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家事時短の救世主コインランドリー業界の未来

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最終更新 2021.12.19 2019.5.22

当記事は、2018年7月15日時点の記事です。現在とはずいぶん変わっていますが、アーカイブ記事としてお楽しみください。

ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、みなさんは最近街角のところどころに無人コインランドリーが増えていることに気がつきませんか?

コインランドリー

無人コインランドリーというと、以前は学生や単身赴任者など一人暮らしの男のための社交場でした。

今と違って、コインランドリーの中は、荒れ放題で治安もあまり良くなかった記憶があります。(T_T)

管理人も学生時代と社会人一人暮らし計15年の長きに渡り、無人コインランドリーには時折りお世話になりました。

正直、見ず知らずの人間が使ったばかりの洗濯機で洗うのは、好きではありませんでした。

また、待っている間は、怪しい人間とともに密室で待たなければなりません。

何か因縁でも吹っかけられるかもしれないと身構えながら、待っていたことも何度かあります。^^;

 

ところが、時代は変わります。

今や無人ランドリーは、共働きや子育てや介護で時間が取れないファミリーの救世主として、再度大復活を遂げています。

コインランドリー業界が今後伸びていくかどうかについて、関連株式の動向を含めて考えてみます。

株式投資はくれぐれも自己責任により行われますようお願いします。

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1 コインランドリー施設数は年30%の割合で増加中!

厚生労働省の統計報告によれば、コインランドリー施設数は、10年で+30%の割合で増加しています。

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(データ:厚生労働省コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査)

その理由は、いわずもがな共働き世帯数の増加にあります。

共働き世帯数と専業主婦世帯数は、平成8年を境に逆転し、その差はどんどん開いています。

平成25年には、その差は300万世帯を越えました。

どおりで、保育所保育園の数が足りないわけです。

作っても作っても足りないのは、日本の雇用環境が大きく様変わりしたところに理由があります。

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(出典:内閣府男女共同参画局HP)

人間が生活するうえで、欠かせないのが衣食住です。

共働き世帯は、衣食住に家事労働を振り向ける時間がほとんどありません。

ここに家事時短ビジネスが生まれるチャンスがあります。

これまでは、衣食住のなかでも、外食や中食など食の家事時短ビジネスが盛んでした。

最近はお掃除ロボットやハウスキーパーサービスなど住の家事時短ビジネスも増えています。

そして衣についても、100円ワイシャツクリーニングの出現や無人コインランドリーによる衣の家事時短ビジネスが増えています。

2 ファミリーマートは、コインランドリー併設展開

ご存知と思いますが、コンビニ業界第二位のファミリーマートが、2018.5.25に無人ランドリー併設店舗を始めました。

2019年2月までに全国に300店舗展開するそうです。

先読み ビズチェック「進化する!コインランドリー」 - ニュースチェック11 - NHK

コンビニエンス業界は、すでに飽和状態で、成熟産業になりつつあります。

最近は、ドラッグストアのコンビニ化が急激に増えていて、定価販売が主体のコンビニは、太刀打ちできません。

そこで新たなビジネス展開として、ファミリーマートはコインランドリー併設に乗り出しました。

コインランドリーを利用する場合の不安材料として、待ち時間と治安があります。

コインランドリーは24時間営業が少なくありません。」

正直深夜に他人といっしょに待ち時間を過ごすのは、ホラー映画よりも怖いです。(体験済み)

