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人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトぱんぱんぱぱです。
さて、全国津々浦々どこに住んでもつきまとうのが、町内会という住民の作る自治組織です。
東京では町会と呼ぶのが一般的ですが、ほかにも地域によって自治会、区会、部落会、地域振興会という呼び名もあります。
また、マンションや大規模賃貸住宅では、管理組合と呼ぶところもあります。
基本的にどこに住んでも町内会に加入が原則ですが、あくまでも任意組織なので、強制加入ではありません。
わが家は、現在地に引っ越して14年目となり、今年度2回目の班長を仰せつかっています。
月に1度の集会と草刈り清掃、市政だよりや社会福祉協議会などのお知らせの月に2回のポスティングに加え、さまざまなイベントに人足として駆り出されました。
体育祭、夏祭り、避難訓練、町中ウォーキング、芋煮会・・・。
町内会の夏祭りと重なったこともあり、ハイシーズンに家族ハワイ旅行の日程を変更し、4人で200万円もかかる羽目ともなってしまいました。
(´Д`)
やれやれの1年だったな・・・。
まだ、町内会の役員を引き受けていない方は、来年度役員になってもらいます!
えっ!( ゚Д゚)
引き続き役員(班長は役員ではないそうです。)をやる羽目となりました。
1 町内会長を選ぶ1年で最も長い1日
2020年2月1日(土)午後7時、町内会役員班長合同会議が集会所で開催されました。
町内会に住む者にとって、1年でもっとも長い1日の始まりです。
決める役員は20名です。
会長、副会長、総務、会計、広報、福利厚生、環境、防犯防災、体育振興
どれもヘビー過ぎです。
でも町内会長にだけはなりたくない。
毎週のように会合に出席しなければならないからです。
まるで政治家と同じです。
私を含め、班長の顔色にも焦りが見えます。
立候補者の方はいますか?
誰か立候補してくれよ。(´Д`)
悲痛な思いが心を支配しますが、予想通り皆無です。
残念ながらここに政治家を目指す人はいませんでした。
それでは恒例?によりくじ引きとします。
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
こんな大事なことをくじ引きにするの?
かといって、立候補者がいなければどうしようもありません。
一斉清掃などで統率力のあるGさんがいいなあと心の中では思っていました。
この際、Gさんを他薦して、誘導してやろうかとも思いました。
サラリーマン社会ではよくやる手なので、誘導は簡単です。
ただし、この場合、自爆する可能性もあります。
誘導すればGさんは会長となるのは確実です。
しかし、言い出しっぺとして、副会長に就任要請されてしまいます。
頭の中で、会長を引き当てる確率と副会長就任のリスクをシミュレーションしてみます。
会長をくじで引き当てる確率は1/20、副会長をくじで引き当てる確率は2/20です。(副会長は2人制)
3/20なら、引き当てる確率は15%です。
これは見(けん)に徹する方が良いと結論付け、静観することにしました。
2 運命のくじが回ってくる
区番の早い班長からのくじ引きとなりました。
管理人は15番目です。
この後番なら、すでに引かれている確率は75%です。
まあ、大丈夫だなと内心ほくそ笑ました。
外れるたびに歓声が広がります!
こんな興奮と緊張が交じるくじ引きは初めてです。
何しろ1年間がかかっています。
外れた!外れた!
えっ?何?( ゚Д゚)
確率25%の方向に揺らいでいます。
・・・。
管理人の前まで、誰もくじを引き当てないという悪夢のような確率のいたずらが回ってきましたああああ!
会長、副会長を引き当てる確率は、3/5です。
これはロシアンルーレットか!
名作中の名作ディアハンターかあああ!
3/5なんていったら、確率60%なんですが。
これじゃ、マリンちゃんの魚群リーチだなあ。
こういったときは引くな!引くな!と念ずるしかありません。
くじははしを使っています。
はしの先に赤マジックが塗ってあれば当たりです。
おや、はしの色合いが違う。
よく見ると黄色味がかった割りばしと真っ新な割りばしが混入しています。
こ、これは!
当たりの割りばしが代々受け継がれて黄色味がかったか、汚れが目立つようになったので交換したのかどちらかです。
はずれは目立たない奴だ!
まるで、カイジの世界です。
勝負には確信という根拠が必要です。
これだ!
やったあああああああ!
ハズレだああああああ!
まるで、カイジの人喰いパチンコ沼地獄篇のような雄たけびを出してしまいました!
俺はくじに勝ったぞおおおお!
3 最も楽そうな役職を立候補する
来年度の会長、副会長は、遅い地番に偏るという極めてまれな決定となりました。
しかし、これもまた確率です。
次の関心は、どの役職に就任するかです。
総務は、毎回の集会の準備やら清掃用ごみ袋を区役所にもらいに行くやら雑用が多いのでパスしたい。
会計は、お金の管理はリスキーなのでパスしたい。
広報は、月に2回区役所から回ってくる広報紙を仕分けして、班長に配らなければならないからパスしたい。
清掃は、月に1回の草むしりと清掃業務に加え、有志が勝手にやっている草刈隊にも参加しなければならず、重労働なのでやってられない。
防犯防災は、年に一度の防災訓練なので楽そうに見えるが、春秋の交通安全運動や地域見回りなど面倒くさそうでやってられない。
体育振興は、運動会、夏祭り、ウォーキング、ピンポン大会などの企画運営で面倒くさそうでやってられない。
・・・!
