最終更新 2021.12.5 2019.11.14
当記事は、2019年11月14日時点の記事をベースにしています。現在とはずいぶん変わっていますが、本質は変わりません。アーカイブ記事としてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、管理人は「へたの横好きポンコツ盆栽株主」のしがないサラリーマンです。
こつこつと貯めたお金から株式を購入し、現在25種類の少数株を保有しています。
株価というものは、さまざまな理由で常に変動しています。
少数株でも上下の変動は、息つく島もありません。
先日、2019年5月29日から6月5日までの5営業日には、保有株は、5日連続下落を喰らって210万円も下落してしまいました。
幸い、1か月かけて戻ってくれたからいいようなものを戻らなければ煉獄の日々です。
◆だから株は怖いんだよ!
◆資産運用は、安全確実が基本だろ!
◆おまえバカ?
◆畳の上では死ねないね!
批判は甘んじて受けます。
ですが、資産を持たない一介のサラリーマンが、少しでも資産を増やすためにはどんなに節約倹約に身を削っても限界があります。
投資を行わなければ永遠に富裕層にはなれません。
だからといって超ハイリスクな暗号資産やFXや商品取引やクラウドファンディングまで手を出す必要はありません。
管理人は、公正かつ透明性が維持されている世界最大の市場である株式投資1本で資産形成のために日々もがいています。
投資する人としない人との間には、年に4%もの資産格差が生じているそうです。
シミュレーションすると驚きの額となります。
思い立ったら、すぐにでも株式投資をに挑戦することをおススメします。
ただし、株式投資には、成功と失敗が表裏一体です。
くれぐれも自己責任により判断されますようお願いします。
- 1 世界一高名な経済学者ピケティの経済論
- 2 r > g=4%説の検証
- 2-1 日経平均株価騰落率
- 2-2 賃金上昇率
- 2-3 消費者物価指数と家計消費支出
- 2-4 r > g=4%説の検証結果
- 3 株式投資シミュレーション
- 4 まとめ
1 世界一高名な経済学者ピケティの経済論
2015年、フランスの経済学者トマ・ピケティが出版した「21世紀の資本」は、世界中で大ベストセラーとなりました。
ピケティは、2015年に来日し、一大ピケティブームがやってきたことは、まだ記憶に残っている方も多いかと思います。
ただし、600ページを超える大著は、手ごわい内容で、挫折した人も多いと思います。
まあ、管理人もその一人です。
(´Д`)
ピケティは、r > gの法則を唱えています。
過去15年の世界中の経済成長率、賃金上昇率、株価変動などのデータを積み上げ、検証した上での法則性を導き出しました。
管理人なりの理解です。
◆いつの時代も資産の収益率(r)は、所得の伸び(g)を上回っている。
◆これによって富を持つ人とそうでない人の格差が拡大している。
◆今後は、世界経済の成長率鈍化により、格差拡大がさらに顕著になる。
◆この問題を解決するためには、富裕層にもっと課税すべきである。
ピケティは、r > gの格差が、全世界で約4%の差といっています。
2 r > g=4%説の検証
それでは、r > g=4%説を管理人の方法で検証してみます。
単なる数字のつじつま合わせかもしれませんが、ひとつの検証方法として、ご理解ください。
( `ー´)ノ
2-1 日経平均株価騰落率
資産の収益率(r)とは、投資によって得られた収益のことです。
ここでは、株式投資のみでみてみます。
日経平均もNYダウ平均株価もSP500も東証株価指数も長期スパンでみれば右肩上がりです。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
直近の日経平均株価の1年間の大発会と大納会の差の騰落率です。
2014年 16,291.31 17,450.77 7.12
2015年 17,450.77 19,033.71 9.07
2016年 19,033.71 19,114.37 0.42
2017年 19,114.37 22,764.94 19.10
2018年 22,764.94 20,014.77 -12.08
2018年こそ、7年ぶりのマイナスとなったものの6年連続で上昇しています。
直近5年間の平均騰落率は、年平均+4.73%です。
株式投資している人は、資産が毎年4.73%増えていることとなります。
もちろんあくまでも理論値です。
2-2 賃金上昇率
サラリーマンの場合、基本的には業績によって賃金が上がっていきます。
ただし、年功序列制度の俸給制度がまだまだ主流であり、役職によって等級があり、経験年数によって号俸が決まる仕組みです。
管理人のようなダメダメサラリーマンにとってはとてもありがたい制度です。
最近は、企業にとっては欧米が取り入れている成果主義制度を採用するところが増えてきて、格差が生じ始めています。
困ったものです。
人間が人間を評価する際に平等はまずありえないからです。
また、企業はバブル崩壊の地獄やIT革命等による企業環境変化を怖れ、いざというときのために内部留保を貯め込んで、賃金に反映させようとしていません。
そのため賃金の伸びがグッと抑えられています。
1996年から2015年までの20年間の賃金上昇率は、なんと-0.6%です。
(´Д`)(´Д`)(´Д`)
(2017.10.6第2回社会保障審議会年金部会年金財政における経済前提に関する専門委員会)
どおりで、管理人も3年前まで6年連続で給与所得が減になるわけです。
ゴラあ!給料上げろお!
