当記事は、2019年7月5日に掲載した記事をベースにしています。しかし、五洋建設株を売却するつもりはありません!隠れた高配当増配株だからです!
最終更新 2021.11.12 4.16 2019.7.6
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは、この世に年利回り10%の金融商品があるとしたら飛びつきますか?
おそらくは、誰も信じないと思います。
それ、投資詐欺じゃない?
正しいリアクションです。
終わりの見えないマイナス金利政策で、私たちは預金金利にはすっかり関心を失っていると思います。
ところが、現実には存在します。
この管理人も、年利回り10%の金融商品を少しだけ持っています。
(´▽`)
答えは、株式配当です。
でも、激しく後悔しています。
猛烈に後悔しています。(´Д`)
なぜ、俺はもっと買っておかなかったんだ!
まるで、中島みゆきの知る人ぞ知る佳品「ほうせんか」の世界です。
明日が見えませんでした・・・。
株式投資は、どこかしら恋愛に似ているところがあります。
好きな人に思いを寄せても、恋はかなわず、意外な人から告白される・・・。
嗚呼!(´▽`)
悩ましい!
明日流す涙が見えるのなら、毎日株価チャートを見て悶々とすることもないのかもしれません。
悲しいですね 人は誰でも 明日流す涙が見えません
別れる人と わかっていたら はじめから寄り付きもしないのに
- 1 2011年5月、私が五洋建設(1893)を買った理由
- 2 五洋建設の株価推移と管理人の心境
- 3 五洋建設を売れなかった理由
- 4 配当シミュレーション
- 5 管理人の激しい後悔
- 6 まとめ
- 7 付記 その後の五洋建設株(2021年4月)
1 2011年5月、私が五洋建設(1893)を買った理由
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、M9.0という想像を絶する巨大地震となり、多くの人命を奪いました。
管理人は、当日の14時半に全国でもっとも低い山として少し知られている仙台湾蒲生の目の前に位置する日和山(ひよりやま:海抜5m)の近くで、アポの約束をしていました。
蒲生干潟は、渡り鳥の飛来地としても知られ、特別保護区として、全国のバードウォッチャーの聖地でした。
ところが、前日、たまたまアポがキャンセルとなり、当日は現地には行かずじまいとなり、九死に一生を得ました。
まるで、タイタニックに乗船しないで一命を取り止めた人と同じです。
あのとき、突然のキャンセルがなかったら、こうしてブログを書き綴っていることはありませんでした。
震災当日の夜、交通機関は麻痺し、停電で真っ暗闇の中、20kmの道のりを自転車で帰宅に向かいました。
真っ暗闇の中、陸橋を上ると、突然無重力状態となりました。
自転車ごと穴に落ちてしまいました。
こんなところに穴を開けやがって!
三角コーンくらい置いとけ!
翌日の朝、同じところを通って、ぞっとしました。
穴だと思ったところは、陸橋の連結部分が、地震の影響で外れてしまった箇所でした。
奇跡的に外れた溝に自転車が引っ掛かって、落下を免れていました。
もし、自転車が溝に引っかかっていなかったら、高さ10m以上の陸橋から、地面にたたき落ちていました。
この2つの奇跡のおかげで、こうしてブログを書いています。
2か月後、日和山近くに行ってみると、何もかもありませんでした。
強固な護岸までも、ぐちゃぐちゃとなり、荒涼とした地獄のようでした。
いつか、復興するときはあるのだろうか?
海洋土木工事のNo.1企業五洋建設しかない!
(引用:五洋建設)
そう思い、2,000株ほど買いました。
リーマンショックの影響と東日本大震災の影響で、私の持つ保有株の損失額は大きく膨らんでいました。
純粋に復興を応援してみようと思い、投資しました。
当時の五洋建設株の価格は、191円、配当は年2円と、バブルの傷痕を残すクズ株でした。
2 五洋建設の株価推移と管理人の心境
それから2013年まで2年間、五洋建設株は微動だにしませんでした。
大型株は、本当に動きません。
大型株は上がりにくく下がりやすい特徴を持ち、失敗する個人は少なくありません。
配当も年利回り1%程度だし、株価通信で復興状況もわかるし、しばらくは持っておこうと思いました。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
復興の進展とアベノミクスによる景気の回復、そして東京オリンピックパラリンピックの開催決定に従い、業績の復活とともに株価も上がり始めます。
2018年1月26日には826円をつけます。
株価は、購入時の4.3倍となります。
震災復興から7年(当時)が過ぎ、東京オリンピックも2年後(当時)に控えています。
そろそろ売り時だとは思いました。
でもどうしても売れませんでした。
2019.7.5現在544円まで大きく下落してしまいました。
最高値よりも、-34.14%もの下落です。
阿呆です。(´Д`)
もしも最高値で売却すれば、127万円の売却益でした・・・。
3 五洋建設を売れなかった理由
五洋建設の業績はすばらしいものがあります。
19年3月期の連結経常利益は前の期比3.4%増の265億円になり、20年3月期も前期比11.0%増の295億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、7期連続増益になる。
五洋建設【1893】、今期経常は11%増で5期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ | 株探ニュース
業績がよいのに、市場が正しく評価してくれません。
それよりも、私が売れなかった理由は、五洋建設の株主に対する還元策です。
業績の回復とともに、他社では考えられないような株主還元策を実施します。
2012年3月 配当2円
2013年3月 配当2円
2014年3月 配当2円
2015年3月 配当4円
2016年3月 配当6円
2017年3月 配当12円
2018年3月 配当14円
2019年3月 配当19円
2020年3月 配当20円
2021年3月 配当28円(記念配5円)
2022年3月 配当23円(予想)
9年間で、配当が、2円→20円へ、10倍となりました。
配当テンバーガーの達成です。
(´▽`)(´▽`)(´▽`)
管理人は2011年5月に191円で購入したので、2020年3月期には、年利回り10.47%となります!