福利厚生!
これは 町内の弔慰金(亡くなった町内会員家族への見舞金)と年に1度の芋煮会だけだ。
よし、これだ!
立候補制です。
先んずれば人を制す!
〇〇番のぱんぱんぱぱ(仮称)です。福利厚生をやります!
決まったあああああ!
他の班長は、広報に人気が集中しました。
人と接したくないからという心理はわかりますが、実際には実務はヘビーだよ。
こんなときサラリーマン社会を生き抜いてきてよかったなとつくづく思います。
家庭に入っている主婦の方では、業務内容を把握していないからです。
こういった場合は、人気が今一つだけど実際には業務量が少ないものを選んだ方がお得です。
4 祭りの後
管理人の後には、いつも文句ばかりいう80歳のおじいさんが副会長となり、不満をぶちあげます。
こんな非民主的な決め方は納得できない!
俺は町内会なんて止めてやる!
1年だけ!
失笑を買い、口をつぐんでしまいました。
しかし、おじいさんのいうことにも一理あります。
町内会は自治組織であり任意組織です。
強制力はまったくないので、加入する必要もないわけです。
困るといったら、せいぜい区政だよりのような広報紙が入手できないことくらいですが、読むに値する内容は記載されていません。
そういえば管理人もこの20年区政だよりは読んでいませんが、何の支障もなく市民生活を過ごしています。
ただ、このおじいさんの失敗は、止めるんだったら班長を引き受けてしまったことにあります。
役員になるリスクをこれほど嫌うのなら、昨年から止めればよかっただけのことです。
5 町内会は誰のもの
町内会の活動を冷徹に見つめると、本来は区市町村という基礎自治体の業務を請け負っていることが見えてきます。
清掃美化活動は、本来は管理者の責任で行うものです。
公園は区役所公園課、道路は市区役所道路課の所管です。
防犯防災は、警察署交番、消防署の所管です。
避難所業務は、区市役所ですし、独居老人見守りは、社会福祉協議会や包括支援センターの役割です。
町内会の本来の目的は、絆を強めることによる相互扶助の関係性を作ることにあると思います。
いってみればサザエさんやちびまる子ちゃんの世界です。
日本中にこんなユートピアの世界が残っているのでしょうか?
理想と現実が乖離しすぎてしまっても、絆は必要と無理に半強制的につながっているのが、現在の町内会の存在だと思います。
6 町内会はいずれ消えてなくなるのは確実
管理人がサラリーマンになった頃、サラリーマン社会は一家という強い絆で結ばれていました。
旅行会が必ずありました。
今はあり得ませんが、朝と15時には女性社員が必ずお茶を出してくれ、軽い雑談を交わしたものでした。
親が亡くなれば、所属している課員全員が出席し、受付や葬送の手伝いをしたものでした。
課員が結婚ともなれば、課員全員が披露宴に出席し、ハチャメチャな出し物で手痛いお祝いをしたものでした。
忘年会は泊まりで夜を明かし、夏には花火大会やキャンプなどそれこそ町内会が求めている絆で強く結ばれていたのがサラリーマン社会です。
こうした強い結びつきの中にいると、自然と社内結婚が主流となります。
かくいう我が家もです。(´▽`)
しかし、そんな時代はとうの昔に消えてなくなりました。
苦痛の時もありましたが、仕事以外の結びつきはそれはそれで楽しかった思い出の方が多かったことを断言します。
現在の町内会も、サラリーマン社会が変化したと同じ過渡期にあるものと思います。
おそらくは、サラリーマン社会がたどってきた道と同じように町内会もまたいずれ消えてなくなるのは確実だと思います。
災害が発生するたびに、絆という言葉をマスメディアは安易に使いますが、すでに死語であることは誰もが薄々と感じていることではないでしょうか?
7 まとめ
町内会は苦痛です。
もはやあっても存在意義がまるで見出せません。
運動会や夏祭りや地域清掃などで絆を維持しようにも、参加者は限られ、絆づくりの役割を果たしているとはとうてい思えません。
年数千円の町内会費の支出明細も不透明です。
会合ばかり多く、本来は行政組織の役割である清掃や防犯防災や社会福祉や広報を押しつけられてごまかされている活動ばかりでは、やってられないと考える住民が増えているのはいたしかたないと思います。
これはサラリーマン社会がたどってきた道であり、いつか来た道です。
災害発生時は、自助、共助、公助が必要とは言いますが、共助(町内会活動)には過度な期待はしない方がいいと思います。
自分の命は自分で守る!
そのためには最低限でも1週間は生き延びれる備蓄を欠かさない。
管理人がミニマリストに批判的なのは、ミニマリストの方々はいざとなったら助けてもらえることが大前提で、不要なものは捨て必要最小限の生活を営んでいるところにあります。
カイジがエスポワールから脱出できたのも、命につながるお金を最大限に借りたからです。
生き延びろ!まずそれからだ!
世界三大投資家の一人ジョージソロス氏のこの言葉は、普遍的ではないでしょうか。
なお、生活費を極限まで切り詰めて、ファイナンシャルインデペンデンス(FI)にたどり着こうとするミニマリズムは大いに賛同します。
町内会活動についてはさまざまな考え方や意見があろうかとは思われますが、一つの考え方としてご容赦ください。
ブログに愛と真の情報を
それでは