ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は先日ウン十年ぶりに株バカの聖地東京証券取引所に行ってまいりました。
そのとき、たまたま東証✖野村IR株主優待企画展をやっていました。
株式投資に興味を持つ人なら誰もが知っている優待名人桐谷広人さんの講演会も、期間中は予定されていました。
また、最近優待女子として売り出し中の小森美紀さんもトークショーが予定されていました。
う~ん、桐谷広人さんを生で見たかった・・・。
管理人は一時将棋にハマっていたことがあります。
将棋界は、いわゆる天才たちの集まりです。
桐谷さんは残念ながら大成はできず、7段で引退しました。
しかし、いまや優待名人としてメディアにひっぱりだこです。
人生どこに幸運が転がっているのかわかりません。
桐谷広人さんが第2位に、優待女子小森美紀さんが第1位に推奨しているクリエイト・レストランツHDの株式を例に、優待株の投資スタイルについて考えてみます。
- 1 クリエイト・レストランツHD(3387)とは
- 2 業績は思わしくない
- 3 株価情報
- 4 お目当ての優待は?
- 5 盲点は自社優待券であること
- 6 株式投資の理由を明確にしないと大損する可能性あり
- 7 まとめ
1 クリエイト・レストランツHD(3387)とは
ウィキペディアからの引用です。
とても若い企業です。
1997年に創業し、2005年にマザーズ上場、2013年には東証一部上場を果たしている外食企業です。
M&Aに積極的で、店舗数は919店舗(2019年2月期第3四半期決算)です。
出店は首都圏が530店舗、関西圏が175店舗、中部圏が83店舗と三大経済圏の出店数が85.7%を占めています。
都市部を中心に北海道から沖縄まで進出しています。
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、 東京都品川区に本社を置くフードコートやレストランを運営する企業である。
立地に合わせて業態開発をする「マルチブランド・マルチロケーション戦略」のもと、主にショッピングセンターや駅ビル等の商業施設に、ビュッフェやフードコートを直営にて運営。
また、近年ではM&Aも積極的に実施し、路面店やロードサイドへの出店にも力を入れている。
主なブランド屋号です。
レストラン
本格高級寿司をお好きなだけお楽しみいただける高級寿司食べ放題の「雛鮨」、安心・安全な牛肉や豚肉、旬の新鮮野菜が食べ放題の「しゃぶ菜」、健康志向のニーズを取り込んだ自然食バイキングの「はーべすと」、香港スタイルのワゴンサービスで本格点心をご提供する飲茶バイキングの「香港蒸蘢」、素材にこだわった本格イタリアンの「TANTO TANTO」、全国各地の契約農家から毎日届くこだわり野菜を提供する「やさい家めい」、接待や会食にもお使いいただけるしゃぶしゃぶ・日本料理の「吉座」、日常のお食事からお祝い事やご法事など様々な食のシーンにお使いいただける和食レストラン「かごの屋」等がございます。
居酒屋
手羽先唐揚げをはじめとする鶏料理専門店の「鳥良」、都会にいながら海の家気分を楽しめる24時間営業の海鮮居酒屋「磯丸水産」、種類豊富な美味しい餃子を気軽に楽しめる、餃子製造販売店「いち五郎」等がございます。
ラーメン店
つけめん時代の火つけ役ともいわれる「つけめんTETSU」や、中華そば専門店「きみはん」等を展開しております。
2 業績は思わしくない
2019年1月11日に、2019年2月期第3四半期決算を報告しています。
売上高 88,995百万円 +2,265百万円
営業利益 3,147百万円 △997百万円 75.9%
経常利益 3,701百万円 △826百万円 81.8%
と、大変きびしい決算です。
その理由として、どこの外食産業も苦しんでいる人件費の高騰と天候不順を挙げています。
そのほかにも原材料高騰や客単価減少を上げる外食産業は多いですが、クリエイト・レストランツHDは理由には挙げていません。
3 株価情報
株価は、2018年6月22日に年初来高値1,666円を記録しましたが、ブラッククリスマスの2018年12月25日に年初来安値1,100円を記録しています。
下落率は、-33.97%です。
2019年になってからは持ち直し、1月31日現在1,220円(前場)となっています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
PER 39.3倍
PBR 6.15倍
配当 12円(0.98%利回り)
と株価指標は高めです。
おそらくは優待人気のためと思われます。
4 お目当ての優待は?
