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知っておいて損はない。ふるさと納税確定申告手続きは、意外なほど簡単です

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どうも(^.^) 管理人のpanpanpapaです。

さて、今年の確定申告受付も例年通り2月15日~3月15日までの1ヶ月間です。

この1ヶ月の間に全国で約2,000万人の方が税務署に押しかけるのですから、異常に混み合います。

一度その混み合いを経験したら、たいていの行列はかわいいものです。

ディズニーランドの比ではありません。4時間5時間当たり前です。

行列に耐性ができて、有名レストランや病院の順番待ちなど苦にもならなくなるほどです。

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しかし、毎年のことですが、そろそろ大混雑のピークが過ぎます。

ロングランの特別美術展やミュージカルなども一番混雑するのは、初めの頃と終わりの頃です。

そういった意味で、確定申告に行くのなら、できるだけ期間の中頃(2月下旬から3月上旬)に行くのが、時間節約のためのライフハックとなります。

覚えておいて損はありません。

また、超裏技となりますが、所得税還付は、実は5年間に遡って還付することができます。

確定申告の時期をずらして、1年間税務署でゆったりと確定申告することができます。還付が遅くともいいという方は、考慮する価値は大いにあります。

VIP待遇となるので、おススメです。

 

1 確定申告はサラリーマンは不要?

給与所得者いわゆるサラリーマンは、税金が会社から天引きされるので、基本的に確定申告は不要です。

確定申告は、実は会社が行ってくれています。年間を見越して所得税を控除しておき、年末に調整してくれます。これが年末調整で、見かけ上年末に思わぬ収入があるように見えますが、実際には自分のお金です。

面倒な確定申告をしなくて良いのは、会社のおかげです。

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長い人生においてイベントやアクシデントはつきものです。

臨時にお金の出入りが激しくなった場合、確定申告が必要となると覚えておくと便利です。

臨時にお金の出入りが激しくなるイベントやアクシデント例

1 マイホームを取得、改修した場合(住宅取得特別控除)

2 マイホームを手放した場合や下落した株を売却し、評価損を生じた場合(雑損控除)

3 医療費が年間10万円以上かかった場合(医療費控除)

4 2,000円以上寄附した場合(寄附金控除)

5 退職し、退職金をもらった場合(退職所得控除)

6 一時所得があった場合(譲渡所得、山林所得)

そのほか、給与所得が2,000万円以上の方(あやかりたいです。)や給与所得のほかに20万円以上の所得がある方(講演会講師、印税、アフィリエイトなど)も確定申告しなければなりません。

アフィリエイトで確定申告なんて夢のようです。私は永遠に無理だと思います・・・。

このうち、4の寄附金控除が、ふるさと納税確定申告にあたります。

2 ふるさと納税による寄附金控除確定申告は面倒?

2-1 ふるさと納税アンケート結果

アンケート会社のリサーチによれば、ふるさと納税を知っている人は97.5%にも及びますが、実際に行った人となると、わずか10.5%にすぎないそうです。 

ほぼ9割の方が、手続きをしていないとは意外です。

全国ふるさと納税3万人の実態調査|社会公共関連サービス事業|株式会社インテージリサーチ

research.lifemedia.jp

また、関心があっても、ふるさと納税を行わない理由は、ひとつは確定申告手続きが何となく面倒そうだからということと、ふるさと納税がお金にがめつく見えて嫌というものです。

ふるさと納税制度は、都市部に集中する税の一部を地方へ移すことによって、税収難で苦しむ地方を創生しようとして、国が掲げた制度です。

おまえは郷土を愛していないのか!

地元に住んでいながら、ほかの自治体に納税するとは何事だ!

という批判に耳を傾ける必要など一切ありません。 

2-2 ふるさと納税の上限設定

ふるさと納税を行えば寄附金扱いとなり、所得に応じて2,000円を差し引いた分を還付することができます。
目安としては、住民税の2割プラス所得税1割とされていますが、個々人によって扶養者の有無、配偶者の収入、他の控除との関係(医療費控除、住宅取得控除)などがあり、一律ではありません。
寄附金2,000円にするには、ふるさと納税額の上限をどの程度に設定するのかが、結構ドキドキものです。
かなり昔(古い話で申し訳ありません。)、買い物ハンターという番組がありました。
セットスタジオ内に配置したさまざまな商品を100万円分購入して、100万円に近い人が勝ち上がるという趣向で、とても面白い番組でした。
ふるさと納税額はこれに似た感じです。

私の先輩に納税しすぎて、控除額より寄附金の方が大幅に上回ってしまい、10万円以上寄付してしまったという笑えない話もあるので、上限は心持ち低めにした方が無難です。

3 ふるさと納税確定申告は簡単

2016年より、総務省はふるさと納税額を増やすため、より簡単な制度にしようと、ふるさと納税を申し込んだ自治体が、確定申告手続きを行うワンストップサービス制度が選択することができるようになりました。
一々面倒な確定申告をして、直接税務署に行ったり、郵送する必要がなくなるので大変便利になったといえます。

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しかし、この制度には懐疑主義の私にはちょっと待て!という感覚です。
平成27年度ふるさと納税受け入れ額

件数 7,260,993件 

金額 1,652億円 (総務省)

www.soumu.go.jp

この膨大な事務処理量を全国津々浦々の市町村職員が、確実にそして遅滞なく処理しきれるかと考えると、疑問符がつきます。 平成28年度は総額3,000億円になるそうです。
もしも、何らかの事務処理ミスが生じて、うやむやにでもなったら、非常にやっかいな案件となってしまいます。
このような懸念を払しょくするには、従来通り自分が確定申告手続きを行うしかありません。

幸いふるさと納税の確定申告は、税務署の申告手続きサイトで、とても簡単に手続きできます。

www.nta.go.jp

準備は4点が必要です。 

平成28年源泉徴収票原本
運転免許証の写し
マイナンバーまたはマイナンバー証明書の写し

ふるさと納税証明書

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税務署サイトに行き、平成28年分収入所得、源泉徴収額、扶養者の有無等を入力すると、自動的に還付額を計算し、提出する帳票を作成してくれます。
ものの10分もかかりません。
作成印刷した帳票に、認印を押印し、準備した3点を台紙に張って完成です。
後は直接税務署に持ち込むか、郵送となります。

4 2/24税務署に行って手続きをとってきました

本日、税務署を訪れたところ、相変わらずの長蛇の列ですが、並んでいる方々は、確定申告申請の最終チェックが必要な方々です。
ふるさと納税の確定申告は、基本的に添付書類の確認だけなので、窓口も違い、受付印を押してもらうだけです。

まったく並びませんでした(喜)!
4~6週間後に還付しますとの返答でした。
これで、我が家の場合、16万円のふるさと納税に対し、15万8,000円が1年かけて還付されます。
もう3年目なので理解できましたが、15万8,000円がまとめて戻ってくるのではなく、所得税の一部とふるさと納税の住民税の2割の部分が12カ月の均等割りで減税されることによって、戻ってくる仕組みです。
高い住民税から10,000円近くも、毎月引いてくれてとてもありがたく感じます。
後2週間ちょっとで、確定申告は終了です。来週あたりそろそろ手続きは取っておきたいところです。
また、昨年ふるさと納税をしなかった方も、ぜひ今年こそはチャレンジしてください。

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所得収入(控除前の額面収入)の約2割から心持ち減らした額が目安と覚えておくとわかりやすいと思います。
それでは