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お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、みなさんのご存知のとおりインターネットによる電子商取引(EC :electronic commerce(エレクトロニックコマース))は、とどまるところをしらないほど、私たちの生活に必要不可欠なものとなっています。
すでに国内には、アマゾン、ヤフー、楽天、メルカリ、ZOZOなどの大手通販事業者がひしめいています。
さらに世界最大のオークションサイトを運営するeBAY(イーベイ)が、Qoo10(キューテン)を買収し、国内再参入を目指すことを発表しました。
イーベイ再参入で、ますます競争が激化するネット通販業界の戦国図を考えてみます。
1 eBAY(イーベイ)とは
eBAY(イーベイ)とは、アメリカカルフォルニアに本拠地を置く世界最大のインターネットオークションサイト運営事業者です。(CIは小文字でebay)
オークションサイト「eBay.com」、スポーツチケット「StubHub」、価格比較サイト「Shopping.com」、アパート・住宅賃貸情報サイト「Rent.com」などを運営しています。
決済サービス「ペイパル」を提供でも有名です。
我が国のクレジットカードの中にはペイパル機能が付いているカードも少なくありません。
2017年12月末の売上額は95.6億ドル、営業利益は22.6億ドルです。
ただし、厳しい競争もあり、当期利益は-10億ドル、有利子負債は99.8億ドルと低迷しています。
(引用:ヤフーファイナンス)
2 イーベイがQoo10(キューテン)買収
2018年2月27日、国内EC業界を揺るがすニュースが飛び込んできました。
最近、スマホアプリでECを展開しているQoo10(キューテン)の日本事業をイーベイが買収し、日本に再進出することを明らかにしたからです。
イーベイのウェニグ最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、世界第3位のEコマース市場である日本は今後も大きな成長が見込めると指摘。
買収により約200万人の利用者を持つQoo10でイーベイの技術や全世界の販売・出品者を活用する考えを示した。
(引用:ロイター)
管理人が、Qoo10を知っているのは、娘たちの存在です。
ZOZOやメルカリそしてQoo10などのサイトは、むしろ10代の女の子の方が情報が早いです。
すでに国内に200万人以上が登録しています。
強みは本社がシンガポールで、世界中の物流を国内ECに展開させることができることです。
イーベイのオークションサイトも同じで、世界レベルでのオークション取引を行っており、売上げ規模は5兆円を超えています。
国内で言えばセブンイレブンやイトーヨーカドーを展開するセブン&iホールディングスと同じ規模です。
3 ヤフー株は、9%を超える急落
国内最大のEC事業者といえば、ソフトバンク率いるヤフーであることに異論のある方はいないでしょう。
現在アマゾンと楽天が熾烈なEC競争を行っています。
そこにヤフーのソフトバンクに次ぐ大株主アルタバ(旧アメリカヤフー)が、2018年2月28日に所有するヤフーの株式35.56%を売却すると発表しました。
売却すれば浮遊株が増えるので、当然ですが、株価は低落します。
(引用:ヤフーファイナンス)
2018.2.28は、一気に534円⇒496円まで、一時-9.6%まで暴落しました。
イーベイの再参入も影響しているといわれています。
4 楽天株はむしろ急騰
もう一方の国内ECの雄、楽天です。
このところ携帯市場に打って出ることを表明し、その成果が疑問視されていることもあり、株価は絶賛下落中です。
昨年10月の衆議院選挙前後からの爆上げにも蚊帳の外の動きでした。
2017.6月につけた1400円から、現在950円前後まで約3割も下がっています。
ただし、2月28日は、イーベイ再参入の発表を受けて、973円(+4.73%)の爆上げとなりました。
思惑はわかりません。
5 メルカリ上場へ
スマホ上で、個人間の物品売買を仲介するフリーマーケットアプリを運営するメルカリが、2018年6月にマザーズ上場を計画しています。
メルカリもまた、10代の女性を中心に強く支持されています。
管理人の娘の友人(中3)も、メルカリを使って、こづかい稼ぎをして、ステューシーなどブランド洋服を購入しているようで、やりたいと騒いでいます。
怖ろしい世の中になったものです。
メルカリ上場にあたっては、メルカリに資本投資しているGMOなども関わっていて、GMOとくとくショップなどのECも影響がありそうです。
5 まとめ
いかがでしたか。
すでに国内のEC市場の大半は、アマゾンとヤフーと楽天に押さえられているようですが、隙間を狙ったZOZOTownやメルカリなどが彗星のごとく出現し、まだまだ一定の地位を確保できる戦国時代です。
そこに黒船ともいえるイーベイが再参入します。
イーベイの強みは、地球規模でグローバルなECを行っているところです。
特に衣料品の一大生産地はすでに東南アジアやインドであり、我が国は衣料品のほとんどを輸入に頼っている状態です。
そこに海外にも展開しているQoo10を買収したイーベイが進出すれば、ネットワークの強みを生かして、価格競争に負けない可能性があります。
なんとも強敵の参入に国内のEC事業者は戦々恐々です。
しかし、消費者の目線でいえば、価格競争が起きて、価格が下がる可能性があるのは大いに期待したいところです。
EC戦争はどこまで行くのか、どこへ行き着くのか、株式投資家としても消費者としても、ますます目が離せない展開になりそうです。
株式投資は、くれぐれも自己責任で行うようお願いします。
それでは