最終更新 2021.7.4
当記事は、2020年5月15日時点の情報をあえて残しています。アーカイブ記事としてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2020年5月14日に全国39県の緊急事態宣言が解除となりました。
やれやれだぜ!
とホッと胸をなでおろしている人は多いかと思います。
これで、また新型コロナウイルス感染症までの正常な経済活動に戻れる!
おいしいものを食うぞ!
旅行に行くぞ!
着たい服を買うぞ!
死ぬほどパチンコ打ってやる!
と本当に思っている人は、ごくごく少数派ではないでしょうか?
まだ、新型コロナウイルスの感染リスクは何の解決もされていません。
ただひたすら三密を避けて、ソーシャルディスタンスを保つしか方法はありません。
もう元の生活には戻れません。
コロナショックを乗り切るためには、資産を殖やすしかありません。
株式投資がおススメです。
しかし、これがむずかしい。
むずかしい上につらい。
管理人は株式投資の世界に身を投じてウン十年のくそ野郎です。
株式投資は、ほとんどの日々が絶望と不安と狂気と悔悟の繰り返しです。
これに耐えなければ、株式投資は絶対にできません。
病気ニナル…カモ(´Д`)
それでも、たまらないほどおもしろい!
個人投資家に人気の優良高配当株投資について、パチンコ製造トップメーカーSANKYOを例に考えてみます。
1 SANKYO(6417)とは
SANKYOは、1981年に初めてフィーバー機を考案したメーカーとして有名です。
大当たりすると一度に4,000発の出玉が出る仕様でした。
当時はチューリップ機やハネ物と呼ばれる一般役物機ばかりで、4,000発出すと打ち止めとなりましたが、これがなかなか至難の難しさでした。
それが777が揃えば、打ち止めとなるので、日本中で大ブームを起こしました。
俺ノ人生モアブナカッタ…(´Д`)
現在に通じるパチンコのスタンダードを築き上げたという点で、業界の盟主として君臨しています。
1996年に上場し、世間をあっと言わせました。
その後、平和、ユニバーサル、サミー(現セガサミー)、藤商事とパチンコパチスロメーカーが続々と上場しています。
2 SANKYOの魅力は高配当株式
SANKYOの財務は、盤石です。
自己資本率 82.4%
配当剰余金が2,575億7,500万円もあります。
以前公表していた長者番付でも、毒島会長は常にトップ10に入る超富裕層でした。
パチンコ製造産業は儲かります。
配当が高額配当で有名です。
10年以上年150円配当を維持しています。
1,000株投資で、15万円も配当がもらえることになります。
3 SANKYO株価異変
ところが、高配当投資の代名詞ともいえるSANKYOの株価に異変が生じています。
(株)SANKYO【6417】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
ちょうど1年前の株価は、4,500円前後でした。
現在(2020.5.15)は、2,800円前後です。
その騰落率は、絶望の-37.78%です。
15万円の配当金を求めて、170万円(1,000株)の含み損を生じています。
これが、高配当投資のリスクです。
4 高配当代表株式はJT株
高配当代表株式は、JT株です。
JT株は高配当の代名詞と呼ばれ、154円の配当です。
配当利回りは現時点でも7.68%というありえないような超高配当です。
株価が下がりさえしなければ、12年でWバガーとなります。
投資金額の2倍です!
そのため、安全資産として運用する富裕層や退職者には不動の人気のようです。
( ゚Д゚)
JT【2914】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
1年前は、2,500円前後でした。
それが、現在(2020.5.15)2,006円です。
しかし、配当金15万4千円を求めて、含み損は約50万円(1,000株)です。
もっともJT株は、ナンピンする奴スカンピンの典型です。
JT【2914】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
2016年には4,800円前後で行き来していました。
その後は、長期下落傾向がひたすら続いています。
いつ買っても損をする地獄の株式です。
4年前から、約-58.2%の下落です。
15万4千円欲しさに約280万円(1,000株)も含み損を増やしています。
怖ろしい!(´Д`)
管理人も2019.8月に購入しようかどうかひどく迷いましたが踏み切れませんでした。
当時は、2,200円前後でした。
さらに200円も下がるの?
底が見えない株式は怖ろしすぎます。
5 減配リスクの恐怖
高配当株には、常に減配リスクが伴います。
減配リスクとは、さまざまな社会情勢の変化により、収益が悪化してしまい、予想配当金がくつがえってしまうリスクのことです。
未来の予想はあくまでも予想です。
今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックが起こるなど誰が予想できたことでしょう!
会社四季報の予想は、予想にすぎません。
SANKYOは、2020年5月13日に決算状況を開示しました。
(連結)
総資産 18.61%減 3252億3200万円
株主資本 20.02%減 2643億4300万円
利益剰余金 22.11%減 2575億7500万円
目も当てられないほどの悪化です。
そして、高配当狙いの投資家には、背筋の寒くなるような開示状況となりました。
配当の状況に関する注記(注)
2021年3月期の配当につきましては、未定としております。
150円の配当は、つけられないかもしれないと宣言しています。
こうしたことから、難攻不落の3,000円の壁を一気に破ってきたものと思われます。
ついに来るのか?
6 フィールズ(2767)も暴落
SANKYOが大株主の遊技機器販売会社にフィールズという企業があります。
ウルトラマンシリーズで世界的に有名な円谷プロの版権を手に入れています。
フィールズの株価がすさまじいです。
フィールズ(株)【2767】:リアルタイム株価チャート - Yahoo!ファイナンス
2016年1月まで2,000円を超えていた株価は、現在(2020.5.15)313円です!
下落率は、絶望の-84.35%!
パチスロ界の期待を一身に背負ってデビューした「新鬼武者~DAWN OF DREAMS~」も、デビューが3月23日というコロナの逆風で、鳴かず飛ばずでした。
配当は、2016年3月に配当予想60円が、何と減配で10円となり大暴落となりました。
2017年に50円に復帰するも、現在10円です。
2014年 50円
2015年 60円
2016年 10円
2017年 50円
2018年 30円
2019年 10円
2020年 10円
やはり、パチンコパチスロは、時代のコンテンツとしてなかなかむずかしい環境にあると思います。
7 まとめ
株式投資はハイリスクハイリターンの投資です。
安全な株式投資法などありません。
高配当株式投資法は、高配当というセーフティネットがあるからたとえ株価が暴落しても配当利回りでいつか復活できると考える投資法です。
一見理にかなっているように見えますが、必ずしもそううまくはいかないということがおわかりになられたでしょうか?
株式投資家にとって、年利回り5%の運用益があれば、相当の腕を持つ人といっていいと思います。
ちなみに管理人は2019年はマイナス運用となってしまった養分です・・・。
ところが、株式市場には年利回り予想配当率7%や8%の株式がゴロゴロしています。
普通であれば、そういった高配当株には人気が出て株価も騰がるはずですが、下落していき、さらに利回りが上がっています。
なぜプロ中のプロ、ファンドマネージャーが組み入れないの?
その理由をしっかりと自分で分析した上で、投資すべきかどうか判断すべきだと思います。
株式投資はくれぐれも自己責任において行われますようお願いします。
それでは