ようこそ(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは2018年1月22日にオープンした無人レジ決済スーパーamazon go(アマゾン・ゴー)をご存知ですか?
全世界からの注目を浴びたAIを駆使したレジのないスーパーです。
入場する際に必要なものは、スマホとamazon goアプリとamazon.comのアカウントのみです。
世界中が注目したのは、決済の仕組みです。
店内に所狭しと設置されたAIカメラにより客の動向はチェックされていて、買い物が終わるとそのまま退店できる仕組みです。
決済はリアルに決済するのではなく、タイムラグが生じ、スマホに決済情報が送信される仕組みです。
スマホアプリを通じて、銀行口座やクレジットカードと紐づいているので、不正に持ち出すことは不可能な仕組みになっています。
◆レジ担当の人手不足解消
◆人件費圧縮
◆万引きや店員の不正横流し防止
◆客のクレーム防止
◆購買商品のビッグデータ収集活用
などスーパーやコンビニなど小売店のあらゆる購買情報を入手でき、かつ、効率性を図ることができるので、小売店業界に革命が起きると世界に激震を与えています。
しかし、本当にSFのような無人レジ革命が来るの?
と懐疑的な人もいるかと思います。
管理人もその一人です。
無人レジ革命の普及に立ちはだかる壁について考えてみます。
1 アマゾン・ゴー最大の問題
アマゾン・ゴーは、スマホとアマゾン・ゴーアプリがあれば世界中の誰もが利用することが可能です。
しかし、その大前提があります。
それは、アマゾン・ゴーアプリと銀行口座もしくはクレジットカードと紐づいていることが条件です。
世の中は、多様な人々が暮らしています。
◆スマホを持っていない人
◆銀行口座を持てない人
◆クレジットカードを作れない人
も存在します。
◆高齢者の中にはスマホを操作できない人が一定数存在します。
◆特定の病変でスマホを操作できない人もいるはずです。
◆反社会的組織に加入している人は銀行口座を持てません。
◆破産者や禁治産者は、クレジットカードが作れません。
それはアメリカでも同じです。
アメリカには全人口の6.4%(約840万人)が銀行口座を持っていないそうです。
彼らは、アマゾン・ゴーを使うことができません。
2 行政側の動き
アメリカでは、キャッシュレス店舗禁止条例の動きが加速しています。
銀行口座を持っていなければ、キャッシュレス店舗を利用できない市民の不利益を解消するのが、行政の役割だからです。
市民は等しく平等です。
フィラデルフィアは先日、キャッシュレス店舗を禁止する初の都市となり、ニュージャージー州が続いた。 ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなど、他の都市でも検討されている。
米で進む「キャッシュレス禁止」の動き、Amazon Goで現金が使えるようになる | TechCrunch Japan
アマゾンは、キャッシュでの対応レジを検討すると表明していますが、今後どのような方法で対応するのかは、明らかとはなっていません。
よもや、行政側がキャッシュレス店舗を禁止する動きとなるとは、想定してはいなかったのではないでしょうか?
3 スーパーワンダーレジがやってくる
2018年10月17日、JR赤羽駅構内にキヨスク風無人レジがオープンしました。
(出典:サインポストHP)
無人レジの実証実験で、2か月程度のオープンだったそうです。
(残念。行けませんでした。)
キヨスク内には、80台のAIカメラが作動していて、利用者の動きを追尾しています。
まず入場する際に、スイカなど交通系ICカードでタッチします。
店内は完全セルフなので、持参したバッグに商品を詰めても構わないそうです。
( ゚Д゚)
後は退場ゲートにICカードをタッチすれば決済が終了です。
まさに和製版アマゾン・ゴーです。
ユーチューブで、その未来のスーパーマーケットを覗いてみてください。
Super Wonder Register -- バーコードを使わない自動精算レジ イメージビデオ - YouTube
4 スーパーワンダーレジはサインポストが開発
このプラットフォームを開発したのは、ベンチャー企業サインポストです。
サインポスト(3996マザーズ)
(出典:ヤフーファイナンスHP)
2018.10.17に無人レジがオープンするや否や株価は爆騰しました。
現在はセリングクライマックスもあり、実証実験前の株価に落ち着いています。
スーパーワンダーレジ(約500平方メートルの店舗で1億円程度の導入費用を想定)は電子マネーだけでなく、クレジットカードや現金にも対応できる。昨年商品化され、既にクレジットカード会社ジェーシービー内の売店や電気通信大学の生協などで採用されている1代前の「ワンダーレジ」(1台100万円前後)と合わせ、2020年度(21年2月期)までに国内で3万台の導入を目指す。
和製アマゾン・ゴーが人気、開発のサインポスト-株価うなぎ上り - Bloomberg
5 アマゾン・ゴーとスーパーワンダーレジの決定的な違い
アマゾン・ゴーもスーパーワンダーレジもAIカメラを通じて、購買を監視するという点では、酷似しています。
しかし決定的な違いは、アマゾン・ゴーがスマホアプリでの決済であるのに対して、スーパーワンダーレジは、Suicaなど交通系ICカードやクレジットカードで決済できるところにあります。
Suicaなど交通系ICカードは、クレジット機能を持たさなくとも、電子マネーとして利用することができます。
電子マネーは、誰でも持つことができます。
銀行口座やクレジットカードを持っていなくとも決済できる強みがあるわけです。
電子マネーは、日本で独自に進展したことにより、キャッシュレス店舗の利用の差別の壁を無くしています。
今後、QRコードキャッシュレス決済が普及しても、電子マネー決済も併用できるようにすれば、キャッシュレス店舗禁止などの条例は、我が国ではありえません。
6 まとめ
スーパーマーケット無人レジは、AI化の進展、5Gの普及が進めば、やがて必ずやって来る日が訪れます。
◆交通系ICカードの普及により、駅構内は並ばずに入場することができるようになりました。
◆高速道の入場もETCで、待たずに入道することができるようになりました。
◆ドローンが認可されていけば、ネット通販で受け渡しに待つということがなくなるかもしれません。
◆MaaSが普及していけば、目的地に快適に時間を大幅に短縮して到着することが可能になります。
スーパーマーケットやコンビニのレジ決済で待つという行為も、必然的に無くなるのは、時間の問題です。
現在は、その進展の真っただ中にあり、フルセルフレジ、精算時セルフレジ、QRコード決済などの導入が始まっている過程にあります。
5G、AI化のあまりにもすさまじい進展により、置いてきぼりにされないようにして生きていきたいものです。
そのための社会インフラは、スマホと銀行口座とクレジットカードです。
自己破産して、クレジットカードを失えば、未来の社会では生き抜いていくことができなくなるかもしれません。
アメリカのように条例で救うことを我が国も行っていくのかは、まったくわかりません。
どんなに社会が変化しようとも、世の中は信用で成り立っています。
絶対に自己破産や反社会的行為は犯してはなりません。
株式投資はくれぐれも自己責任により判断されますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは