利回りの計算がまちがっていました。訂正します。申し訳ありませんでした。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、2024年2月22日(木)日経平均株価は、1989年12月29日に記録した最高値を34年ぶりに更新しました。
1989年12月29日 最高値38,957円44銭
2024年02月22日 最高値39,156円97銭
マスコミや証券業界は、大騒ぎですが、管理人に感激はありません。
この34年の間、なんとか生き延びることができたことに感謝するしかありません。
株式投資はリスクの塊です。
今回は、バブルを引き起こした張本人NTT株について語ります。
くれぐれも株式投資は自己責任でご判断されますようお願いします。
1 バブルはNTT上場とともにやってきた
1987年(昭和62年)2月9日、日本電信電話が民営化したNTTが上場しました。
売り出し価格は119万7,000円でした。
当時の管理人は、サラリーマン4年目のペーペーで、遊ぶのに忙しく、貯蓄はまるでありませんでした。
職場の先輩たちの話題は、NTT株一色でした。
たったの2か月で318万円にまで騰がり、我が国はバブルに酔いしれました。
NTT関連で、東京電力は9,140円まで暴騰し、バブルの夜明けが始まっていました。
しかし、バブルはつかの間の出来事でした。
1987年10月17日の月曜日、史上に名高いブラックマンデーが発生し、NYダウ平均は22.5%もの大暴落が発生しました。
しかし、我が国のバブルの熱気は、2年後の1989年12月29日を頂点に平成初期まで続きました。
2 NTT第二次放出の先輩の悲劇
政府は保有するNTT株を早めに放出し、売却益を得ようとしていました。
1987年11月、大蔵省は政府保有NTT株の第二次放出を行います。
放出価格は255万円でした。
管理人の職場にも妙齢の証券レディが頻繁に売り込みに出入りしていました。
必ず500万円になると思います!
しかし、一度も放出価格を上回ることはありませんでした。
1988年10月には第三次放出価格190万円で売り出します。
NTT株の供給は過剰となり見る見るうちにNTT株は暴落していきました。
日経平均が最高値を更新した翌年1990年にはNTT株は100万円を切ってしまいました。
隣の先輩は2株投資し、500万円の利益を手にする計画でしたが、2年ちょっとの間に300万円以上の損失を抱えてしまいました。
他にも損失を抱えてしまった先輩はいたようで、いつの間にか株式投資の話は禁句となってしまった記憶があります。
もしあの頃管理人に余剰資金があったら、先輩と同じように熱に浮かされてNTT株は買っていたと思うと、お金がないことが結果的によかったとふと思うことがあります。
その後、NTT株は37.5万円まで暴落しました。
上場価格119万7,000円を上回るのに30年間を要し、2017年についに上回ったときは大きな話題となりました。
先輩はNTT株をどうしたんだろう?
30数年前の出来事をふと思うことがあります。
自己責任とはいえ、政府保有株は、JR、NTT、JT、ゆうちょ、かんぽ生命上場で悲劇となり、死屍累々となった例ばかりです。
あまりにも残酷です。
3 37年の時を超え、NTT株に投資
初上場後、37年後の2023年6月、NTTは25分割を行いました。
NTTは、2015年に1:2分割、2020年にも1:2分割を行います。
今回の1:25分割で、上場後の株式が1:100となったこととなります。
現在の株価(2024.2.22)は180.5円です。
分割前で言うと180万5,000円です。
ただし、配当利回りが平均3%台を維持してきたので、先輩もようやく元は取れたとことになります。
37年間の時空を超え、管理人にもNTT株を保有するチャンスが回ってきました。
NTTの配当金は5円です。
利回りは、2.77%とプライム市場上場株の平均2.0%を上回り、十分及第点です。
しかし、これだけではありません。
NTT株は100株保有がベストプライスです。
株主優待があるからです。
日本電信電話(株)【9432】:株主優待 - Yahoo!ファイナンス
とても不思議な株主優待です。
5年経ったら、一度売却しないと株主優待権利がなくなります。
5年平均となると、年間平均900ポイントのdポイントが進呈されます。
配当金と合わせると、年間1,400円相当となります。
なお、配当金は年間500円なので、5年後売却を考えると、無理して新NISAに入れなくてもいいかもしれません。
我が家は家族名義で3人分100株保有しています。
もう1人分の投資も計画中です。
5年間投資すれば、18,060円の投資で、配当金と合わせて合計7,000円相当を手にすることができます。
d払いアプリをインストールすれば、dポイントが使えるので、2024年1月14日でdポイントが使えなくなったマクドナルドでも使えるようになります。
1987年にNTT株を指をくわえて買えなかったことに絶望感とその後の大暴落に安堵したあの日々から37年経って、ついにNTT株主となれたことに感無量です。
なお、d払いもdポイントもドコモユーザーでなくとも利用できます。
マツモトキヨシやドトールはもちろんのこと、ほとんどのコンビニでも使えます。
読者のみなさんも普通預金の残高に18,000円程度はあるはずです。
寝かせていても5年間でほぼ利息はありません。
5年間で7,000円相当の配当+株主優待を手に入れてみるのも一興ではないでしょうか?
人生に刺激と潤いが増えるのは間違いありません。
4 まとめ
1987年に発生したNTT株上場バブルは、ブラックマンデーを挟んでもその勢いは平成初期まで衰えませんでした。
一方、バブルつぶしに躍起の日銀は、公定歩合の引き上げを加速化させました。
1990年には郵便局の10年定額貯金の利回りが、一時8%を超えました。
管理人の会社の社内預金の利回りも5.75%となりました。
勝者は、株式バブルで利確して、すばやく資金を超高金利の定期預金や社内預金にシフトした人たちです。
管理人の学生時代のこすっからいくそ生意気な後輩は、NTT株一次放出で当選し、300万円ですばやく利確して、8%の10年物の郵便局定額貯金に突っ込んだしたたかな男です。
株式投資は生き馬の目を抜く魑魅魍魎の世界です。
利確はいつだって正義です。
まあ、それでも奴はNTT株で儲けた味が忘れられなかったようです。
株式投資の恐ろしさは成功体験にあります。
奴は、成功体験が忘れられず株式投資の世界に舞い戻り、大火傷を負ったという風の便りが聞こえました。
今年の年賀状に死ぬまで働きたいというメッセージが、奴の苦境を物語っていました。
株式投資は9割がトータルでは負けることは、案外まちがってはいないのかもしれません。
勝利の味が忘れられず、わきが甘くなり大事なお金や信用で大勝負に出てしまうからです。
ギャンブルで大負けをするのも大体は同じパターンです。
(´Д`)
人間のDNAのなせる哀しい本能なのかもしれません。
お金のなかった管理人は、バブル初期に投資できなかったことは、結果的には僥倖でした。
バブル崩壊後の管理人の試練については、次の機会にブログにします。
株式投資はくれぐれも自己責任でご判断されますようお願いします。
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