それでは、優待名人桐谷広人さんが2019年第2位に、優待女子小森美紀さんが2019年第1位に挙げるクリエイト・レストランツHDの優待です。
100株を保有すると、年に2回自社で使える優待券3,000円が2回もらえます。
また、配当は12円です。
ということは、100株を保有することによって、7,200円得することになります。
優待配当利回りを計算してみます。
一般NISAで購入すれば、手数料は0円の証券会社がほとんどです。
7,200円/120,000円(100株)=年優待配当利回りは、なんと6.0%です!
( ゚Д゚)
さすがは優待名人、優待女子の推す銘柄です。
なお、200株以上を1年以上保有すると、プラス1,500円分の自社優待券がもらえます。
200株を1年以上保有した場合です。
6,000円優待券+1,500円優待券+配当2,400円=9,900円分
9,900円分/240,000円=配当利回り4.13%
100株保有が一番お得になります。
5 盲点は自社優待券であること
外食産業の優待券は、ほとんどが自社優待券や割引券です。
該当店舗が近くに無ければ使えません!
ただの紙切れとなります。
また、あっても遠いところに立地している場合や目的が違う店舗の場合、あえて使うことがありません。
宝の持ち腐れとなってしまうこと大です。
だったら金券屋に売るかネットオークションやメルカリに出せばいいという人もいるかもしれません。
ネットオークションやメルカリについてはわかりません。
しかし、金券ショップについては経験しています。
管理人の知っている限り、特定企業の優待券はよほどの汎用性や需要がない限り、取り扱っていません。
すかいらーくは扱っているようです。
優待配当利回りに目を奪われ、紙切れの優待券をもらわないように注意したいものです。
25種類の盆栽株を持つ管理人は、と或る外食産業の株を少しばかり持っています。
年2回15%引きの優待券4枚が同梱されてきます。
家族で4回使うと、約6,000円分となります。
優待配当利回りは、使えば驚異の年74%にもなります。
推奨はできないので、会社四季報などで調べてみてください。
外食産業株は、すかいらーくを始め、高配当株がゴロゴロしています。
何もクリエイト・レストランツHDにこだわる必要はないかと思います。
どうしても行きたい店が、クリエイト・レストランツHDで運営し、年に何回かは必ず利用するという条件に合った人が優待目的に保有する分には大いにありだと思います。
6 株式投資の理由を明確にしないと大損する可能性あり
みなさんが株式投資を行う目的は何でしょうか?
管理人の場合は、基本的に売却益(キャピタルゲイン)を得たいからです。
投資スタイルはさまざまです。
高配当株に投資して、配当益(インカムゲイン)を目的とする人もいます。
管理人が知る限り、優待目的で株式を求める人は、歌舞伎座(9661)の株式くらいです。
入手困難なプラチナチケットである歌舞伎座の招待券が保有株数に応じてもらえます。
この招待券を欲しがる人は多く、ほとんど値下がりしません。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
150株で年間1枚もらえます。
しかし、ほとんどの人はペア券が欲しいわけです。
ペア券は1,000株以上の保有者に優待の権利があります。
ペア券2枚が年間2回もらえます。
580万円も必要です。
( ゚Д゚)
PER 265.93倍
PBR 6.15倍
配当 5円(0.09%)
と株価指標的には最悪の部類です。
しかし、歌舞伎座に投資している人は、売却益狙いでも配当益狙いでもありません。
優待狙いの富裕層のみなさんです。
株価指標などまったく気にしていません。
ここまで優待目的がしっかりしているのであれば優待狙いは正しいと思います。
しかし、売却益狙いだが、配当益も、あわよくば優待もと考えると、大きな失敗をしがちになります。
クリエイト・レストランツHD株も6月に1,666円で買っていれば、100株でも46,660円の損失を抱えていることになります。
7,200円欲しさに46,660円円の損失を抱えてしまうことになるわけです。
俗にいう木を見て森を見ずです。
7 まとめ
いかがでしたか?
株主となって株主優待を受けるのはとても気分がいいものです。
管理人もイオン100株株主となって早7年が経とうとしていますが、優待だけでトータル50万円から70万円も得しています。
株式投資の目安は、年リターン7%が目安です。
たかが7%とあなどってはいけません。
30数年に渡って、年に7%以上のキャピタルゲインを達成している人は、世界広しといえどあのオマハの哲人、長期投資の神様ウォーレン・バフェット氏以外いないとされています。
我が国最大の機関投資家(クジラ)であるGPIFは、年+3.3%の収益率で、なんと+71.5兆円の収益を上げています。
(出典:GPIF)
優待だけで年7%を確保できれば投資は大成功です。
ただし、そんな大判振る舞いの銘柄はそうそうありません。
優待配当率が高いとあわてて購入して、高値掴みとなったり、使えない優待を握り締めないようにしたいものです。
くれぐれも株式投資は、自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは