ようこそ(^-^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトのぱんぱんぱぱです。
グーグルアップデートで銀河の果てまで飛ばされてしまい、矢尽き刀折れ万策失い、ボロボロの状態ですが、続けられる限りは続けていきたいと思います。
<(_ _)>
さて、みなさんは株式売買における配当優待権利最終売買日をご存知ですか?
国内には3800もの企業が、東京証券取引所に上場しています。
このうち約7割の企業が、3月決算です。
株式会社は、出資してくれた株主のために利益を追求し、株主への利益還元を目指すのが存在意義です。
株主への利益還元方法は、企業によってさまざまです。
株主を大切にする企業は、株主の評価が高く、人気株となるため、株価も高くなる傾向になります。
株主想いの企業は、自己株の買入れ焼却をしたり株式分割をしたりして、株そのものの価値を高めたり、配当性向を高くしたり、優待制度を導入してくれます。
とてもありがたいです。(^-^)/
優待制度のNo.1は、個人的にはイオンかなと思っています。
イオンを100株保有するだけで、イオン利用額の3%をキャッシュバックしてくれます。
また、イオン内の飲食店、靴、衣料品内のテナントの一部で、5%から10%も安くしてくれます。
我が家はイオン100株株主8年目に入りますが、年間6万円前後も得しています。
利回りにすれば、年間配当金3,400円を含めて、投資額(購入当時940円)の利回り63.8%という信じられない優待制度です。
イオンを旗艦として使っている方は、イオン株を買っておいた方が絶対お得です。
詳しくは当サイトをご確認ください。
ただし、株式売買は高配当に目が眩むと結果が思わしくないことは多いです。
2019年3月の配当優待権利最終売買日は3月26日(火)でした。
翌日3月27日(水)は、権利落ちといって、配当や優待を受ける権利を失う日です。
そのため権利最終日(3月26日)は、駆け込み需要が高まり、反対に権利落ち日(3月27日)は、理論株価(配当分を引くため)は下がります。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
この2日間は、毎年さまざまなドラマが生まれます。
高配当優待株権利売買最終日に泣く人笑う人あきれる人について、考えてみます。
いつも損をするのは個人です。
1 2019年高配当率No.2は、松井証券
松井証券(8628東証一部)は、早くからネット証券分野に進出した証券会社です。
業績は堅調ですが、世界同時株安やセリングクライマックスなどがあり経常利益は減益です。
しかしながら、2019年7月26日付けで「創業 100 周年記念配当」を2019年3月期に配当することを決定し、開示しました。
中間期(9月末)が19円、期末期(3月末)がなんと65円(普通26円+記念39円)です!
2019年3月26日までに松井証券株式を購入しておけば、65円が株主の権利としてもらえるわけです。
当然のごとく大人気となりました。
それまで1,070円前後だった株価は、発表を契機に1,143円まで高騰しました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
配当利回りも、東証株価全体で第2位をキープし続けます。
何しろ、3月26日の終値は1,196円です。
3月26日までに権利を獲得すれば、配当利回り年7.00%となります。
あわよくば権利を獲得して、翌日売却すれば、65,000円が濡れ手に粟で手に入ります。
こんなボロい方法あるの?とほくそ笑んだ人もいたかもしれません。
2 権利落ち日の松井証券の株価
しかし、そんなボロい方法であれば、機関投資家が黙って見過ごすはずはありません。
何しろ機関投資家やファンドマネージャーの運用成績は、年7.0%以上が目標です。
労することなく、松井証券株を買っておけばいいだけです。
株式市場は魑魅魍魎が棲む世界です。
ですが、3月26日に松井証券株を購入した人にとっては、うれしくてお花畑になってしまっていたのかもしれません。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
ドドーン!
ナイヤガラです。
2019年3月26日終値 1,194円
2019年3月27日終値 1,092円 -102円
2019年3月28日前場 1,050円 -42円
3月26日に、配当権利のため1,194円で購入した人は、3月28日前場で144円を損したことになってしまいました・・・。
65円の得が79円の損です。
1,000株購入した人は、65,000円の得が、79,000円の損になってしまいました。
(´Д`)(´Д`)(´Д`)
3 図式はソフトバンク株式公募のときと同じ
この図式は、つい最近もありました。
ソフトバンク株です。
公募価格が、1,500円に対し、初値は1,292円でした。
配当は、50円のうわさが、結局37.95円となりました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2019年3月28日前場でも1,269円です。
公募の際は、配当50円を謳っていたはずですが・・・。
1,500円で購入した人は、-15.4%の損失を被っています。
4 すべてを疑え
世界三大株式投資家の一人ジョージ・ソロス氏の名言です。
何も信じるな!すべてを疑え!
繰り返しになりますが、配当利回りがずっと第2位の位置にあれば、購入希望者が殺到し、株価が上がり、必然的に配当利回りは下がります。
証券会社は競合が厳しく、手数料は年々安くなっていて、利用者にとってはとてもありがたいですが、証券会社にとっては大打撃です。
経常利益も2019年は減益と発表しています。
減益であれば株価は下がるのが、自然の理ですが、配当目当てに無理に株価が高水準であったため、権利落ち後はガラガラと下がってしまったことになります。
お得な話には裏があるということは常に考えておかなければならないと思います。
5 まとめ
いかがでしたか?
高配当や優待に目が眩んで、頭の中がお花畑になる前に冷静にならなければなりません。
待てよ!
という気持ちを持たなければ、魑魅魍魎が棲む株式市場という名の怪物にすぐに餌食になってしまいます。
冷静沈着にして、かつ、粗にして野だが卑ではない大胆で繊細で機敏で剛毅な人間でなければ株式市場で生き残るのは難しいと思います。
管理人はこれら資質が備わっていないので、いつかどこかで野垂れ死するかもしれません。
突然何日もブログの更新が止まったときは、ついにあいつもなあと思っていただければ幸いです。
くれぐれも株式投資は、自己責任により行われますようお願いします。
ブログと保有する株式に愛と真の情報を
それでは