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1杯のみそ汁で知る今食品関連株に起きていること考

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ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの夢見る管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、みなさんはごはん党ですか?パン党ですか?

管理人は生まれたときからごはん党です。

1日3食ごはんであれば最高です。

それもできたてのみそ汁がついていれば、おかずがなくとも満足です。

定食

ところが妻は、パン党+麺党なもので、みそ汁を作りたがりません。

しかもここだけの話、まったくおいしくありません。

ダシを使わないで、出汁入りみそを使って終わりだからです。
(´Д`)(´Д`)(´Д`)

( `ー´)ノ警告!

たまにはアゴ出汁か、ロクショウハツタケ出汁のみそ汁が飲みたいなあ。

ロクショウハツタケとは、9月から赤松林でたまに見つかる最高級のキノコです。

香り松茸味シメジといいますが、出汁はロクショウハツタケです。

山間の市場でたまに販売されています。

道の駅などのドライブに行った際に、見つけたらぜひとも買ってみてください。

みそ汁こそおふくろの味です。

子供の情操教育にも最高なのですが、おいしくないみそ汁を作られても余すだけです。

管理人が作ると娘たちも飲んでくれます。

みそ汁は熱中症対策には最高ですし、野菜嫌いな娘たちも食べてくれます。

具だくさんのみそ汁は、健康を維持するパワーフードだと信じています。

しかし、みそ汁を作るには手間がかかります。

だからこそおふくろの味であるわけです。

時間がないときは、インスタントみそ汁が便利です。

最近のインスタントみそ汁は、生みそと具材を分けるタイプが増えうれしい限りです。

最近のインスタントみそ汁を見ると、食品業界にコモディティ化現象が起きていることを強く感じます。

インスタントみそ汁を通じて、今起きている食品株について、管理人目線で考えてみます。

 

1 コモディティ化とは

ウィキペディアの定義によれば、『コモディティ(commodity)化とは、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差のない状態のこと』をいいます。

つまり、その分野の商品は、ブランドという高付加価値を失ってしまい、どこのメーカーのものを買っても遜色ない状態となってしまったことをいいます。

コモディティ化は、企業にとって、ブランドという高付加価値を失ってしまい、利益が激減してしまいます。

コモディティ化は、企業の存在さえ揺るがすあってはならない状態です。

しかし、消費者にとっては、品質が良く、しかも、価格が安くなるので、大歓迎です。

バブル崩壊とインターネット社会の出現は、あらゆるモノの価値観をコモディティ化しています。

100円ショップが良い例です。

今やデジタル腕時計でもビニール傘でもデザイン性は別にして、108円で販売されています。

半世紀前にこんな時代が来ると読めた人は皆無ではないでしょうか?

身近でいえば、電化製品はすさまじいコモディティ化現象が起き、我が国のお家芸であった電化製品のシェアが見るも無残に破壊しつくされてしまいました。

2 コモディティ化の一例液晶パネル

液晶パネルは、高度な技術と高度な製造装置を必要とし、我が国の企業が長らく世界シェアを独占し続けてきました。

中でも液晶パネルを使った液晶TVは、約10年前まではPanasonic、Sony、Sharp、東芝など我が国の電器産業が独占していました。

ところが、ここにコモディティ化が生じます。

大規模設備投資さえすれば、さほど技術がなくとも、どこでも誰でも作れるようになってしまいました。

特に韓国企業の液晶パネル装置の設備投資額は凄まじく、たちまちのうちに日本企業の液晶パネルは価格競争に敗れ、国際市場から駆逐されていきました。

今や、国内でTVパネルを生産している企業はSharpのみです。

そのSharpもすでに台湾鴻海工業の子会社と化しています。

あのPanasonicでさえ、撤退です。

www.sankei.com

元液晶パネルメーカー(ソニー、東芝、日立)が出資して作ったJDI(ジャパンディスプレイ)も青息吐息の破たん寸前で、株価は劇的なほど下落を続けています。

www.asahi.com

JDI株価

(出典:ヤフーファイナンスHP)

2014年鳴り物入りでの上場直後に834円をつけた株価は、2019年8月30日終値では64円です。

このアベノミクスが続いた時期に、株価は驚くなかれ1/13です。

-92.3%もの下落です!

いつかは上がるとすけべ買いした人は、おそらく煉獄の日々を送っていることでしょう。

官製企業は、これまでもNTT、JT、ゆうちょ3企業でも残酷な株価となり、個人投資家を苦しめ続けています。

管理人も2015年頃、JDIの株400円は安すぎると思い、買う寸前まで検討していました。

いつものもたもたで、600円まで上がってしまい、俺のバカと反省し、あきらめました。

それが64円です。九死に一生でした。

まあ、現在の価格なら、1,000株買っても、64,000円です。

すけべ買いもおもしろいかもしれません。

ただし、中国の動向、Appleの動向、政府の動向が複雑に絡み合って、予断を許しません。

投資は自己責任でお願いします。

3 インスタントみそ汁の世界もコモディティ化の波

かつて、インスタントみそ汁といえば、永谷園のあさげ、ひるげ、ゆうげが圧倒的なシェアを握っていました。

ところが、フリーズドライ製法もまた、設備投資さえすればどの企業でも参入できるようになりました。

例に挙げた「永谷園 FDブロックあさげシリーズ 選べる5メニュー」 5食入×2袋は、アマゾンタイムセールで、プライム(送料無料)で1,080円(税込み)と十分安いです。

