ようこそ(^o^)丿
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、みなさん、夢はお持ちですか。
私の夢は株式投資で1億円の収益を上げて、早期リタイアし、残りの人生は妻と世界中を旅して廻ることです。(^^ゞ
まあ、不可能ですが、夢は夢として抱いていきたいと思っています。
持っている株式がテンバーガーならぬハンドレッドバーガー(100倍)にでもなれば可能性があります。
実際私が学生時代の頃、花札の任天堂の株は40円程度でした。
買っておけば、現在まで何度も株式分割を行っていますが、株価は現在46,000円(1000株で4600万円)です。
わずか4万円の投資が、数億円となりました。
あの頃買っておけば、私の人生は変わっていたことでしょう・・・。
ときどき夢に出ます。(^^;
株式投資を始める目的は、なんといっても売却益(キャピタルゲイン)と配当益(インカムゲイン)を確保するためです。
しかし、中にはそんな現世利益を度外視しても夢を応援したくなる企業があります。
管理人の場合は、東京大学発ベンチャー企業で、ミドリムシの学名をそのまま社名にした「ユーグレナ」(東証マザーズ:2931)です。
女性の方なら、ユーグレナ入りの化粧品のことを聞いた人がいるかもしれません。
起業を応援して、企業を育てるという投資家の心を激しく揺さぶるユーグレナについて考えてみます。
なお、このブログはあくまでも管理人の考えに基づくものです。
株式投資はくれぐれも自己責任において、ご判断ください。<(_ _)>
1 ユーグレナの夢
管理人がユーグレナという企業を知ったのは、ユーグレナが株式上場前のことです。
ミドリムシから油を抽出し、ジェット燃料にする東大発のベンチャー企業があると聞いたからです。
聞いたときはえっと思いました。
現在文明の維持に必要不可欠な石油は、古代の植物や微生物などの化石燃料です。
化石燃料はいずれ枯渇してしまいます。
人工的に化石燃料をミドリムシを培養して代替すれば、エネルギー源は、永久に確保することも可能となります。
我が国は、資源のない国です。
あるのは読み書きそろばんに裏打ちされた勤勉で優秀な国民性だけです。
高度成長時代は、外国から技術を導入し、得意のカイゼンで、どの国にも負けない品質と安さで世界を席巻しました。
しかし、今や、頭脳の面でも中国や韓国に抜かされ、技術や品質もどんどん追い抜かれています。
この数年こそ、アベノミクスで意図的に極端な円高を是正したことにより、輸出産業が空前の利益をあげているに過ぎません。
そんな中、現役東大生が壮大な夢を描きました。
ミドリムシ(学名ユーグレナ)は油分を多く含んでいます。
ミドリムシを培養して油分を抽出すれば、ジェット燃料の代用となるのではないか。
管理人もこの夢にはワクワクします。
2 ユーグレナ世界初のミドリムシ培養に成功!
ミドリムシは不思議な生物です。
植物と動物の両方の性格を持った種の起源に近い生物です。
何しろ、光合成ができながら動き回ることができます。
だからこそ、進化の過程で現在でも生き残ることができました。
ただし、食物連鎖の中では最下層に位置していて、プランクトンなど上位生物の餌となってしまいます。
とても培養は不可能とされてきました。
しかし、ユーグレナは世界で初めて、ミドリムシの培養に成功しました。
3 収益の確保
ジェット燃料になるといっても、そう簡単には製品化はできません。
ユーグレナはジェット燃料とするには実現は2020年を目処としています。
新プラントが横浜に建設中であり、2020年稼働を目指しています。
それまでには企業として生き残りをかけなければなりません。
そこで、ユーグレナは、ミドリムシの食品としての利用と化粧品としての利用に目を付けます。
世界で唯一のミドリムシ原体を独占できる企業としての先行者利益に目を付けています。
ユーグレナ入りの様々な食品の開発やOEMでの提供です。
ユーグレナ入りカフェラテ、パウンドケーキ、クッキーなどさまざまな商品が開発されています。
すでに飲食の経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、化粧品の自社ブランドを立ち上げ、直販とインターネット販売を行っています。
ユーグレナに含まれる難消化性物質「パラミロン」が肌にいいと口コミで広がり、通販サイトの会員は21万人にまで増えています。
さらに同じ培養技術を必要とする「クロレラ」事業、竹富島での「エビ養殖事業」展開を進めています。
さらにファンドにも積極的です。
4 株価の動向
ユーグレナは、2012年12月に上場したときは、3,900円で上場しました。
その後2013年3月と9月に1:5分割を2回実施し、現在の株価となっています。
上場直後は15900円まで株価は上昇し、庶民には高値の花でした。
(引用:ヤフーファイナンス)
しかし、最近では、株価は長期下落傾向です。
この1年もチャートを見ればわかる通り下落傾向は続いています。
特に2018年5月の決算発表では、赤字決算を嫌って株価は大幅に下落しています。
ただしそれでも上場直後に購入した人は、約3倍の含み益を確保しています。
(引用:ヤフーファイナンス)
5 今後の展開
今後の展開は、何といってもジェット燃料プラントが成功するかどうかにかかっています。
主力の食品と化粧品の販売が思わしくなく、赤字に転落したのは気がかりです。
特に2018年9月予想は、下方修正し大幅に赤字になる予想であり、投資には不安を抱えるところです。
すべては2019年前半にも完成する燃料プラントが、航空機用燃料としてデビューできるかどうかにかかっています。
ユーグレナ <2931> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結最終損益は9.9億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)に転落した。
併せて、非開示だった通期の連結最終損益は16.5億円の赤字(前期は7.8億円の黒字)に転落する見通しを示した。会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結最終損益は6.5億円の赤字(前年同期は4.8億円の黒字)に転落する計算になる。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結最終損益は5.3億円の赤字(前年同期は0.9億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の-0.0%→-18.3%に急悪化した。
6 まとめ
いかがでしたか。
株式上場前から人気が高かったユーグレナも、2度の1:5株式分割を経て、ようやく買いやすい価格にまで下落してきました。
しかし、決算はあまり良い状況ではありません。
2019年に完成するジェット燃料プラントが大きな思惑材料となることは間違いありません。
しかし、あのミドリムシがこうしてジェット燃料の原料となったり、CO2削減の切り札となったりすること自体が驚きです。
株価チャート的にも、決算状況的にも現在は株価が下落はしていますが、今であればNISA枠(上限120万円)で買うことができます。
100株で9万円そこそこです。
ミドリムシ(ユーグレナ)で空を飛ぶという痛快この上ない夢には、損得抜きで応援してみたいと思っています。
これが成功すれば世界のエネルギー事情が一変する可能性を秘めています。
全世界でミドリムシを培養すれば、CO2も削減でき、地球温暖化を防ぐこともできるかもしれません。
原子力発電に依存したエネルギー政策が変わるかもしれません。
こんなおもしろいワクワクする話が、小学校の時に顕微鏡で見たミドリムシから始まるなんておもしろすぎです。
ただし、もう少し株価の動向を見極めてから考えてみたいと思います。
株式投資は自己責任です。
くれぐれも自分自身でご判断ください。
ブログに愛と真の情報を
それでは