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人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、この数年優待名人桐谷広人さん人気もあり、株主優待への人気が高まっています。
株主優待がほぼノーリスクで手に入るクロス取引が大人気です。
ちまたにはクロス取引で株主優待券GETのブログやツイッターやインスタであふれています。
管理人にはとても理解ができません。
そんなにも株主優待がほしいのなら、株主になってしまえばいいのに?
「丸亀製麺」を運営するトリドール株を例にクロス取引による株主優待について、考えてみます。
なお、管理人はクロス取引について、反対はしていません。
クロス取引は、証券取引法で認められている株式取引の方法のひとつであり、何ら否定するものではないからです。
ただし、クロス取引は機会逸失がとてももったいないと思います。
ポンコツヤローにつき、ご批判ご意見はご容赦ください。
1 トリドールとは
トリドールは、2000年に会社が設立されたとても新しい会社です。
たちまちのうちに「丸亀製麺」を全国に広め、世界進出にも積極的です。
特に外国人には大人気で、管理人が3年前ハワイに行った時にも、長蛇の列でびっくりしました。
今もっとも伸びているファーストフードチェーンの代表格と言っていいと思います。
2022年7月段階で、国内の丸亀製麺店舗数は、828店舗です。
特筆すべきは海外店舗が、666店舗もあります。
その他の業態の店舗も含めて、全店舗数は1,737店舗です。
お近くに利用できる丸亀製麺はどこかにあるのではないでしょうか?
2 トリドールの株主優待
トリドールの株主優待です。
株主優待です。
年2回優待券が贈呈されます。
100株でも年2回3,000円相当の優待券が贈呈されるので、フル利用すれば実質6,000円と同じです。
株主還元について | 個人投資家の皆様へ | 株主・投資家情報 | 株式会社トリドールホールディングス
なお、トリドールは2020年4月1日付けで、1:2株式分割を行い、株主優待を少しだけ充実しました。
これまで高嶺の花だったトリドール株が実質半額で100株から優待が受けられるようになったのは特筆すべき株主優待改善です。
株主還元について | 個人投資家の皆様へ | 株主・投資家情報 | 株式会社トリドールホールディングス
さらに200株以上保有の場合、1年以上継続保有していると、年2回3,000円分の優待券が贈呈されます!
200株を1年以上保有すれば、年に2回7,000円の優待券が贈呈されることになります。
年間14,000円分です!
3 トリドールの配当金
トリドールの配当金は残念ながらかなり安く抑えられています。
2022年3月期末7.5円です。
100株保有してもわずか年間750円の配当となります。
なお、2023年3月期も据え置きの計画です。
トリドールの2022年8月18日現在の株価は2,941円です。
配当利回りは、わずかに0.26%です。
高配当大好きの管理人が、トリドール株に投資しない理由はここにあります。
優待分を加えてみます。
100株の場合です。
配当金 750円
株主優待 6,000円
計 6,750円
利回り2.30%!
200株の場合(1年以上)
配当金 1,500円
株主優待 14,000円
計 15,500円
利回り5.27%!
200株を1年以上保有することによって、利回りは驚異の5.27%(株価2,941円)となり、十分投資対象となります。
ただし、優待券14,000円を使い切ることが条件となります。
優待券は100円単位なので、おつりが出にくいそうです。
4 或るミセスワタナベの優待ブログ
そんなとき、或るミセスワタナベの株主優待ブログを読む機会がありました。
ミセスワタナベとは特にFXでは有名な言葉です。
リスクのある相場に勇猛果敢に投資する日本人の総称です。
性別は特に問いてはいませんが、日本人の主婦層を一般に指しています。
ハイリスク相場でも積極的にリバレッジを効かせて勝負するそうです。
臆病でポンコツの管理人にはとても真似できる行為ではありません。
管理人は、利回りが高いと言っても、うどんを年間14,000円分も食べられません。
むしろはなまるうどんの方がリーズナブルなので、たまにはなまるうどんは食べています。
そんなわけで、トリドール株には興味も関心もまったくありませんでした。
端株+200株クロスを1年以上で長期認定され、株主優待(食事券)が4,000円から7,000円にUPします!
つまり、3回目のクロスから7,000円にUP、年間14,000円分もらえます。
そうでした。クロス取引の場合、長期優遇株主優待はできないものと思っていました。しかし、1株保有し株主名簿に記載されると、売却しない限り株主番号は変わりません。
このミセスワタナベは、クロス取引を知り尽くしていています。
株主優待の盲点をついて、実質手数料のみで、年間14,000円分の優待券をせしめているという訳です。
こずるいと思いますか?
