁は申し立てを却下している。

kabutan.jp

また、2018年9月26日には、四国電力の伊方原発3号機の運転差し止め仮処分を取り消しました。

www.nikkei.com

やはり北海道胆振大地震で、北海道全道で、ブラックアウトが起きたことが大きく左右しているのは間違いありません。

太陽光発電で電力を確保できるという主張は、夜に電力をストックできないという現実問題の中で急速に根拠を弱めています。

また、火力発電所は炉の傷みのコストやメンテナンスが大変であることは、今回のブラックアウトでいやというほど味わったはずです。

電気という文明を享受するためには、原発というリスクを抱えなければならないことが国民に認識されたのではないでしょうか。

(もちろん原発反対派の方の意見は尊重します。ですが、代替法はあるのでしょうか?)

7 何度も損切りしようとした末に

長かったです。

2011年5月に購入してから、7年と4ヶ月・・・。

もう何度、損切りしようとしたことか。

もっと資金を爆上げしている株式に移そうと思いました。

しかし、できませんでした。

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もたもたしているうちに時が移り、結果的には資産株になってくれそうです。

インカムゲイン(配当益)を上げながらキャピタルゲイン(売却益)も挙げられる資産株となりつつあります。

もしも外資系証券会社のいうとおり行く行くは70円に上がれば、配当だけで6%前後になります。

売ることは止めました。

電力株は昔から嫁入り道具とまでいわれた高配当資産株です。

それが東日本大震災による福島原発事故を目の当たりにし、いかに電力株であれ、数分の一にまで下落することを世に知らしめました。

しかし、これがまさに事故は買いの典型となりました。

これは関西電力に限らず、すべての電力株にも当てはまりました。

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8 まとめ

管理人の恥ずかしい投資経験で申し訳ありません。

華やかなテンバーガーの話ではありません。

しかし、優良資産株は、保有株を持てば持つほど、配当益が増え、下落もほとんどありません。

富裕層はコップの水を飲まない投資法です。

www.panpanpapa.com

たかだか1200円前後の株が1700円を越えたからと言って何騒いでいるんだと思われると思います。

 

しかし、たとえば関西電力を10,000株持っているとします。

500円の値上がりで、キャピタルゲインは500万円になります。

50円の配当で、配当金は年に約40万円になります。(税抜き)

70円になり、10年持てば、合計約560万円になります。(税抜き)

たかが500円と言うなかれ!

10年で1000万円を超えてしまいます。

 

まさか、苦しみぬいた関西電力が資産株となる日が来るとは夢にも思いませんでした。

株式投資は、どうしても短期に数倍に値上がりする株に目が行きがちです。

値上がりするときもあれば、大きく損失を膨らますこともあるハイリスクハイリターン法による投資です。

一方、配当のよい優良株を長らく持つローリスクローリターン法(長期投資法)は、とても地味です。

この地味な投資を行っているのが、GPIFであり、ウォーレン・バフェット氏です。

GPIFはすでに60兆円を超える運用益を挙げています。

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(出典:GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人))

投資する人それぞれ、さまざまな投資スタイルがありますが、結果的にようやく長期投資法として関西電力株が動き始めたと感じています。

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株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。

ブログに愛と真の情報を

それでは