ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは株主優待制度をご存じですか?
株主優待制度とは、投資した会社が株主に対して自社の商品やサービスや割引券、さらにはカタログギフトやQUOカードを提供する制度です。
株主優待制度は、義務ではありませんが、約4,000の上場企業のうち約1,400社が株主優待制度を実施しています。
中でもQUOカード優待は、数ある株主優待ジャンルの中でも大人気です。
そんな中、高額QUOカード優待を2006年から続けていたみずほリース(8425)が、2023年3月31日を持って廃止することを2023年11月8日に発表しました!
次の配当金再投資で、投資の候補にみずほリースを入れていた管理人にとっては大ショックです!
You は SHOCK!
株主優待を唐突に取り止めるなんて、ショック以外の何物でもありません。
愛は取り戻せません。
- 1 みずほリース株主優待廃止の極悪度
- 2 みずほリースは19期連続増配企業
- 3 株主優待廃止となれば、みずほリースは並の株となる
- 4 恐怖はリコーリース株主優待への波及
- 5 リコーリースの株主還元基本方針見直し
- 6 優待族はきびしい冬の時代がやってくるのかも?
1 みずほリース株主優待廃止の極悪度
みずほリースは、2023年11月8日に2023年第2四半期報告を開示しました。
このときに、合わせて株式分割と増配及び株主優待制度の廃止も開示しました。
(2)株主優待制度の廃止について 当社は、2006年より株主優待制度を実施してまいりましたが、この度、株主の皆さまへの公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、配当等による利益還元に集約することとし、株主優待制度を廃止することといたしました。
※ 廃止の時期 すでに発送済みの、2023年3月31日を基準日とした当社株主名簿に記載された株主さま(100株以上ご所有)への贈呈をもちまして、株主優待制度を廃止させていただきます。
株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更、配当予想の修正(増配)及び 株主優待制度の廃止に関するお知らせ
発表は2023年11月8日です。
2024年3月の優待権利を狙って投資している投資家も少なくないことでしょう。
それが8ヵ月も前の優待権利者への発送を持って廃止とは!
これが、興銀リースを源流とする超一流企業のやることなのでしょうか!
過去管理人も東京個別指導学院では似たような優待廃止をやられました。
でも東京個別指導学院とみずほリースでは格が違います。
仮にもメガバンクみずほ銀行グループの一員であるみずほリースがこんなケチンボな経費削減をすることに衝撃です!
2 みずほリースは19期連続増配企業
みずほリースは、これまで18期連続増配を行っており、今回の発表で19期連続増配の予定です。
日経新聞が2023年6月30日から新たな指数として発表した「日経高配当連続増配株指数」構成70銘柄にも採用されています。
しかも、2024年1月から始まる新NISAに対応すべく、株式を1:5分割も同時に発表しています。
株式数が5倍に増えるので、QUOカード優待分の経費が5倍に増えるということが優待廃止に結び付いたことは容易に想定できます。
20年ほど前は、分割というと株価が騰がる要素でしたが、この数年は分割の方がむしろ株価下落となるケースが相次いでいます。
2年前株価が18,000円を突破したBASEは1/5分割したところ、株価が1/10になってしまいました。
BASE(株)【4477】:株価チャート - Yahoo!ファイナンス
本気で分割後2,000円で1,000株買う寸前だった管理人は九死に一生となりました。
-170万円の地獄を続けているところでした。
自分の指運に運命を感じます。
そのほか、分割で株価が急落し浮上しないままとなっている銘柄は、たくさんあります。
むしろトヨタのようなケースが稀となっている時代です。
はたして、みずほリースの判断は投資家に受け入れられるのでしょうか?
3 株主優待廃止となれば、みずほリースは並の株となる
みずほリースの魅力は、なんといっても株主優待にありました。
3月末に株主権利を確定すると、100株を1年未満の保有で3,000円のQUOカードが進呈されました。
1年を超えるとなんと4,000円分のQUOカードが進呈されます。
2024年3月期は、6円増配で年間172円の配当となる予定です。
QUOカード優待があったと仮定すると、100株で配当17,200円とQUOカード3,000円合わせて20,200円を手に入れることができたはずでした。
みずほリースの株価は、4,725円(2023.11.8)なので、利回りは4.28%と十分に満足のいく利回りでした。
無念でなりません。
4 恐怖はリコーリース株主優待への波及
リコーリースは、みずほリースと資本提携していて、みずほリースの持ち分会社となっています。
株価も配当金も株主優待もほぼ一緒です。
リコーリース(株)【8566】:株主優待 - Yahoo!ファイナンス
QUOカードが保有期間によって3段階となり、3年以上保有すればなんと高額QUOカード5,000円の進呈です。
管理人は、リコーリースの方がQUOカードの金額が高いので、リコーリースに投資することにしました。
2,000円のQUOカードはうれしいものです。
しかし、みずほリースが、リコーリースの株を19.72%も保有する筆頭株主であることを考えると優待廃止の圧力は相当なものかもしれません。
とても嫌な感じしかしません。(´Д`)
5 リコーリースの株主還元基本方針見直し
2023年10月31日、リコーリースは、2024年3月期第2四半期決算概要を開示しました。
この中で驚く内容を開示しました。
リコーリース【8566】、7-9月期(2Q)経常は16%増益 | 株探ニュース
配当性向を、26/3期35%以上を40%以上に、30/3期は50%に見直すという衝撃のIRです。
ざっと計算すると、26/3期は、200円超え、30/3期は300円超えとなる計算になります。
4,485円(2023.11.8)なので、30/3期は業績が順調という大前提がありますが、利回り6.69%となるやもしれません。(妄想)
しかも、優待QUOカードを止めなければ100株でも35,000円となるやも!
管理人は3,320円で買っているので、利回りが10%を超えてくるかもしれません!
みずほリースと真逆な対応となった結果は一体どうなることでしょう?
しばらくの間リコーリースはみずほリースよりも株価は常に上回っていました。
株主優待を唐突に止めた結果が、どう株価に影響していくのか動向を注視していきたいと思います。
6 優待族はきびしい冬の時代がやってくるのかも?
株主への利益還元の公平性の観点からわが国独自の文化に発展してきた株主優待制度が大きく揺らいでいます。
きっかけは破格のオリックスの株主優待制度廃止からかもしれません。
あの後、JTも追従し、株式市場の親玉である日本取引所も廃止を開示しました。
また、ヒューリックのように2年縛りとし、クロス取引による優待ただ取り排除の姿勢はますます高まっています。
ジャパンミートやトリドールは不定期に株主名簿記載を確認する方針を打ち出し、決算期や中間決算期だけ1株を単位株に増やして長期株主を装うというクロス取引の裏技もきびしくなってきています。
だんだんと株主優待文化はアメリカと同じように廃れていく運命にあるのかもしれません。
みずほリースが5分割すると株価は945円です。
配当金173円を5分割すると34.6円で利回りは、3.66%です。
三菱HCキャピタルは、956.9円で配当金は37円です。
利回りは3.87%となります。
優待廃止後そして分割後は、意外にも三菱HCキャピタルの利回りの方が上回っています。
株主優待に汲々としているよりも、より利回りの高い連続増配株に投資した方が、精神衛生上もすっきりするかもしれません。
ブログと株主優待とQUOカードに愛と真の情報を
無念なり!みずほリース!
それではこのすば!