ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは株式投資にチャレンジされていますか?
管理人は株式投資の経験年数だけは長い底辺中の底辺ポンコツ盆栽株主です。
2021年の株式投資では約7割の投資家はプラス域だったにもかかわらず、我がポンコツ株は奮闘の甲斐もなく、含み益はマイナス運用というポンコツです。
2022年8月26日(金)、ジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長のインフレ退治のための金利引き上げ方針発言を受け、NYダウ平均は1,000ドルを超える下落となりました。
これまで右肩上がりの成長を続けてきたNYダウ平均株価は、32,000$前後とピーク時よりも3,000‐4,000$も下落しています。
ヤフーファイナンススレッドは、嘆き節の阿鼻叫喚の投稿が目立っています。
折りも折り、管理人が関心を寄せていた投稿者が、昨日すべての投稿を消して消え去りました。
この投稿者は、まるで、芥川龍之介の佳品「杜子春」の世界そのものを体験した人でした。
株式投資は、一瞬の判断ミスが運命を左右します。
わずか10か月で、100万円を+1,000万円にするも、その10か月後には-2,000万円となって、退場していきました。
まるで、芥川龍之介の小説「杜子春」そのものです。
嗚呼!株式投資は思い込むと取り返しのつかないことになってしまいます!
1 E子さんは凄腕のミセスワタナベ
仮にE子さんにしておきます。(もうスレッドはありません。)
E子さんは、コロナショックから1年経った2021年1月に株式投資にデビューしたそうです。(本人談)
初めて買った株式が、FRONTEOだったそうです。
FRONTEOは、AI自動翻訳によるアメリカ訴訟対策ソフトを独自開発しました。
当時のFRONTEOの株価は、650円だったそうです。
果敢にも、130万円で2,000株購入したそうです。
管理人は、まったく気づきもしない銘柄でした。
さすがはミセスワタナベです。
購入の根拠は、マネー専門誌月刊ダイヤモンドザイで有望株として紹介されたからだそうです。
しかし、E子さんの判断に間違いはありませんでした。
2021年7月頃から合意づき始めます。
11月15日にはなんと5,300円にまで跳ね上がります。
(株)FRONTEO【2158】:チャート - Yahoo!ファイナンス
コロナショックによるサプライチェーンが大混乱となり、商取引に多大なリスクが生じています。
経済安保保障が世界的な課題として浮き彫りとなっています。
リーガルテックを進めるため、AI言語KIBITを開発しました。
さまざまな国際訴訟に速やかに対応できる唯一無二の企業FRONTEOに関心が高まったわけです。
2 FRONTEOの三日天下
しかし、有頂天の日々は長くは続きませんでした。
2021年11月26日に最高値5,300円を叩き出したわけですが・・・。
東京証券取引所は11月29日からのFRONTEOに対して、信用規制を発表しました。
すると打って変わって連続ストップ安となりました。
5営業日の間になんと4日間もストップ安を演じました。
5,300円がたった5日間で、2,365円となりました。
こんな状態で、売れるわけがありません。
E子さんは、5日間で473万円の含み益を失ってしまったというわけです。
呆然自失の5日間だったと思います。
3 E子さんの逆襲
ここからE子さんの投資に対する考え方は変わっていったようです。
株を担保にして、信用買いを始めたようでした。
ヤフーファイナンスでも、2022年秋には10,000円は通過点と何度も投稿していました。
そして、2,000‐2,500円は、1年後には5倍になると信じていたようです。
まあ、FRONTEOの掲示板がそんなイケイケドンドンのような雰囲気だったようです。
2021年末には、3,465円までに切り返してきました。
管理人はすごい人と思いました。
しかし、2022年5月20日に決算発表を行うと株価は再び3日連続ストップ安を記録しました。
とうとう700円台にまで、下落し、現在も低迷が続いています。
これまでのスレッド書き込みでの推定です。
おおよそ130枚(13,000株)を購入しています。
平均2,000円‐2,500円で購入したようです。
約1/3に株価が下落していると仮定すると・・・
わずか10か月の間に、+1,000万円が-2,000万円になるなんて!
まさに天国と地獄です。
大金持ちとなった杜子春が、散財の挙句あっという間に一文無しとなる姿に被ります。
株式投資はこういったことが毎日のように起きています。
怖ろしすぎます。
4 E子さんの何が悪かったのか?
E子さんの投資法に過ちはありません。
雑誌やネット、専門誌などでFRONTEOのKIBITのすごさは、何度も取り上げられていました。
そういった情報は、管理人も信用してしまいます。
決して間違いではありません。
急騰時に売却できなかったこともなかなか責められるものではありません。
あの勢いでは、まだまだ騰がるとしか考えられません。
一番の失敗は、その後FRONTEOから頻発されるIRで株価が3,400円台まで騰がった時に売却できるチャンスを逃し、むしろ10,000円は通過点と信用に手を出して、どんどん株式数を増やしていったことにあります。
根拠のない思い込みを盲目的に信じ込んでしまったのが、一番の敗因ではなかったでしょうか。
E子さんが味わった経験は、大なり小なり株式投資を始めた人は誰もが経験していることです。
株式投資は安く買って高く売ることさえできれば、誰もが億り人になることができるはずですが、そうたやすいものではありません。
5 まとめ
株式投資には夢があります。
E子さんの場合も、わずか10か月で8倍にまでなった夢を見ることができました。
そうそう経験できることではありません。
しかし、その後の展開を一体誰が読むことができたのでしょうか?
もしも未来が読めれば誰もが億り人になれます。
反対にそれができないからこそ、E子さんのように損失を膨らましてしまう人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
それでも株式投資には夢があります。
たとえNYダウ平均が暴落したとしても、管理人には株式投資に賭けるしか家計資産を増やす術を持っていません。
E子さんの姿は、ちょっと間違えれば管理人自身の姿ではないかと思います。
E子さんが味わった経験は、決して他人事ではないことをゆめゆめ忘れてはならないと思います。
ブログとE子さんの未来に幸多からんことを!
なお、個人の名誉のために、E子さんはEから始まるハンドネームではないことを付記します。
それではまた