当記事は、2024年1月27日時点の記事です。アーカイブ記事としてお楽しみください。三菱総合研究所の東洋文庫入場券もフロネシスアンケートも2024年6月株式関係書類には入っていませんでした。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは1株隠れ優待、端株優待、1株隠れアンケートの世界をご存じでしょうか?
1株だけ保有しているだけで、さまざまな優待を受けたり、アンケートに答えると返礼品がもらえたりする世界です。
2年ほど前までは、生き残っていた1株隠れ優待もほぼ全滅となりました。
今回おそらく最後の1株隠れ優待となるであろう返礼品が届きました。
1株隠れ優待に期待すると、含み損益を抱えることもありますので、ご注意ください!
嗚呼!
- 1 1株隠れ優待返礼品到着
- 2 シナネン全員から500名にQUOカード進呈改悪
- 3 東京日産コンピュータシステム上場廃止
- 4 セブン&アイHDも音沙汰なし
- 5 ひょうたんから駒の構造計画研究所
- 6 含み損のカーブスの憂鬱
- 7 まとめ
1 1株隠れ優待返礼品到着
とある上場企業から、アンケート協力による返礼品が届きました。
1株でも返礼品として、500円のQUOカードが謹呈されました!
3名の家族名義で3株買ったので、500円のQUOカードを3枚いただきました。
うれしいけれど、2023年度で終了予定です。
期待して投資してしまう読者の方もいらっしゃると思うので、企業名は伏せることにしました。
申し訳ありません。(´Д`)
こんなお得な話が、つい最近まであったのですが、続々取り止めてしまっています。
残ったのは1株投資の残骸です。
止めてしまった1株隠れ優待です。
2 シナネン全員から500名にQUOカード進呈改悪
シナネンは2022年度まで1株でもアンケートに答えると500円のQUOカードを回答した株主全員に進呈していました。
とってもお得でした。
ところが、2023年度より500名を対象と改悪となりました。
↓詳細はこちらをご確認ください。
シナネンHDの配当金は、75円(配当利回り1.85%)とそう高くもありません。
管理人は、平均取得単価3,676.5円で3株保有しているので、現在のところ+1,105.2円の含み益です。
しかし、NISAでは買っていないので、1株の配当金にも20.315%の税金が控除されます。
課税後の配当金は、年間180円です。
12,135円の投資で年間180円しか配当金がつかないのは、正直死に金かなと思います。
株主優待アンケートが実質廃止となった今、撤退も考えています。
嗚呼!
3 東京日産コンピュータシステム上場廃止
東京日産コンピュータシステム(TCS)は、1株保有するだけで、日産のカレンダーと高島易が進呈される超お得な株主優待を長らく続けていました。
高島易に興味はありませんでしたが、妻の実家では毎年買っていたようなので、プレゼントのため投資してみました。
ところが、2022年度にカレンダーと高島易優待を廃止してしまいました。
嘆いていたら、2023年度は株主全員に500円のQUOペイを進呈すると優待を変更したではないですか!
この情報は、長くSBI証券の株主優待ランキングトップページに掲載されていたので気づいた人もいたかと思います。
投資額602円で500円のQUOペイを進呈なんてありえるの?
