最終更新 2019.6.18 5.6 2018.6.17
ようこそ(^.^)
お金を通して、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、みなさんもご存知と思いますが、ここしばらく財テクの本がブームとなっています。
本を読んだだけで、お金が貯まるとはとても思えません。(^^;
しかし、紹介する2冊の本は、どちらもお金がお金を生み出す投資を通じて、お金を増やそうという趣旨の本で、ロングセラーとなっています。
本当に1万円を1年で100万円に増やすことができるのかどうか考えてみました。
- 1 1万円を1年で100万円に! はじめての人の「株式」投資生活
- 2 はじめての人のための3000円投資生活
- 3 両書の読後感想
- 4 本当はおそろしい株式投資
- 5 かんぽ生命IPOで喜んでいた老人
- 6 株式投資は並みの心臓では続けられない
- 7 まとめ
1 1万円を1年で100万円に! はじめての人の「株式」投資生活
とてもワクワクさせてくれる刺激的なタイトルです。
1万円が1年で100倍の100万円になるのならと、つい手にとって見たくなる本のタイトルです。
2 はじめての人のための3000円投資生活
この本も毎月3,000円の投資で、お金がどんどん増えるという内容です。
帯には貯金0円を8年で1,000万円にしたという刺激的なエピソードも掲載されています。
3 両書の読後感想
おそらく、これらの本を読んだ方は、こんなに簡単にお金が増えるのなら、俺も私もやってみようという人と、こんな話はたまたまであり、ありえないと信じない人に分かれると思います。
信じる信じないは別にして、まずはやってみようと考えるポジティブシンキングは、お金を増やす上で、とても大切な思考です。
その意味でも、この2冊の本には価値があると思います。
定期預金が0.01%の時代に、お金を増やすには「投資」しか選択肢がないという点では、大いに賛成です。
【定期預金の金利を徹底比較!】定期預金金利の高さで選ぶ!おすすめネット銀行ランキング!|ネット銀行比較|ザイ・オンライン
株式投資にせよ投資信託にせよ、お金を増やすためにはリスクを背負うこととなります。
ただし、リスクを嫌う人には、不向きの本です。
管理人は、盆栽株主ですが、株式投資を積極的には勧めません。
お金は増やすよりも貯める方が、確実だからです。
4 本当はおそろしい株式投資
株式の中には、テンバーガー銘柄という株が、年にいくつか現れます。
テンバーガー銘柄とは、持っていた株式が10倍になる夢の銘柄です。
100万円があっという間に1,000万円になってしまうなんてことが、株式の世界では日常茶飯事です。
反対に株価が下落して、1/5、1/10になってしまうこともよくあることです。
最近では東芝、タカタ、クックパッドなどの株式のすさまじい下落は、記憶に新しいところです。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
クックパッドは、東日本大震災前後は、400円前後の株価でした。
たかだか、調理レシピを掲載するサイト運営で儲かるはずなどないと、管理人は頭ごなしに否定していました。
ところがそこへアベノミクスとWeb2.0ブームがやってきました。
あれえええええ!
見る見るうちに1,000円を超えて泣きそうになりました。
2014年に入ってから、800円台まで下落し、500円で買おうと監視していました。
なんとその後猛爆です。(´Д`)
2015年8月31日には、最高値2,880円をつけました。
嗚呼!俺の200万円がああああ!
と買いもしないのに心が張り裂けそうになりました。
ところが事件が起きます。
株価を上げた功績者は、元価格.comの社長である穐田社長です。
2015年12月に創業者で大株主の佐野氏が穐田社長一派を追い出しました。
ここからジェットコースターのように株価は下がっていきます。
2019.4.26終値は270円です。
なんと逆テンバーガー(10分の1)達成です!
2016年10月頃、一時1,000円前後の小康状態になりました。
ネット上では、盛んに買い!買い!とはやし立てられて、管理人も指値で注文しましたが、約定できませんでした。
九死に一生です。(´Д`)
もし1,000で約定していたとしたら、‐730円と73%の大暴落でした。
株式投資の世界は、クックパッドのような株価変動は、日常茶飯事です。
2019年4月27日から5月6日までの史上初の10連休の間に何が起きるかは誰もわかりません。
それが怖くて、日経平均株価は下落傾向にありました。
おかげで我が盆栽株の含み益は、-110万円も減っての10連休を迎えることとなりました。
不安と絶望に苛まれながら、持ち続けるのはつらいです。
(´Д`)
5 かんぽ生命IPOで喜んでいた老人
2015年にかんぽ生命保険(7181)が上場し、初値が4,000円をつけたとき、大フィーバーとなったことをご記憶の方も多いと思います。
日本郵政のIPOが好スタート、かんぽ生命の初値は33%高 - ロイター
現在はどうかというと、2019.6.18終値2,000円です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
「4,000円で買えて良かった!」
TVインタビューに答えていたおじいさんは今頃どうされているのかと思うとお気の毒です。
1,000株購入されていたら、200万円の損失中です。
6 株式投資は並みの心臓では続けられない
本の内容は、「1万円を1年で100万円に!」の本は株式投資で、「3,000円投資生活」は投資信託でお金を増やしなさいというものです。
1万円で株は買えないことはないですが、そういった低位株は、いわゆるくそ株とも呼ばれ、よほどのことがない限り、身動きしない株です。
しかも、株は上がることが大前提であり、下がった場合のリスクのことが書いていないのがとても残念なところです。
管理人は現在25種類の株取引を行っていますが、予想とは反して損失を抱えている株もあれば、含み益が出ている株もあり、合わせてトータルプラスとなっています。
しかし、ご他聞に漏れず、大きな損失を被っている塩漬け株を持っていると、とてもブルーな気分になります。
まるでワインの底に澱が溜まるような感覚です。
並みの心臓でなければ耐えられません。
はっきりいって狂気の世界です。
それが1年で100倍に資産を増やせるのなら、ぜひともあやかりたいところです。
7 まとめ
1万円を1年で100万円に増やすなんて、相当の運と胆力がなければありえないと思うのは、管理人だけでしょうか?
実は、時間と努力をすれば、誰でも確実に100万円貯めることができます。
お金は増やすよりも貯める方が確実な方法です。
私は、リーマンショック以来、会社へは弁当を作って持って行きます。
少しでも株式の損失を減らそうとしたことがきっかけでした。
弁当パワーには驚いています。
年間20万円前後は、弁当作りで簡単に貯められるからです。
この10年で、200万円以上を弁当作りだけで貯めることができました。
本に書いてあるような株式や投資信託という超ハイリスクな行動を起こさなくとも、地道にコツコツ節約していけば、ノーリスクで必ず100万円は貯めることができます。
それでも、リスクを冒してでも、お金を貯めたい方は、ぜひとも紹介した本を購入して、果敢に挑戦して見てみてください。
皆さんの武運を祈念します。
The die is cast.
ブログに愛と真の情報を
それでは