ようこそ(^^)/ 管理人のぱんぱんぱぱです。
さて、最近はミニマリストという言葉を良く聞くようになりました。
ミニマリストとは、ミニマム=最小の意味であり、身の回りのものを最小限に留める主義の人のことを指します。
モノを持つ喜びではなく、モノを持たない喜びがひとつの価値観となった感があります。「フランス人は10着しか服を持たない」という本も、年間ベストセラーになりました。
また、我が国でもこの数年の間に断捨離(だんしゃり)という言葉が、ずいぶんと普通に使われるようになりました。
断捨離とは、断行、捨行、離行の3つの修行を1つにまとめた造語で、モノを持つことを最小限にし、モノに対する執着をなくすことだそうです。
信じられないことですが、この言葉は登録商標されており、商用としては使用料を支払わないと使えないそうです。
そこで、メディアは、断捨利(だんしゃり)の単語を使うようになっています。少し、ビジネスの臭いのする心に響かない言葉と思っていましたが、そのとおりです。
さて、現代はモノにあふれている時代だといわれていますが、まったくそのとおりだと思います。
この私でさえ、10年以上着ていない服(正確には太って着られなくなった服)が、クローゼットやタンスの中に山のようになっています。
しかし、私には、なかなかモノを捨てる勇気がありません。
思い出の詰まったモノを捨てるには、相当の勇気が必要になると思いますが、私にはその勇気がありません。
というのも、私は3月31日で、今の職場が転勤となります。
そのため、異動内示があってから、この10日間、職場のデスク周りの書類や机をひたすら整理してきました。
しかし、実際に使っていないノートや文房具であっても、妙に懐かしく、あの日のことが思い出され、どうしても捨てることができません。
一方、ミニマリズムや断捨利ブームの影響で、モノを無造作に捨ててしまい、後から後悔する人が続出しているそうです。
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文房具や古い使わなくなったOA機器類は、結局は使い道がないので、捨てることは正しいと思います。
初期のアップルのパソコンがOA骨董品として、数十万ドルもの高値で取引されているそうですが、裏返せばそれだけ欲しがる人は、捨ててしまったということに他なりません。
一方、写真やノートなどソフトに関するものは、二度と代替は不可能なものであり、捨てることによって、一時はすっきりするかもしれませんが、後から欲しくなっても、手遅れです。
断捨利では、記録ではなく、記憶で整理できるといいますが、スマホなどで撮った写真も、印刷しないと何だか楽しくないのと同じです。
思い出を記憶に頼るのは、あまりにも無理があると思います。
私の同僚にも転勤となったものがいます。本人の希望ではない部署の異動となり、かなりの勢いで、八つ当たりするように資料を捨てていました。
ところが、昨日、顔を真っ青にして、ひどく憔悴していました。
大切なID、パスワード、アクセスキーなどを記載したメモ用紙を捨ててしまい、大事なファイルを開けなくなったそうです。
現代は、IT社会です。パスワードやIDを忘れてしまえば、自分の作ったファイルすら開くことが困難となってしまいます。
プロテクト会社に相談したところたところ、復旧は不可能ではないが、相当の費用が生じると説明され、困惑しています。
捨てるのはいつでもできます。
安易に捨ててしまうことにより、後々莫大なお金がかかってしまうことになりかねません。
後悔する前に、慎重に判断して断捨利することが大切です。
それでは