ところが2022年度のみとなりました。
キャノンマーケティングジャパン株式会社の公開買い付け(TOB)に合意し、1,748円で買い付けることに合意し、上場廃止となりました。
602円の買い付け額がTOB価格1,748円となったのはとてもうれしいですが残念です。
↓ 詳しくはこちらをご確認ください。
4 セブン&アイHDも音沙汰なし
セブン&アイHDは、2021年まで1株隠れアンケート優待として、アンケートに答えると500円の商品券を進呈していました。
しかし、再開は今のところありません。
管理人は調子に乗って3株購入してしまいました。
現在は、3か月に1回会誌A4オールカーラー数十ページの「四季報」が進呈されるのみとなりました。
なお、配当金は113円です。
利回りは、1.95%と高くもなく安くもありません。
管理人の場合、平均取得価格5,324.3円で取得しています。
NISAでないので、配当金は、年間236円受領できます。
今のところ含み益も1,436円あるので、含み損となるまでうっちゃっておくことにしています。
投資効果は極めて良くないので、会誌「四季報」が欲しい人向きです。
余り効率のよい投資ではないことは間違いありません。
いつか復活を期待していますが、たぶんないでしょう。
申し訳ありませんが、当ブログのアクセス記事でセブン&アイHDの記事はいつも上位に入っています。
アーカイブと注意書きしていますので、ご注意ください。
年間113円の配当金を求める人と会誌「四季報」が読みたい人向きの投資です。
5 ひょうたんから駒の構造計画研究所
ただし、1株優待が瓢箪から駒となる投資もあることがあります。
構造計画研究所は、かつて1株で1,000円のQUOカードを進呈していたそうですが、2021年より取り止めてしまったそうです。
まったく会社の事業概要も知らなかった管理人は、1株投資をしてから構造計画研究所のIRを研究するようになりました。
そこで、100株を追加購入しました。
なんと含み益が現在+135,016円です。
しかも、配当金も140円と高配当です。
さらに100株以上で隠れアンケート優待が大復活を遂げました。
2023年3月には、マニア中のマニアしか欲しがらないステッカー優待まで謹呈されました。
こういったハチャメチャなところが、ますますKOZOUファンになってしまいました。
構造計画研究所は、構造計算のSI企業です。
近くは熊本城再建の構造設計を受注し、その技術力には定評があります。
また、洋上風力発電の構造計算や防災建設コンサルティングの実績も少なくありません。
さらには、スマートキーの世界的大手リモートロックに出資し、国内販売独占契約を行っていて、今後のスマートキー市場の拡大に伴い業績UPが期待されています。
まさにひょうたんから駒のような投資となって、1株投資に感謝しています。
6 含み損のカーブスの憂鬱
カーブスは全国に1,800以上もある女性専用のスポーツクラブです。
2020年に上場を果たし、1株保有でもアンケートに答えると500円のQUOカードを進呈してくれました。
しかし、無念にも2021年を持って終了してしまいました。
たった2年だけの大判振る舞いでした。
なお、カーブスは100株以上保有の場合は、引き続きアンケートに答えると500円のQUOカードを進呈する隠れアンケート優待は残っています。
100株の場合、配当12円、優待QUOカード500円、隠れ優待500円なので、2,200円が期待できます。
利回りは、2,200円/69,800円なので、3.15%です。
2株保有しているので、年間24円(NISA)しか入りません。
不良債権と化しました。
現在-314円の含み損です。
年間24円の配当金では回収まで13年もかかります。
QUOカード500円×2枚=1,000円は手に入れたので、一応+686円の含み益とはなっていますが、持っているだけで憂鬱です。
さっさと手放せばよかったと反省しきりです。
おそらく1株隠れ優待アンケートの復活はないと思います。
7 まとめ
2022年まで華やかだった1株隠れ優待が続々廃止、大改悪が続いています。
それでなくとも絶滅危惧種だった1株隠れ優待の未来は見えません。
三菱系を中心とした旧財閥系の1株隠れ優待を除きいつかは絶滅するのかもしれません。
巻頭に乗せた1株隠れ優待の会社名を記載したいところですが、おそらく2024年度には廃止すると思うので、今回は公開を見合わせました。
管理人の抱えているカーブスのようになったのではご迷惑をかけるかもしれないからです。
1株隠れ優待の世界が終わりを迎えようとしている中、期待はやはり最低単元で優待を続ける優待株が主戦場になるのではと思います。
ただし、大切なことは業績です。
業績が悪いとすぐに優待改悪や優待廃止が待っています。
文教堂も年間600円のQUOペイ優待を2023年8月末現在で終了しました。
40円で損切りしたところいまや33円となり、損切りしてよかったとホッとしています。
おいしい話にはやがて終わりが訪れます。
終わりの時にいかに被害を最小限に抑えて逃げ切ることができるかは、株式投資で最も難しいハードルのひとつだと思います。
おいしい話ばかりに目が行って我を忘れずにしたいものです。
くれぐれも株式投資は自己責任によりご判断くださいますようお願いします。
ブログと1株隠れ優待に愛と真の情報を
この素晴らしい世界に祝福を!
このすば!