最終更新 2021.11.21
当記事は、2017年10月6日時点の記事です。現在は一般NISAとつみたてNISAは両方同時には利用できません。アーカイブ記事としてお楽しみください。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、先日上梓した「つみたてNISA」にはたくさんのアクセスをいただきありがとうございます。<(_ _)>
つみたてNISAの対象商品が続々と増え、10月5日現在で、なんと106本となりました。
解禁まであと3ヶ月です。
それまでの間に自分に合う投資信託をじっくり研究し、つみたてNISAを始め、20年後には資産が花開くことに期待しましょう。
また、うれしい情報が!
既存のNISA口座を持っている方は、なんと5年間解約する必要がありません。
これは特権です!
この3か月の間に今年まだNISA枠内まで株式を購入していない方は、購入してしかも5年間据え置けます!
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。<(_ _)>
1 10月5日「つみたてNISA」投資信託対象商品公開!
10月5日に金融庁は、つみたてNISAの対象商品を公開しました。
指定インデックス投資信託が92本
指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)が14本
合わせて106本です。
約5,000本の投資信託のうち、いずれも金融庁が選びに選び抜いた優等生の商品ばかりです。
2 既存の投資信託
既存の投資信託に管理人はこれまで興味関心がありませんでした。
その理由は高い販売手数料と信託手数料を取られ、しかも成績が購入時よりも下がる投資信託が多いからです。
いってみればミドルリスクローリターンの投資商品です。
その点株式は、一度購入したら、基本的に口座管理手数料はありません。
また、インカムゲイン(配当益)までもらえます。
ハイリスクではありますがハイリターンです。
毎日ワクワクして、切った張ったの世界が堪能でき、生きている充実感と世界を相手にしているという気概と株式を購入した企業を応援しているという気持ちになれます。
はい、株バカです。
投資信託の販売管理手数料は、高い商品ともなると年間3.5%の商品まであります。
これではせっかく値上がりしても3.5%も手数料をとられ、しかも、売却する際には20.135%の税金を徴収されます。
信託手数料を稼ぐために、成績の悪い商品を販売する悪質金融機関まで存在します。
ボーナス時や契約時のたいしたことのない貯金箱やグッズ欲しさに投資信託商品を購入するなど愚の骨頂です。
また、投資信託商品の8割は毎月分配型です。
毎月こづかい代わりにもらえると喜ぶのは、大きな間違いです。
運用している資産を複利にして増やしていけば、資産はどんどん積み上がります。
また、投機性の高い商品も人気で、日経平均の2倍から3倍のレバレッジをかけた商品も存在しますが、長期投資には不向きです。
3 つみたてNISAの選定条件
こうした現状の投資信託商品のリスクや欠点を踏まえ、金融庁が、つみたてNISAの投資信託商品に課した条件は次の通りです。
下記の条件であれば、販売会社が申し込んでもいいという厳しい条件です。
●一般的なインデックス投信(パッシブ運用)を基本とする。
国内外の株式・債券に分散したインデックス投資、日経225などインデックス投資
● アクティブ運用投信は、例外的に、継続して投資家に支持・選択され、規模が着実に拡大しているもののみ対象とする。現在わずか9本のみ!
● 金融庁への届出制とする。
● 販売手数料は0%(ノーロード)とする。
● 毎年の運用管理費用にも上限(国内インデックス投信は0.5%等)を設ける。
● 運用管理費用の金額は、毎年、投資家に通知しなければならない。
● 販売会社は、提供する商品の公表、説明責任を持つ。
(参照:金融庁)
これはすごいことです。
平均2.5%といわれる信託手数料を0.5%から1.0%に抑えます。
しかも利益は非課税です。
20年間、信託手数料が1.0%から2.0%も違えば、通算で運用額の40%から80%にもなります。
こんなお得な制度があっていいのでしょうか?
4 毎月買付けを行う必要なし
ただしつみたてNISAとなると商品が高いときも購入しなければならないリスクが考えられます。
つみたてという名前からも毎月3.333万円分購入するのは相当なリスクと評論家の荻原博子さんも言っています。
管理人も制度上のリスクと考えていました。
ところが金融庁の見解で、年2回のボーナス月のみでの可という解釈を9月に示しました。
つみたてNISAでは、年間の非課税投資枠(40万円)の範囲内で「一定額ずつ」買付けを行っていただくこととなります。
そのため、一回当たりの買付金額は、原則として「40万円を1年当たりの買付回数で除した金額」となります。
例えば、毎月買付けを行う場合には、その上限は33,333円となるほか、年に2回のボーナス時のみ買付けを行う場合には、その上限は20万円となります。
(引用:金融庁FAQ)
1回につき20万円以内を商品が下がった時に購入できれば、値上がり時購入のリスクが抑えられ、ますます有利になります!
5 一般NISAからつみたてNISAへの変更
おまちかねの情報です。
9月の金融庁の見解です。
一般NISAからつみたてNISAに変更する場合であっても、すでに一般NISAで保有している商品については、5年間非課税とするとしています。
あくまでもNISAの選択であり、移行にあたって、あわてて売却する必要はないとの見解です。
管理人もこの点が最大の懸念材料でした。
5年間非課税措置とするのであれば、この3か月の間に枠全部(120万円)を使えば、5年一般NISAとつみたてNISAの併用が可能となります。
こんなお得な制度があっていいものでしょうか。
管理人の場合で恐縮ですが、管理人は現在一般NISAで3つの株式を購入しています。
管理人は株バカのため、そのほかにも10数種類の株式を持っているので、株式数比例配分方式を使えません。
配当金領収証方式にしています。
郵便局に配当金領収書を何枚も持っていくと、郵便局員が目の色を変えて急にVIP待遇になるのが気分がいいです。
一般NISAのみの方は、株式数比例配分方式を使えば、配当金が非課税となります。
管理人のNISA株の配当は、合わせて36,050円にもなるので、約7,200円も課税されますが、一般NISAだけで株式数比例配分方式に登録すれば7,200円分得することができます。
NISA口座における上場株式の配当金等受取方式に関する注意事項 | 日本証券業協会
一般NISAを5年間使えるとしたら、7,200円✖5年=36,000円も得します。
一般NISA口座を持っていなくともつみたてNISAに移行する前なら、普通に使え普通に株式を購入できるので、チャレンジする価値は十分にあります。
なお、株バカでへたくそな管理人の一般NISAの現在のキャピタルゲインは配当目的もあり、+150,000円程度です。
NISAのおかげで売却しても30,000円得します。
5年持っているだけで、インカムゲイン(配当益)は約29,000円✖5年間=145,000円となるので、今後5年間現在の価格であれば、+295,000円となります。
5年後はもっと上がっていることを信じ、持ち続けます。
6 まとめ
つみたてNISAの全容がだんだんと見えてきました。
中でも一般NISAをあわててつみたてNISAにする必要がないという方針は、庶民にとってはメガトン級の情報です。
ダブルでNISA制度を5年間利用することができます。
また、毎月購入でなく年2回購入となれば、投資信託商品の変動に合わせて購入することができ、より優位になります。
さらに信託報酬料を0.5%から高くとも1.5%に抑えるのは破格中の破格です。
昨日、新聞に正直この信託報酬料では赤字になるという販売会社のコメントが掲載されていました。
これからもHOTなつみたてNISA情報を発信します。
豊かな人生を自分の手で勝ち取りましょう!
それでは
なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いします。