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人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは株主優待制度を楽しんでいますか?
管理人は3年ほど前から株主優待が楽しくてハマっています。
しかし、株主優待制度は、とても不公平感の強い制度です。
株主優待制度は、一般に100株以上の株主が対象となります。
つまり、極端な話、10万株保有株主と100株保有株主が恩恵を受ける優待は、同じものとなります。
海外の機関投資家からは、株主優待に要する経費は公平に株主に還元すべきとの意見が強まっていて、優待を廃止する企業が続出しています。
あろうことか、株主数を増やすために株主優待制度を維持している上場企業は、優待を取りやめるだけでなく上場そのものを止めてしまう場合もあります。
そんな中、年に2回もギフトカタログを進呈することで有名なベネッセHDが、MBOの一環としてTOB(公開買い付け)を実施すると発表しました。
配当金と株主優待は2023年9月30日の株主名簿に記載された株主を対象を最後にして終了です。
買値よりも下落してしまい、困っていた管理人にとっては、TOBは僥倖です。
しかし、教育産業の第一人者であるベネッセHDが上場廃止なんて想像もしていませんでした。
- 1 ベネッセHDがTOB(公開買い付け)2,600円
- 2 僥倖のベネッセHDのTOB
- 3 配当金と株主優待は2023年9月末まで
- 4 管理人のベネッセHDへの投資成果
- 5 最近は保有株のTOBが続いて複雑な気分
- 6 まとめ
1 ベネッセHDがTOB(公開買い付け)2,600円
2023年11月10日(金)、ベネッセHDは、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として、株式非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しました。
上限は設定せず、2024年2月上旬からTOBを実施することとしています。
開示されたIRを読むと、2023年11月9日終値1791.5円の45.13%ものプレミアムを加え、2,600円と決定したそうです。
当初は2,300円での提案に協議が難航し、次に2,510円でも折り合いがつかず、最終的に2,600円となりました。
かなり長いIRですが、読んでみて損はないと思います。
迫真のドキュメントで、とても面白いです。
公開買付者らは、対象者の取締役会での最終決定のために、2023年11月9日に、対象者に対し、本公開買付けにおける対象者株式1株あたりの本公開買付価格を2,600円(2,600円は、当該提案がなされた2023年11月9日の東京証券取引所プライム市場における対象者株式の終値1,791.5円に対して45.13%、同日までの過去1ヶ月間の終値単純平均値1,782円に対して45.90%、同日までの過去3ヶ月間の終値単純平均値1,826円に対して42.39%、同日までの過去6ヶ月間の終値単純平均値1,841円に対して41.23%のプレミアムをそれぞれ加えた金額です。)とし、本米国預託証券1株あたりの本公開買付価格を2,600円とし、本公開買付価格以外の本公開買付けの条件(買付予定数の下限及び公開買付期間(下記「(4)20 本公開買付け後の組織再編等の方針(いわゆる二段階買収に関する事項)」において定義します。))を本プレスリリース記載の条件とする、法的拘束力のある最終提案を書面で行いました。
MBOの実施の一環としてのブルーム1株式会社による当社株券等に対する 公開買付けの開始予定に関する意見表明のお知らせ
すでに含み損を2万円以上抱えていた管理人にとっては、まさに僥倖のTOBとなりました。
2 僥倖のベネッセHDのTOB
管理人は、2022年11月11日にベネッセHDを2,001円で100株投資しました。
理由はお得すぎだと判断したからです。
1 年間配当金 60円
2 株主優待 6,000円
(3,000円相当品2回)
年間12,000円相当の配当金と株主優待が進呈されます。
ところが、ベネッセHDの株価は長期下落中です。
少子化や教育費節減の影響が、教育産業にはもろに被っています。
すばらしい優良株だなあと思ったのは、いまから10数年前の話です。
あの頃は株価は5,000円前後もしていたことを思い出します。新聞の株価一覧の最後に近いところに株価が掲載されていたので、自然にめにつきやすかったからです。
高値覚えの高値掴みとなってしまいました。
くやしいので、2023年7月18日にナンピンをしてしまいました。
多少損しても、配当金をもらいながら、年2回優待を楽しむこととしました。
ちょっぴり残念です。
3 配当金と株主優待は2023年9月末まで
2023年中間期(9月末)の権利は獲得しています。
TOBで一体どうなるのかどきどきものでした。
2024年3月期配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、2024年3月期より株主優待制度を廃止することを決議いたしました。これにより、2023年9月30日現在の株主名簿に記録された1単元以上の株式を保有されている株主の皆様に対する株主優待をもちまして、当社の株主優待制度は廃止されることになります。
2024年3月期配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ
ホッとしました。9月末中間期の配当金と株主優待は遡っての廃止とはなりませんでした。
最近のMBOでシステム情報が遡って廃止なんていう極悪非道のTOBをやったばっかりなのでホッとしました。
優待目的のために投資して、一度も行使しないで廃止なんて悲しすぎます。
よかったです。
4 管理人のベネッセHDへの投資成果
管理人はベネッセHDを200株保有しています。
投資成果です。
1 キャピタルゲイン(NISA)
2,001円(2,600円) +59,900円
1,815円(2,600円) +78,500円
計 +138,400円
2 インカムゲイン(NISA)
6,000円(2023年3月期、9月期)
3,000円(2023年9月期)
計 +9,000円
3 株主優待
6,000円(2023年3月期、9月期)
3,000円(2023年9月期)
計 +9,000円
塩漬けして長期保有と覚悟していたのに、TOBとなり投資資金が自由になりました。
資金力がない管理人にとって520,000円の投資資金は本当にありがたいです。
5 最近は保有株のTOBが続いて複雑な気分
管理人は最近TOBに当たることが多く、複雑な心境です。
1 東京日産コンピュータシステム
2 システム情報
3 ビジョナリー
システム情報は、2023年7月21日に買ったら、2023年9月27日にTOBです。
初優待QUOカードも初配当ももらえませんでした。
74,980円で買って、92,800円で売却です。
速攻で、+17,820円も売却益を手に入れることができただけ良しとしたいところですが、気分が良くはありません。
TOBされる上場企業を選んでいるということは、投資の選択眼がないともいえるからです。
ただし、TOBに当たるのはあまりいい気分ではありません。
6 まとめ
まさか天下の教育産業の盟主であるベネッセHDが、TOBにより上場廃止になるとは夢にも思っていませんでした。
これからギフトカタログ生活の核にしようとベネッセHDを夫婦名義で100株ずつ200株投資したばかりだったからです。
年間3,000円のギフトが4つも届く計画でした。
ふるさと納税4万円分と同等です。
定年退職者にとってふるさと納税は、もはや高根の花です。
少しでもふるさと納税の気分を味わおうとベネッセHDの株主優待にたどり着きました。
管理人の選択眼は曇っています。
まあ、結果的に+156,400円という実現益を手に入れることができたのは、とても幸運と素直にベネッセHDのTOBを喜びます。
これで520,000円の自由になるお金ができたのも大きいです。
新NISAをにらんで、じっくりと再投資する株を研究したいと思います。
もう、TOBに当たらないように!
株式投資はくれぐれも自己責任でご判断されますようお願いします。
ブログとベネッセHDとTOBに愛と真の情報を
それではまた