1袋当たり108円です。

ところが、コモディティ化です。

現在、管理人が会社や自宅で愛飲しているのは、トップバリューの「3種の具材12食入り合わせみそ」です。

トップバリューとは、イオンのPB商品です。

⇩会社のロッカーに入れている使用品なもので、質感が悪く申し訳ありません。

インスタントみそ汁

中にはなんと3種類の具材が入っています。

油揚げ、ねぎ、わかめです。

みそは生タイプで、全国で通用する合わせみそタイプです。

お湯を入れた姿は、後ほどUPします。

写メする前においしくて飲んでしまいました。
(´▽`)

インスタントみそ汁具材

価格です。

驚愕の138円!(税抜き)

1袋当たり、14.9円です!
(´▽`)(´▽`)(´▽`)

なんだ!この驚異の価格はあああ!

これぞ、コモディティ化の破壊力です!

先ほどの永谷園の生みそタイプと比較しても1袋当たり

108円VS14.9円です。

7倍も違うのでは、多少具材が足りなくとも消費者はどちらを選ぶでしょう?

仮に年間100杯を10年間飲み続けるとしたら、その価格差は・・・。

108,000円VS14,900円となります。

93,100円も差がついてしまいます。

 

4 永谷園(2899東証一部)の株価

永谷園の株価の動向です。

永谷園は、2018年10月1日付けで、株式を2株から1株に併合しています。

永谷園株価チャート

(出典:ヤフーファイナンスHP)

株取引的には、併合は悪手になるケースが多く、下落する傾向にあります。 

2018年10月1日より、JPXでの株式取引は100株単位に統一したので、この日のために分割や併合した株はとても多いです。

併合のおかげで泣いている個人投資家は、管理人を含めて多いです。

バ・カ・ヤ・ロ・ウ・!

管理人の保有する株のひとつに10株を1株に併合した株があります。

建設株や銀行株などは、併合した株が多いです。

これまで2ケタ、3ケタ当たり前の株価が、にわかに憧れの4ケタとなったバブル銘柄は少なくありません。

22,000株も持っていたのに、2,200株になってしまいました!

併合する株には、ご注意ください! 

永谷園の株価もご多分に漏れず、併合直後から下落傾向は止まりません。

2018年9月28日、史上最高値3,228円をつけた株価は、2019年9月2日14時現在1,986円にまで下落しています。

下落率は、-38.10%にも達しています。

1,000円相当の優待品欲しさに投資した人も少なくないと思います。

しかし、食品のコモディティ化は、ブランドを呑み込む力を持っています。

同じような現象は、カゴメやキューピーや味の素など我が国を代表する食品産業にも起きています。

この長期下落傾向のチャートを見れば一目瞭然です。

カゴメ(2811)

カゴメチャート

(出典:ヤフーファイナンスHP)

キューピー(2809)

カゴメ

味の素(2802)

カゴメ株価

 (出典:ヤフーファイナンスHP)

5 永谷園の捲土重来

もちろん企業の存在理由は、企業の存続にあります。

どんなことがあっても生き残らなければなりません。

このままコモディティ化に呑み込まれる訳にはいきません。

各社は、食品の栄養機能に着目したり、食品の健康維持機能性に着目し、ブランド化に必死です。

野菜

永谷園が着目したのは、パワーフードとしてのみそ汁の活用です。

現在、野菜をたっぷり入れた具沢山のインスタントみそ汁を発売し、これが大ヒット中です。

価格もアマゾンプライムで、30食入りで2,398円です。

1食分79.9円なら相当にリーズナブルで、管理人も食指を動かされそうです。

コモディティ化に負けない高付加価値付与によるブランド化戦略です。

がんばれ!永谷園!

財布の許す範囲で、応援します!

 

6 まとめ

コモディティ化の波が、電化製品のみならず食品産業にも襲いかかってきていることをたった1杯のインスタントみそ汁ひとつから考えてみました。

和食

ふだん何気なく生活していることから、投資のヒントを考えると世の中が変わって見えるようになってきます。

とてもおもしろいです。

みなさんもぜひお試しください。

なお、優待目的の株式投資は、とんでもなくオトクな場合を除いて、個人的には止めた方がいいと思います。

優待はあくまでも付録と考えた方がいいと思います。

株式投資で求める本筋は、譲渡益(キャピタルゲイン)と配当益(インカムゲイン)です。

⇩こういった優待なら超お得です。

www.panpanpapa.com

永谷園の場合、1,000円分の優待欲しさに、株価が-38.10%も下落するのでは、目も当てられません。

ブログとみそ汁に愛と真の情報を
それでは