所得税15%、住民税5%、復興所得税0.315%が引かれます。
こんなすばらしい企業の株を、株価が下落したからと言って売っていいのか悩み抜きました。
結論は、売らずにこのまま生涯持ち続けることでした。
売却益よりも、配当益の方が高いと結論づけました。
4 配当シミュレーション
このまま配当が20円としてのシミュレーションです。
すでに2012年3月期より、63,000円×2=126,000円の配当をもらっています。
買値は、191円×2=382,000円です。
残り256,000円は、約7年で元が取れる計算となります。
つまり、8年後からは、不労所得が毎年40,000円ずつもらえることになります。
20年で80万円、30年では120万円となる計算です。
売却益よりも、トータルでは配当益の方が得する計算です。
7年後からは、たとえ会社が解散しても得します。
5 管理人の激しい後悔
こんな計算をしているうちに、自分が大バカだったことに気づきました。
なんで、10,000株買っておかなかったんだ?
10,000株買っておけば、現在544円でも3,530,000円の売却益です。
また、売却しなくとも7年後からは、年に20万円の不労所得です。
30年持っていれば、配当益だけで600万円になります。
嗚呼!
これが富裕層の蓄財法だと気づくのには遅すぎました。
富裕層は、原資を削りません。
コップの水を飲まずに、コップについた水滴を舐めるように飲みます。
6 まとめ
年利回りが10%の株式が、ずっと続くとしたら、代々持っていた方が売却するよりもトータルでは得すると思います。
まさか、復興の応援にと2,000株購入した超大型株の五洋建設が、配当を10倍に引き上げるとは夢にも思いませんでした。
毎年、4万円の不労所得は最高です!
東日本大震災が発生する前の話です。
或る地方では、嫁入り道具の7つ道具の中に電力会社の株券があったといいます。
電力株もまた配当が良く、生活に困らないようにという親の配慮だったそうです。
こういった高配当株を狙う方法をコツコツ投資とも言います。
株式が下落しても、高配当であるため、長い目で見ればリスクヘッジが効き、大損することはない賢い投資方法です。
ただし、現時点で高配当株は、いわくつきのケースが少なくありません。
高利回りなら、投資家が群がり、株価が上がるのに、放置されているには訳があるからです。
五洋建設のように、すでに高配当ではなく、業績に応じて株主に高還元してくれる株式に巡り合うと、思わぬお宝株が手に入ることがあります。
本業はぼろ儲けで、EPSが500円以上もあるのに配当が40円なんていうケチケチ企業は、残念ながら少なくありません。
株主還元策を積極的に取り入れて、業績が上向きの企業なら、子供の代まで保有しておくのも手かもしれません。
こういった企業はもっと正当に評価してもらいたいものです。
くれぐれも株式投資は自己責任により判断されますようお願いします。
ブログと五洋建設に愛と真の情報を
それでは
7 付記 その後の五洋建設株(2021年4月)
その後の五洋建設株の動きです。
2021年3月期には、記念配込みで28円となりました!
配当が12.5倍となりました!
株価も順調に騰がり続けています。
2021年4月19日終値は、908円と大復活を遂げてくれました。
五洋建設(株)【1893】:チャート - Yahoo!ファイナンス
株価4.75倍
配当12.5倍
というまさにお宝です。
現時点においても、年配当利回り13.09%という超お宝株となりました。
4大ゼネコン株を追い抜く日も近いと思います。
嗚呼!何故俺は10,000株買っておかなかったんだろう?
たった2,000株しか買わなかった自分が、あまりにもポンコツで涙が止まりません。
わずか38万2千円の投資で、現時点で、143万4,000円もの含み益です。
さらに配当金合計22万円です。
しかも、これからも年5万円の配当がいただけます。
多少下がったとしても死ぬまで家宝として保有します。
付記 2021年11月12日
決算後を控えて、土木建設株は軒並み下落が続いています・・・。
まあしょうがありません。
みるみるうちに750円も切ってしまいました。
ああ!株式投資は本当にむずかしいです!