ただし、トリドール株はこういったミセスワタナベ同士の貸し株争奪戦になっており、入手は難しいそうです。
競争に勝つためには、早めのロングクロスなどをしなければならず、逆日歩の支払いなどで、手数料は意外にもかかるようです。
そして、超面倒です。
いつクロス取引で売り買い同時発注するかで、手数料も変動します。
パソコン上に1日中貼り付いていないと、なかなか対応は難しいかもしれません。
5 そんなに好きなら、株式投資した方がいいのでは?
ここで素朴な疑問が生じます。
株価は常に変動します。
ただし、一般的には業績が伴う上場企業の株式は、業績に応じて株価は騰がっていくものです。
クロス取引で毎回格闘するよりも、その企業の株式に投資すれば、何もしなくても確実に配当金と株主優待を享受できます。
トリドール株を買ってしまえばいいのでは?とポンコツ盆栽株主の管理人は思う訳です。
(株)トリドールホールディングス【3397】:チャート - Yahoo!ファイナンス
トリドールは、2022年8月12日に決算発表したところ、業績の回復が著しいことが評価され、窓を開けての大暴騰となりました。
もし、6月中旬頃2,300円で200株×2(400株夫婦分)を投資していれば、急騰したこともあり、含み益は約24万円にもなります。
(このミセスワタナベは夫婦名義でトリドールに1株ずつ投資しています。)
しかも、毎年確実に年2回14,000円×2枚をクロス取引しなくとも、入手できます。
含み益がある株の保有は、精神衛生上極めて良いものです。
クロス取引で苦労するよりも、株式投資で株式そのものを保有した方が、含み益も配当益も手に入れることができます。
何よりもクロス取引の面倒なことを一切せずに株主優待権利を手に入れることができます。
ただほどうれしいものはないという気持ちも大いに理解はできますが・・・。
年間約28,000円の優待券を手に入れることができることがうれしいのはわかりますが、クロス取引のきびしい戦いを勝ち抜かなければなりません。
それにしても、年間28,000円分も丸亀製麺で食べきれることができるのはすごいです。
6 まとめ
クロス取引は確実に儲けることができるとミセスワタナベの間で大人気です。
ただ、そういったクロス取引株主優待ブログやツイッターを見るにつけ、管理人は少々げんなりします。
クロス取引を行うためには、情報をリサーチし、タイミングを計り、信用売りと信用買いの同時発注を行わなければなりません。
当然発注ミスなど許されるわけにはいきません。
その膨大なエネルギーとミスした場合のリスクや時間を考えると、クロス取引は実は割に合わないのでは?
また、クロス取引をたくさんすると、中には5倍10倍と値上がりしてしまうこともあるはずです。
トリドールは配当金が低いので、クロス取引マニアの格好の獲物とされているようです。
そのため争奪戦は、9月末権利は8月から始まり、3月末権利は2月から始まります。
ロングクロスとすればするほど貸し株料は膨らんでいき、株主優待の儲けは少なくなっていきます。
儲けようとギリギリまで待つと、貸し株の在庫がなくなり買えないことになってしまいます。
胃に穴が開くようなギリギリの攻防戦が権利確定日まで続きます。
それを年間何十、何百とクロス取引するミセスワタナベがいるとは、管理人はとても信じられません。
クロス取引での実質儲け額は、せいぜい年間数万円~10数万円が限度のようです。
優待券を大量に手に入れたとしても、優待券にはクオカードを除き有効期限がつきものです。
優待消化のためには桐谷広人さんのようになるしかありません。
または、メルカリやヤフーオークションなどで出品して処理するしかありません。
ここでも、膨大な時間を費やすことになります。
反対にトリドール株を安いときに投資しておけば、何もしなくとも年2回優待券が送付されてきます。
クロス取引で実際に生じる労働時間を考えると割に合わないのではと思いたくなります。
まあ、ただで、年間数万円から10数万円もの財テクができるのであればやって損はないとは思いますが、機会逸失と時間の浪費は管理人には耐えられません。
クロス取引に対する考え方は多様です。
こういったポンコツヤローの見方もあるんだということを知っていただければありがたいです。
なお、桐谷広人さんは、今でこそ4億円の資産家となっておられますが、一時3億円を5千万円まで溶かしています。
株主優待狙いもまた、絶対に安全ではありません。
投資するお金は失ってもいいという覚悟を持たないと株式投資は怖くてできません。
リスクを負わないことがリスクなのだ。byビルゲイツ
ブログと株式投資に愛と真の情報を
それではまた