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人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはTOB(株式公開買い付け)(Take-Over Bid)をご存じですか?
上場会社の株券を、あらかじめ決めた買付価格、買付予定数、買付期間などの条件を公告し、条件に同意した株主から市場外で買い付けることをTOBと言います。
TOBが行われると、ほとんどの場合上場廃止となります。
TOBに応じない場合でも、TOBが成立し上場廃止となると、たいていの場合は事務処理の委託を受けた信託銀行がTOBの成立価格で強制的に買い取ることになります。
そのため、TOBを仕掛ける前から株価はTOB価格で張り付くので、後々の面倒な手続きを避けたい株主は市場で売却してしまいます。
2023年11月27日(月)、半導体商社であるグローセルが、マクニカからのTOBに合意したとの発表がありました。
マクニカホールディングス<3132>がこの日の取引終了後、子会社マクニカがグローセル<9995>の完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。
一体この高確率で保有株がTOBを実施されるとは何事でしょうか?
俺はまるで未来を読める神?
それともTOBされるような株しか持たないポンコツ?
嗚呼!グローセル株は持っておきたかったです!
1 グローセルの配当優待利回り
グローセルは、半導体商社です。
我が国を代表する半導体製造会社であるルネサスエレクトロニクスの販売部門と合併し、主にルネサスの半導体を販売する商社です。
また、商社には珍しく、半導体の製造も開始し、半導体ひずみセンサ「STREAL/ストリアル(R) 」の製造・販売も手掛けています。
しかしながら業績は芳しくありません。
それでも管理人はグローセルの株が欲しくなりました。
配当金 1,200円
QUOカード 1,000円分
計 2,200円
2023年1月当時、グローセルの株価は411円でした。
配当金12円に加え、1年未満でも1,000円のQUOカードを進呈する太っ腹企業だったからです。
配当優待の当時の利回りは、5.35%(411円時点)でした。
株価が4万円台で、優待QUOカード1,000円分はそうはないと、魅力を感じました。
2 グローセル200株買い付け
そこで、2023年3月末権利確定前の1月末に夫婦名義で100株ずつ200株を買い付けました。
これはお得な買い物をしたと内心にこにこでした。
半導体の世界的な不足で、半導体製造装置メーカーの株価が爆上がり状態です。
じわりと半導体製造装置周辺メーカーの株も騰がってきていました。
グローセルにはちょっとワクワクしていました。
しかし、株価は微動だにしませんでした。
(株)グローセル【9995】:株価チャート - Yahoo!ファイナンス
でも、いつかはテンバガーになる可能性があるかもと期待して今まで保有しています。
その理由にオリジナルで開発したひずみ半導体「STREAL」があります。
歪みセンサーは、モノづくりの分野で、ひずみはあってはならないものであり、引き合いは今後ますます高まっていくはずです。
いつかは大化けかも?と管理人はワクワクして保有していました。
3 グローセルより第2ス半期報告書到着
そんな中、昨日グローセルから第70期第2四半期報告書が自宅に到着しました。
今となっては本日のTOB合意のための株主への最後の報告をしたいというグローセルの最後の良心だったのかもしれません。
しかし、決算書を見てがく然としたのは、歪みセンサーSTREALの売り上げでした。
たったの14億円しか売れていない事実にがく然としてしまいました。
また、中期計画プロジェクトSも下方修正していました。
IR情報TOP | 株式会社グローセル-半導体・電子部品の技術商社
これでは、とても3本の柱の事業ではありません。小枝にもなりません。
これは長期戦になるなと思いました。
4 マクニカHDがグローセルをTOB
第2四半期決算関係書類が届いた翌日2023年11月27日のことです。
株式取引終了後、PTSランキングを見るとグローセルがストップ高となっていました。
もしかして、TOB?
予想は当たりました。
マクニカHDがグローセルにTOBを実施すると発表しました。
管理人は平均取得額411円で取得しています。
差引23,400円×2=46,800円の売却益(キャピタルゲイン)を得ることになります。
これと2回分の配当と株主優待(QUOカード)を手に入れることができました。
合計4,400円相当額です。
しかし、残念ながらTOBにより、2024年3月期の配当は無配、株主優待は廃止となります。
当社は、これまで株主優待制度を実施しておりましたが、上記1に記載の理由から、本日開催の取締役会において、2024 年3月期より株主優待制度を廃止することを決議いたしました。これにより、2023年3月末時点の株主優待対象の株主の皆様に対するご優待をもちまして、当社の株主優待制度は廃止されることになります。
2024 年3月期配当予想の修正(無配)及び株主優待制度の廃止に関するお知らせ
また、いつかはテンバガーの可能性もあると思って投資したので、とても微妙な途中退場となって無念このうえないです。
5 2023年は5回目のTOB
それにしても管理人は、2023年はTOBに当たりまくっています。
グローセルで2023年は5回目のTOBです。
1 ビジョナリーHD
5,000円分のメガネ優待券が欲しかったです。
2 システム情報
9月決算にもかかわらず、権利付き最終日の取引終了後に、配当金もQUOカードも2023年3月期に遡っての無配及び廃止です。
この鬼畜っぷりには怒り心頭になりました。
3 ベネッセ
夫婦名義で200株保有し、2万円ほど含み損をかかえていましたが、TOBにより一気に+138,000円の大逆転となりました。感謝しかありません。
システム情報と違い9月末の配当と株主優待に対応してくれます。
4 ベネフィット・ワン
2021年6,000円もあった株価が1,200円台まで下がってきたので、ここが底と思い1,241円で買い付けたら、まさかの962円にまで下落しました。
TOBのおかげで、現在+21,000円ほどになりました。
わずか2か月のあいだに保有株のうち5銘柄がTOBとなるとは!
管理人はTOBを予見する神なのか?それともTOBの対象となるようなポンコツ株ばかり買うからなのか?
やはり、管理人の銘柄を選ぶ選定眼や審美眼は濁っているのかもしれません。
6 まとめ
まさに青天のへきれきのようなグローセルのTOBでした。
昨日、第2四半期決算関係書類が届いたばかりなのでなおさらです。
TOBしなくとも、グローセルはこれから十分に業績を回復していくのではないかと予想していただけに残念でなりません。
それに2カ月で5銘柄のTOBに遭遇するとは夢にも思いませんでした。
まあ、結果的に+22万円ほど棚ぼたのように利益が転がり込んできたのは、僥倖ですが、納得できない自分がいます。
まるで、市場からおまえは下の下のポンコツヤローだと告知されたようです。
TOBはたしかに含み損の状態の株を復活させてくれます。
今回保有していた5銘柄のうちグローセルを除いて全部含み損を抱えていました。
その含み損を一気に解消し、さらに+22万円もの売却益を手にしたということは、実は幸運の星の下に生まれているのかもしれません。
株式投資の世界は、つくづく一寸先は闇の世界だと思います。
これがTOB価格よりも高い株価で保有していたら強制損切り確定です。
くれぐれも株式投資は自己責任によりご判断されますようお願いします。
嗚呼!
ブログとTOBとグローセルに愛と真の情報を
それではまた