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お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、2018年ピョンチャンオリンピック盛り上がってますね。
中でも今大会で日本に初めての金メダルをもたらした羽生結弦選手の活躍は、今後永遠に伝説として語り継がれるのは、間違いのないところです。
歴史の生き証人として、LIVEで見れたのは本当に感激です。
(引用:ウィキペディア(フリー))
この人気にあやかって、日本郵政が2月19日に平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で優勝した羽生結弦選手、銀メダルを獲得した宇野昌磨両選手の記念切手を発売しました。
1シート1400円(82円切手5枚セット)で、東京中央郵便局と2人の出身地である仙台中央郵便局、名古屋中央郵便局など全国10ヵ所での発売です。
しかし、日本郵政は優勝を見越して準備していたのでしょうか?
あまりにもタイミングの良い発売です。
すごい便乗商法です。(^^;
発売した中央郵便局はどこも長蛇の列だったそうです。
また、日本郵政のインターネットでも申し込み受付を行いましたが、アクセスが殺到し、一時マヒ状態に陥ったそうです。
このフィーバーは、1970年頃に突如日本中が熱狂した切手ブームを思い出します。
羽生結弦選手活躍の熱狂に絡むビジネスチャンスについて考えてみます。
- 1 切手ブームに漬かった管理人の少年時代
- 2 切手投資はバブル崩壊が止まらない
- 3 希少価値がなければ価格は上がらない
- 4 ブームはいずれ沈静化する理(ことわり)
- 5 究極の相場取引は、商品先物取引
- 6 まとめ
1 切手ブームに漬かった管理人の少年時代
1970年、日本初の万博EXPO70の開催とともに日本中に突如切手ブームが湧き上がりました。
当時小学生だった管理人も、その熱狂の渦にどっぷりと漬かってしまい、こづかいやお年玉を切手につぎ込みました。
毎日放課後になると怪しげな切手販売店にたむろし、ショーケースから、垂涎の「月に雁」や「見返り美人」を覗いていたことを昨日のように思い出します。
(引用:価格.com)
特に「月に雁」は、当時の価格でも9,800円の価格が付き、持っていた同級生はクラスのヒーローでした。
集めた切手は、今でも1枚ずつパラフィン紙に包んで、切手アルバムに大切に保管しています。
2 切手投資はバブル崩壊が止まらない
羽生選手宇野選手メダル獲得記念切手騒動を知った日に、ふと昔集めた切手って、どのくらいの価値があるのか、調べてみました。
今や価格.comに切手通販サイトがあるとはびっくりです。
切手ファンは、理由はわかりませんが、「月に雁」と「見返り美人」の2枚の切手をリスペクトしなければならない暗黙のルールがあります。
サイトを覗くと、月に雁は、概ね8,000円、見返り美人は概ね6,000円前後でした。
下がっているじゃないかああああああ!
一方、管理人の秘宝は、1960年国際文通週間の安藤広重東海道53次シリーズの「蒲原」です。
お年玉を使って、同級生から当時1500円で購入した逸品です。
(引用:価格.com)
1,000円から2,000円と40年以上価格は変わってはいませんでした・・・(泣)。
では、管理人が昭和47年に朝5時に並んで手に入れた「高松塚古墳美人図」はどうか。
なけなしのこづかいで、1シートを購入しました。
当時は並んでいた大人たちはまとめて10シート20シートと大人買いしていました。
(引用:価格.com)
2、200円・・・。
3枚セット50円+10円切手が1枚と20円+5円切手が2枚セットでですか?
元値だけでも120円するのに、発売は1973年なんですが・・・。
45年間も大切に保存していたのにたった200円なんですか???
