ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は底辺中の底辺ポンコツ盆栽株主です。
現在61単元の銘柄と17銘柄の単元未満株を保有し、毎日の株価の動向に肝を冷やすバカヤローです。
2023年は「卯(うさぎ)跳ねる」の干支のアノマリーがあるというのに、このつらさは何でしょう。
でも、下落の苦しみは、誰にも言えません。
妻にも娘にも親にもです。
澱のように溜まった苦しみは、自分で乗り越えなくてはなりません。
バブル崩壊後のあまりの暴落時に、管理人は澱があふれそうになり、結婚を機会にすべて損切りし、一時株式投資の世界から撤退しました。
あのときの解放感は、忘れることができません。
もう株価の上下とは縁のない生活が送れる!
それが、リーマンショックをきっかけに再び管理人は、株式投資という魑魅魍魎の世界に戻ってきてしまいました。
コロナショック後、管理人はひとつの大発見をしました。
それは配当金です。
配当金があれば、たとえ大きな損失を抱えても、長く保有すればいつかは損失を取り戻すことができるます。
だからこそ、無配株や減配株そしてわずかな配当金しか出さない株主を無視した株にはできるだけ手を出さないようにしています。
そんな苦しみに悶えていた先日、株仲間のTくんと話す機会がありました。
譲渡益(キャピタルゲイン)を狙ってばかりいては、いつかとんでもない大きな落とし穴にすっぽり落ちてしまう可能性があります。
また、株主優待益は、どんなにがんばっても株式投資の主役には躍り出ることはないと思います。
嗚呼!配当金が限りなくほしい!
1 Tくんの定年後の選択
Tくんは、管理人の後輩です。
昨年退職し、再雇用社員制度を活用し、しぶしぶ会社に残ることを選択しました。
アドバイスしたのは管理人です。
Tくんは、裕福な暮らしをしています。
根っからの日産党で、クルマはCIMAハイブリットに乗っています。
車両価格は850万円前後です。
資産も生涯喰えるくらいはあるので、60歳から自由な暮らしをしたいと夢を見ていたようでした。
でも、いきなり自由となっても、社畜として長年生きていると、とりあえずすることが見つかりません。
管理人も、満期定年退職を迎えたとき、きっぱり辞めようと思いました。
しかし、年金支給65歳まで無給の身では辞める選択肢はありませんでした。
公的年金が満額もらえるまで、5年間は粗大ゴミ扱いされても会社にしがみつくのが、年金法大改正後の新しい老後の生き方だと管理人は思っています。
Tくんも止めなくてよかったと管理人に感謝してくれるのがちょっぴりうれしいです。
いまは、フルタイムで現職時代と変わらないエネルギッシュな毎日を過ごしています。
2 Tくんは、退職金に夢を見た
そんなTくんも困ったのは、退職金の運用です。
Tくんは悩んだ末、2022年5月に平均取得額約2,200円でトヨタ株を1万株購入したそうです。
日産党なのにトヨタ株を買うところに株式投資のおもしろさがあります。
2022年3月にトヨタ株は、急落し1,800円台まで下落しました。
しかし、会社から退職金が振り込まれるのは4月GW直前なので、T君は一日千秋の思いで待ち焦がれていたそうです。
トヨタ自動車(株)【7203】:チャート - Yahoo!ファイナンス
まあ、諸費用込みで900万円の車に乗っているTくんの金銭感覚は、貧乏しみったれの管理人には理解できません。
3 Tくんと1年後の再開
しかし、トヨタの株価が下落基調なので、少し心配していました。
そんな矢先、1年ぶりにTくんと研修で再会しました。
まさか、世界有数のトップ企業トヨタの株価が2割も下落するとは、誰も思ってはいなかったのではないでしょうか!
ああ!株式投資は本当に怖ろしいです。
トヨタは、1:5分割を行い、配当金は2022年期末段階で52円です。
1万株であれば、年間520,000円の配当金を受領できます。
税引き後なら、415,220円です。
つまり、10年間トヨタ株を保有し続ければ、現在の損失-400万円を補てんすることができます。
株価の思惑と違う動きは、しょっちゅうです。
そんなとき買値より下落しても配当金でカバーできます。
株式投資で失敗しても、配当金がセーフティーネットとなってくれる高配当株の安心感は、魑魅魍魎が闊歩する株式投資の闇を照らしてくれます。
4 FIREくんは年利回り4%の高配当株で生きている
FIREとは、経済的自立を達成し、早期リタイアを目指す30代-40代の世代を中心とした新しい生き方です。
現役時代に株式投資や投資信託、米国株、場合によっては暗号資産や不動産投資などにチャレンジし、何としても1億円貯めます。
その後は、年4%の高利回りの株式投資や投資信託などの金融商品で配当金を手に入れます。
1億円の4%なら、約400万円です。
税引き後319万4,600円なら、月25万円前後の不労所得なので、生涯働かなくとも十分に暮らしていけるという計算となります。
この数年、株式投資の配当金は前年比平均3%の増配傾向です。
年間+12万円(税引き後約9.5万円増)の収入UPとなる計算なので、3%程度のインフレにも耐えられます。
でも、管理人はそれで本当に大丈夫なの?という疑問を抱えています。
FIREくんの老後の公的年金は、早期退職してしまえば、ほぼ国民年金となってしまうからです。
65歳を過ぎてもらえる年金が、月約6万円です。
ところが社畜となって、厚生年金を掛け続ければ、年金額は月15‐22万円程度に跳ね上がります。
FIRE君に比べ、月+9万円~+16万円の公的年金受給が、死ぬまで続きます。
生涯通算平均約3,000万円もの年金給付額の差となります。
いかに配当金が増えて行こうと、この差を埋めるのは容易ではないと思います。
個人的には、サラリーマンの場合、机にしがみついてでも、厚生年金の受給資格を勝ち取るのが、老後のベストな選択と思います。
5 まとめ
株価が下落基調となると、FIREくんブログは、株価が下落しても気にしないというコメントがほとんどです。
含み益があるから目先の下落は気にしない。
大事なのは配当金!というコメントです。
たしかに、一時的に株価が下落したとしても、売却しなければ損益は変わりません。
配当金がもらえれば生活が維持できるので一理あります。
含み益を失うほど下落してしまうとそうも言ってられなくなります。
長期塩漬けか損切りという重い判断を行わなければなりません。
ただし、ほかに収入があったり、資産があれば、配当金がセーフティーネットとなり、売却しないで保有を続けることができ、いつの日か含み損を解消してくれる日がやってくるはずです。
そのためにも、高配当が期待できる株式銘柄を狙いたいものです。
ただし、ウォーレンバフェット神の名言を決して忘れてはなりません。
株式投資の極意とは、優良な株を安いうちに買い、長く持つこと。それに尽きます。
誰しも株価は安いうちに買っておきたいものです。
でもそれは誰にもわかりません。
Tくんの買ったトヨタ株の株価も、ここまで下落するとは誰も思っていないのではないでしょうか?
もちろん管理人も正解譜だと思っていました。
株式投資は本当に難しいです。
管理人も毎日拳の中爪が突き刺さるくやしさと悲しみを抱いて、毎日を過ごしています。
明日の相場の好転を夢見て、明日も生きてやります。
株式投資は、くれぐれも自己責任でご判断されますようお願いします。
ヤフーファイナンスの売り豚のバカヤロー!
ブログと株式投資に愛と真の情報を
それではまた