ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
2017年10月10日、日本の誇る名門中の名門㈱神戸製鋼所の株が暴落し、-300円のストップ安となりました。
(引用:ヤフーファイナンス)
原因はアルミ性能データの改ざんで、知っていながら10年以上続けてきたそうです。
すでに製品はJRを始めトヨタ、ホンダ、スバルそして防衛省まで莫大な納品を納めてしまい。その補償額は150億円を下らないともいわれています。
コンプライアンスを守れない企業の行く末は、タカタでもあったばかりですが・・・。
本日は、暴落した株は、買いか売りかそれとも静観かを考えてみます。
株バカの管理人は、この振って湧いたお祭り騒ぎに血がたぎっています。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
1 名門(株)神戸製鋼所
ウィキペディアによれば、神戸製鋼所は、1905年に鈴木商店(倒産、現在の双日)に買収されて操業を開始しました。
以来112年の歴史を誇る大企業です。
資本金 2509億3003万3900円、従業員(連結) 36,951人、関連会社215社を数える世界
有数の鉄鋼メーカーです。
社訓は皮肉にも次の3つです。
1 信頼される技術、製品、サービスを提供します。
2 社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます。
3 たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します。
2 何が問題だったのか
先日は日産が資格のない社員が検査結果に押印していることが明らかとなり、130万台以上のリコール実施まで追い込まれました。
しかし、株価は若干下がっただけでむしろ上がり気味です。
ビットコインの相場と同じようなものです。
ところが神戸製鋼所は、ストップ安です。一体何が違うのでしょうか?
(引用:神戸製鋼所)
事故は買い、事件は売りという相場の格言があり、どちらも同じ動きをするとは思っていましたが・・・。
日産自動車の場合は、検査までは資格者が行っており、手続きの部分だけ無資格者が行っていたため、法令違反が問われました。
品質や安全性には何ら影響はありません。
ところが、神戸製鋼所の場合は、性能データの改ざんであり、より悪質です。
しかも、その素材を使って、自動車や自衛隊特殊車両さらにはH2ロケットまで作っているのですから、これからも再検証して安全性に問題でも見つかれば、会社の存在が吹き飛ぶ可能性があります。
おそらくはどこまで影響が広がるかまったく見えないので売りが殺到してストップ安となっているものと思われます。
3 神戸製鋼所はこれからどうなるか?
これからも存続することは間違いありません。
そう簡単に日本を代表する会社は消えません。
あの東京電力だって、しっかり存続しています。
ただし、今後の安全性の証明如何では、天文学的な賠償問題に発展する可能性もあります。
何しろ防衛省のさまざまな資材や重装車などに使われるアルミ鋼材の性能データの改ざんです。
H2ロケットの部品の一部にも使われているという話です。
もしも、H2ロケットが墜落したら、それが原因だと言われかねません。
北朝鮮のミサイルを撃墜できなかったのは、そのせいだと言われかねません。
車が事故を起こしたのは、そのせいだと言われかねません。
なんとも厄介な問題を起こしてしまったものです。
4 神戸製鋼所の株はどうなる?
10/10は、-300円のストップ安です。
10/11も、前場の段階で、-168円安で900円となりました。
2日で468円も下がっています。
果たしていつ復活するものでしょうか。
日産自動車
東芝
タカタ
旭化成 マンション基礎杙を仕様書より浅く打っていた不祥事発覚
(引用:ヤフーファイナンス)
三菱自動車
東洋ゴム 耐震ゴムを仕様書通りに施工していないこと、耐震データの改ざん発覚
(引用:ヤフーファイナンス)
スズキ
リソー教育・・・
と世界に冠たる企業が、次々と不祥事や事故の疑い、ルール違反を起こしています。
ただ、そのたびごとに株価は下がりますが、会社を清算したタカタを除いて、株価を含めて復活しています。
長期的に見て、神戸製鋼所も株価は復活するのではないでしょうか。
5 個人投資家は傍観が最善?
企業が不祥事を起こした場合、材料が出尽くすと、経験的に株価は反転します。
ただし、反転がいつかは誰にもわかりません。
(引用:ヤフーファイナンス)
投資信託運用会社は、こういったときに動きます。
運用資産がたくさんあるので、ナンピンを掛けて行って、投資額を調整できるからです。
しかし、一般投資家のように運用資産がない場合は、反転の目が見えるまで資金が枯渇してしまいます。
なかなか個人投資家は、不祥事を狙った相場で大勝ちできない大きな理由です。
個人投資家は、チャートの行く末を生唾をごくんと飲んで見守るのが、こういった相場の楽しみ方ではないでしょうか。
「恐怖の報酬」をもらいに行こうとするのでしたら別ですが・・・。
6 まとめ
いかがでしたか。
神戸製鋼所のチャートを見ると全国の株主の阿鼻叫喚が伝わってくるような下げっぷりです。
それにしても、今回の事件もまた内部告発の可能性があるらしいです。(未確認です。)
コンプライアンスを順守しなければ、100年の歴史のある超名門企業でさえ、足元がぐらついてしまう時代となったことを企業経営者は、改めて学ぶべきではないでしょうか。
現在鉄鋼業は、中国やブラジルの攻勢にさらされ、非常に経営が厳しくなっています。
だからこそ神戸製鋼所は、アルミ素材など高付加価値のある素材生産、そして全国一の売電業に力を入れ、生き延びようとしています。
こんなときに10年以上不正を隠していたなんて、故平尾誠二選手に笑われます。
鉄の軍団、神戸製鋼所が見事復活できることを祈念します。
管理人ですか。
もう数日様子を見たら、打って出てもいいかなと思っています。
ただし、妻が資金を出してくれるかどうかが最大の壁になります。
投資はあくまでも自己責任でお願いします。
さらに底なしの不祥事が広がっているようですが・・・。
それでは