全然上がってはいませんでした・・・。
オランダのチューリップバブルのようなものです。
3 希少価値がなければ価格は上がらない
経済学の基本中の基本、需要供給の法則が、切手ブームにもありました。
需要があって、供給が始まり、需要の大きさによって価格が形成されるという奴です。
欲しい人がたくさんいて、なかなか手に入らない希少価値俗にいうレアものであれば、価格はどんどん吊り上がっていくけれど、欲しい人がいなければ価格は下落していくものです。
最近でいえば、野菜の高騰です。
野菜は価格が高くとも健康や食欲を満たすためには求める消費者はなくなりません。
しかし、全国的な大雪の影響で供給量が少ないため、価格が高騰するわけです。
羽生選手と宇野選手の切手も、全国10カ所の中央郵便局でしか発売しないということから、全国郵便局に殺到しました。
これを見て、転売屋も暗躍したようです。
以前も東京駅開業100周年を記念して発売したSuicaを求める人が殺到したことは記憶に新しいと思います。
結局はネット受付に変更し、希望者全員に行き渡るようにしたところ、200万枚も予約があったそうです。
需要供給のバランスが崩れると、今回のような騒動が起きることがしばしば発生してしまいます。
4 ブームはいずれ沈静化する理(ことわり)
日本人は熱狂しやすく冷めやすい特異な民族性を持っているといいます。
アイドルの賞味期限をみると移ろい行くファンは多く、厳しい世界だと思います。
我が家の娘たちも、親が知らない頃から嵐嵐と騒いでいましたが、今はHeySayJump!でさらにtwiceに移行中です。
大盛り上がりの羽生選手と宇野選手の切手ですが、実は、2018年3月31日までにネットで申し込めば、必ず入手することができるそうです。
(引用:日本郵便HP)
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/g/gKT22238/
購入したファンの方には、大切に家宝として保管しておいてほしいと思います。
購入した売却益を狙うことは、需要供給の法則からも無理だと思います。
2月19日の日本郵政の株価も微動だにしませんでした。
(引用:ヤフーファイナンス)
5 究極の相場取引は、商品先物取引
一昨年前から、仮想通貨の値上がりや億り人など毎日記事にならない日がないほど、仮想通貨相場は特に若い世代が果敢にチャレンジしていますが、管理人にはどうしても需要と供給の法則に反した動きをする仮想通貨相場にはどうしてもなじめません。
ウォーレンバフェット氏も仮想通貨はいずれ消えゆく運命にあると喝破しています。
未来に投資する相場は、企業に投資する株式市場、為替に投資する為替市場(FX)があり、毎日さまざまな要因により売り買いが交錯しています。
実は、一般にはなじみがありませんが、もう一つの相場があります。
商品先物相場です。
現在、国内には金、白金、銀、パラジウム、ゴム、原油、ガソリン、灯油、大豆、コーン、小豆、コメの11の商品の先物取引市場があります。
世界中の政治、経済、天候、戦争、事件、事故、会議、条約などさまざまな要因により、相場が変動します。
これこそ需要供給の法則の原理に基づく値動きです。
一般人でも参加できます。
しかし、決してオススメはしません。
以前のブログにも書きましたが、管理人は以前祖父が亜炭先物(当時)に手を出し、一家心中寸前まで追い込まれてしまった過去を持っているからです。
切手ブームのようなかわいい投機であればまだしも、全く読めない未来への商品先物投資は、膨大な過去データを持つ商社や証券会社のプロ中のプロの独壇場です。
素人が手を出したのでは、いずれ破たんは目に見えています。
6 まとめ
いかがでしたか。
あらためて羽生選手と宇野選手の演技は、本当に世界中を歓喜の渦に巻き込んだすばらしい演技でした。
当然それにあやかろうとするビジネスチャンスはたくさんあるはずです。
早速に日本郵政があやかろうとしたのは意外でした。
さらにそれを見て、転売目的や値上がり目的で購入しようとする者も必ず現れます。
しかし、需要供給の法則に照らせば、3月31日までの申込者全員に行き渡る切手シートをあえて転売屋から購入する必要はないので、沈静化はまもなくだと思います。
企業は東京駅開業100周年記念Suica混乱やジャニーズコンサートチケット暴騰などで、企業イメージに傷がつくことを恐れており、発行枚数の追加や透明性のある販売方法などで、高騰を抑えています。
もし羽生効果宇野効果を期待するのであれば、出版関係、独占契約できるとしたら契約できた企業、CM効果が期待できる企業等への出資(株式購入)ではないでしょうか。
しかし、両選手の快挙は、お金につなげるのではなく、純粋におめでとうと祝ってやりたいです。
幸い羽生選手は凱旋パレードも決まりそうなので、この目に彼の雄姿を家族全員で焼き付けておきたいと思います。
それでは