コインランドリー

コンビニ併設であれば、店員が必ずいるので、安心して利用できます。

また、日中利用でも、待ち時間を店内スペースで待てるのは、ついで買いもできるし、利用者もコンビニ側もウィンウィンの関係になります。

さすがに目のつけどころが違うと思います。

これはヒットの予感です。

同店では洗濯機2台、洗濯乾燥機3台、乾燥機4台などをそろえる。料金は洗濯乾燥機の大型の場合で45分1000円。

ランドリーは24時間無人で運営する。ファミマの売り場には洗濯用品を20品そろえた。

店内にはイートインも設け、待ち時間の利用を見込む。

コンビニで洗濯 ファミマ、ランドリーと一体店 :日本経済新聞

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3 コインランドリー利用はTPOで使い分ける

コインランドリーがいくら便利とはいえ、毎日出る洗濯物を毎日コインランドリーでは、お金がいくらあっても足りません。

管理人の近くにあるコインランドリーは8kgで600円、乾燥機10分100円です。

一度使えば、大体1,000円はかかります。

週に1回使えば、年間52,000円と結構出費がかかります。

また、本当に時短になるかというと疑問も感じます。

コインランドリーの往復時間、待ち時間、家でも最終乾燥などを考えるとむしろ時間とお金がかかりすぎます。

家事時短だけを考えるのであれば、完全乾燥+畳みまでセットでないと時短にはなりません。

コインランドリー

最近は、たたみまでセットの有人ランドリーも増えつつあります。

出費を厭わず家事時短するのであれば、オススメです。

出費も痛いし、意外にも家事時短になっていないことに気づくと、TPOに合わせた効果的なコインランドリーの使い方が必要になります。

ひとつは長雨のときです。

いくら部屋干し専用洗剤が開発されたり、芳香剤つき柔軟剤が開発されても、生乾きは細菌繁殖の元になり、嫌な臭いが発生します。

梅雨時の長雨のときに限って、コインランドリーを利用するのは賢い使い方です。

また、冬物の大量洗いなどは、家庭用洗濯機では何度も回さなければなりません。

しかし、業務用コインランドリーの中には15kgなど巨大な洗濯機があるので、とても便利で時短になります。

さらに毛布やカーペットなども業務用コインランドリーで簡単に洗えます。

管理人は以前自宅でラグを洗おうとして無理やり突っ込んで、モーターを焼き切り、洗濯機を更新した苦い思い出があります。(T_T)

天候、大量洗い、大きいもの洗いの際は、コインランドリーの方がはるかに便利で楽で時短になります。

4 コインランドリー関連株

共働き世帯が増えれば増えるほど、コインランドリーはますます増えていくことは間違いありません。

これは株式投資のチャンスと思われる方も少なくないと思います。

しかし、意外にもコインランドリー業界関連株は、異業種参入でガリバー企業はいません。

株式市場に上場しているコインランドリー関連企業は、WASHハウスしかありません。

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WASHハウスの本社は宮崎県宮崎市です。

平成14年に第1号店を開業した後は、FCで店舗を増やし、平成28年にマザーズに上場を果たしました。

平成30年3月末現在506店舗まで増やしているコインランドリー業界No.1の企業です。

株価は、IPO人気もあり6000円まで上昇しましたが、それ以降1年以上右肩下がりが続き、現在1/4近くまで下落しています。

1,000株600万円が98万円台まで下落しています・・・。

これが株式投資の怖さです。

Washハウス

(出典:ヤフーファイナンスHP)

その理由は、参入障壁が低いことにあります。

コインランドリー業は、一種の不動産業です。

コインランドリー

洗濯機と乾燥機を設置すれば営業できるので、先行者利益はあまりありません。

特にファミリーマートが全国展開していけば、確実に客が奪われる可能性があり、株価が下がっていると思われます。

また、働き方改革関連法が成立したことから、残業が減り、家で洗濯する機会が増え、コインランドリーの利用率が下がる可能性もあります。

共働き⇒家事時短関連ビジネスチャンス⇒コインランドリー⇒業界随一⇒値上がり

の発想だけでは、なかなか株式投資はむずかしいものがあります。

投資信託のディーラーやトレーダーは当然考えているはずです。

ただし、今後異業種との提携や取り置きサービス、畳みサービスなど高付加価値をつけて展開していけば、時短を求める層のニーズは高まるかもしれません。

現在は底値を探っている動きだと思います。

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5 まとめ

共働き世帯の増加により、確実にコインランドリーの需要は高まっています。

従来の学生や単身赴任など哀愁の縮図のようなコインランドリーも、すっかりファミリー化し、変貌には目を見張るほどです。

しかし、コインランドリーは家事を時短することができますが、基本24時間営業のため、安全面や衛生面からもう少し改善の余地が残されていると思います。

そういった意味で、ファミリーマートのコインランドリー併設戦略は、コインランドリー業界が抱えている課題を一気に解決できる手段として、今後の全国展開が大いに期待できます。

ファミリーマート

我が国は8年連続人口が減少し、確実に縮小化する時期が始まっています。

toyokeizai.net

ビジネスはある意味限られたパイの奪い合いですが、人口減少でますます奪い合いは苛烈になっていくと思われます。

今後の動向や展開を見極めた上で、株式投資していきたいものです。

株式投資はくれぐれも自己責任において判断されますようお願いします。

ブログに愛と真の情報を

それでは