2-3 消費者物価指数と家計消費支出
賃金が上昇しなければ、生活は苦しくなるだけです。
当然家計消費支出は抑える傾向となります。
我が国は今のところデフレが続いているので、賃金が抑えられても、物価高がない分助かっていることになります。
消費者物価指数は、20年間で0.1%しか上がっていません!
国内家計支出は、-0.4%と節約志向が続いています!
(2017.10.6第2回社会保障審議会年金部会年金財政における経済前提に関する専門委員会)
2-4 r > g=4%説の検証結果
賃金上昇率-0.6%
消費者物価上昇率 0.1%
国内家計消費支出 -0.4%
を合わせると、労働者(サラリーマン)の所得の伸び(g)は、-0.9%となります。
株式投資による資産の収益率(r)は、+4.73%です。
r > g=+5.63%
となりました。
ピケティの理論は、おおむね合っているといえます。
ピケティの理論によらずとも、富裕層は株式投資でただひたすら資産を増やしています。
当ブログでも人気記事になっています。
3 株式投資シミュレーション
株価の推移は、長い目で見ると右肩上がりに高くなっています。
現在もそしてこれからも長い目で見れば高くなるはずです。
四半期ごとに見ると投資信託の運用成績はやや苦戦していますが、株式投資は順調です。


(出典:日銀資産循環統計2019)
そこで、株式投資が、+4.73%上がるとして、毎月23,000円ずつ30年間積んでいけば、資産はどれくらい増えるのかシミュレーションしてみます。
想定は、iDeCoの上限額です。
原資は、23,000円×12×30=828万円です。
ただし、掛金が全部所得税控除の対象となります。
課税所得が、330万円を超え695万円以下のサラリーマンの場合、所得税率は20%です。
23,000円×12×30×0.2=165万6,000円が還付されます。
総額は・・・。
なんと1,821万4,094円です。
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
毎月コツコツと23,000円をiDeCoで積み立てると
積立総額 828万円
所得税還付 165万6千円
(所得税率20%の場合、30%なら248万4千円!)
実質662万4千円が、1,821万4,094円と2.74倍に資産が増えます!
これが投資の力です。
参考までに、同じ条件で、0.002%の積立定期を行った場合です。
30年間で、利息は2,478円しかつきません!
(´Д`)(´Д`)(´Д`)
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
投資をする人としない人との格差は、30年間で2.20倍に開きます。
年平均7.32%の資産格差となりました。
4 まとめ
投資する人としない人の間には、おおむね年4%の資産格差が生じる理由をご理解いただけましたでしょうか?
現在、老後2,000万円不足問題が、ますますヒートアップしています。
しかし、すべてを国に任せる論理は、甘えの構造です。
ちゃんちゃらおかしいです。
資産は、自らの力で貯めるしか方法はありません。
ただし資産がないからといって、嘆く必要はありません。
特に若い世代は、絶対的な武器があります。
それは時間です。
若いうちから少しずつiDeCo若しくは積立NISAでコツコツ貯めていけば、老後はやっててよかった!となると思います。
(必ずしも保証するものではありません。)
投資することにより、原資が2.74倍となる可能性があるのであれば、投資するを選択する以外にありません。
世の中を批判しても何も変わりません。
じゃあ、若くない世代は、どうすりゃいいんだ?
方法はあります。
一般NISAで株式投資にチャレンジします。
一人最大600万円まで売却益も配当益も非課税です。
まだ恒久制度の決定はなされていないのが、若干気がかりですが、売却益から20.315%課税がないなんて、信じられない夢の制度です。
健闘を祈念します。
がんばりましょう。
へたの横好きポンコツ盆栽株主の管理人も日夜闘っています。
くれぐれも株式投資は自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは