最終更新 2018.9.30
※北の達人コーポレーションのチャートを間違って掲載し、解説も間違えてしまいました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。ご指摘いただきありがとうございます。今後間違いのないように注意します。申し訳ありませんでした。
ようこそ(^^ゞ
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは2018年9月22日から24日の三連休はおだやかに過ごされましたか?
少しでも株式投資や投資信託に関心のある方であれば、この3日間を悶々として過ごされたのではないでしょうか?
悶々とする理由は、連休明けの9月25日が、権利付き株式売買最終日にあたるからです。
どの株を買おうか、迷いに迷われたのではないでしょうか?
管理人は一足先に9月19日(水)と21日(金)にお目当ての株式を購入したところ、あろうことか暴落してしまいました。( ゚Д゚)
この3日間は、心の中はドシャ降りのとてもつらい3日間を過ごしてしまいました。
毎年9月末と3月末の権利付き株式売買最終日は、株式が乱高下し、日本中が悲喜こもごものお祭り状態となります。
踊れや!狂え!甘茶でかっぽれ!
狂い咲けええええ!
株式や投資信託は、今は買いなのか?
それとも売りなのか?
いやいや見(ケン)なのか?
株式投資や投資信託に関心のない人でも、年金やローン貸出金利そして銀行金利などに大きく影響します。
9月25日を固唾を呑んで見守るか、それとも絶望の林を抜け、恐怖の森に踏み込んでやるのか、判断するのはみなさんです。(^^ゞ
管理人も懲りずにまだ狙っています。(阿呆)
1 2018年9月25日(火)は、9月権利付き株式売買最終日
東証に上場している企業は約3,600企業があります。
このうちの約7割の企業は、3月期を決算月、9月期を上半期中間決算月としています。
権利付き株式売買最終日までに、お目当ての企業の株式を購入すれば、配当金や株主優待、場合によっては株式分割の権利を有します。
これを狙っている投資家は多く、配当金が高い株価は、配当金狙いでぐんぐん株価が上がって行く傾向があります。
権利付き株式売買最終日から3日後を権利確定日としています。
9月期を権利確定日としている企業は、2018年は、9月25日が権利付き株式売買最終日、9月28日(金)が権利確定日、10月1日(月)が権利落ち日となります。
じゃあ、9月25日に買って、10月1日に売れば、配当金も場合によっては優待も株式分割の権利ももらえてボロ儲けじゃん!
と思われるかもしれません。
そうは甘くはありません。
株式市場の世界は、魑魅魍魎の世界です。
理論上は、配当分の株価が下がり、また、分割分の株価が調整されます。
2 北の達人(2930東証一部)のケース
例として、2018年2月に株価が連日暴騰した北の達人(2930東証一部)のケースを考えてみます。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
北の達人は、カイテキオリゴなど健康食品や化粧品で急成長している企業です。
2017年4月1日付で、普通株式1株につき2株の株式分割を行っています。
2017年11月6日付で、普通株式1株につき2株の株式分割を行っています。
2018年2月15日付で普通株式1株につき3株の株式分割しています。
2017年4月1日以前に1株持っている人は、現在12株持っていることとなります。
資産も、12倍になったの?と思いがちですが、実際にはチャートが示すとおり、最後の分割から下落しています。
(チャートは分割後調整した株価です。)
特に2018年4月には、窓を開けての暴騰を繰り返し、1105円まで上がりましたが、8月には493円まで下落し、かえって損をしてしまっている状況にあります。
権利をもらえるからといって、必ずしも絶対に儲かるわけではありません。
ただし、株式分割を行う企業は、業績が上向きの若い成長企業に多いことから、全体的に値上がる傾向にあります。
3 そーせいグループ(4565マザーズ)
バイオベンチャー企業で、がん治療薬などの創薬を日英(アストラゼネガ社)で企業買収などを通じて展開している企業です。
2016年はマザーズでもっとも華のある企業でした。
2018年6月30日時点で、1株を4株に分割しています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2018年6月29日の時点で、1784円です。
2018年9月21日には、1030円にまで下がりました。
もっとも2018年5月9日には、6320円までつけています。
わずか2年で、最高値よりも1/6にまで下がっています。
株価は、株式を分割するから上がるという単純なものではありません。
フィスコが、2018/4/15に3か月後2375円(9500円)と予想しているのが空しく聴こえます。
株式を分割することにより、流動性を増せばその分欲しかった投資家が買いやすくなるので上がりやすくなる傾向は間違いありません。
ただし、北の達人やそーせいのような場合も少なからずあります。
2018/9/25は、十分にご注意ください。
なお、バイオ関連株とゲーム関連株と鉱山株は、値動きが荒いのが特長です。
4 リプロセル(4978JQ)
リプロセル(4978JQ)は、iPS細胞ベンチャー企業で、東大京大と共同研究開発を行っています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2013年6月に上場した際は、18300円でした。
その後1株を5株に分割しています。
2018.6 3660円(18300円)が、2018.9.21には230円の株価です。
行ったきりの株になっています。
現在の株価は、最高値の1/16です。
( ゚Д゚)
値動きの荒い株式が好きな人は別にして、一般個人投資家はバイオ株には手を出さない方が無難です。
当たればデカイのが特徴ですが、身が持ちません。
管理人は絶対に手は出せません。
命がいくつあっても足りません。
もちろん株式売買は自由です。
ただし、自己責任でなければ参加はできません。
5 まとめ
いかがでしたか。
株式は分割するから上がるというセオリーは、ある意味正しく、ある意味鉄則ではないことがおわかりになられたでしょうか?
最近のトレンドは、株式分割です。
株式分割することにより流動性を高め、株価の値上がりを期待する思惑があります。
しかし、市場というものはそう単純なものではありません。
ちなみに管理人は、我慢できずに19日(水)と21日(金)にと或る盆栽株を株式分割期待で、購入してしまいました。
1ヶ月以上チャートの動きをリサーチし、ここぞと底値で購入したつもりでした。
買った日の午後から突如暴落で、買値より100円以上も下がるなんて・・・。
嗚呼!( ゚Д゚)
生きてます!(ToT)/
くれぐれも株式投資は、自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは