最終更新 2021.11.13 6.4 2018.11.24
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、突然ですが、みなさんはどういった財布をお使いですか?
管理人は、社会人になってから、一貫して二つ折り財布です。(きっぱり)
ネットには、お金が貯まる財布は長財布だというブログが数多くあり、二つ折り財布派の管理人は憤懣やるかたないです。
↓黄色い長財布はお金が貯まるそうです。ふくろう財布をお袋に誕生日プレゼントしてしまいました。
財布を替えるだけで、お金が貯まることなどあるものなのか考えてみます。
1 お金を貯めるには長財布説
お金を貯めるには長財布であることは、ネットで検索すると結構ヒットします。
天下のプレジデントオンラインでさえ、主張しているというから驚きです。
ファイナンシャルプランナーである筆者の主張を分析してみます。
あるときコンビニでお金を支払うのに、二つ折り財布から1000円札を取り出したときのこと。私の手から離れた1000円札は、くるんと二つ折りの状態でレジに置かれていました。
その折れ曲がったお札の姿は痛々しく、私はお札に対して申し訳ないと思いました。
お札の本来の姿は折れた姿ではない。ピンと平たい状態、それがお札らしい姿だと思ったのです。
この方は、お札とは本来折れた姿ではないと主張されています。
お金に対して申し訳ないとする感謝の気持ちがないとお金は貯まらないと主張されています。
お金を擬人化して、痛々しい姿にしてしまったことをお詫びし、決して折らないで感謝する気持ちを持てばお金を大切に使うことになり、お金が貯まるものと考えられます。
確かにお金のありがたみに感謝することはあります。
管理人は学生時代、コンパだデートだ麻雀だと見境もなく、お金を使いすぎて、2週間の間、わずか2,000円で生き抜いたことがあります。
幸いアパートには米とみそやマヨネーズや魚肉ソーセージが残っていたので、食いつなぎながら、奨学金の振込みを待ち続けました。
あのときのお金のありがたみは忘れることはできません。
しかし、だからといってお金そのものを崇拝する気はさらさらありません。
お金は単なる商品交換の手段の紙切れに過ぎないからです。
お金に感謝するからお金が貯まるなどという信仰に近い考え方には、到底賛同はできません。
「長財布を使う」だけでは効果はなく、そこにきちんと本心が伴うかどうかが大事なのだと思います。
お金を大事にする気持ちがあって、そのうえで長財布を使うと、より効果はあるのではないでしょうか。
また、この方は、お金を折らないようにするためには長財布を使うべきであるが、ただそれだけではいけないと主張されています。
お金を大事にする気持ちがあって初めて長財布の効果が現れる?と主張されています。
感謝の気持ちだけでお金が貯まるなら、いつでもしてやるわい!
なお、筆者は、花咲か爺さんの話まで引き出して、お金に感謝するとお金が貯まる自説を展開しています。
一読をおススメします。
2 お金は単なる商品交換の価値尺度を示すもの
管理人は、これまで2回住宅ローンを組むため、銀行からお金を借りました。
以前は、銀行ローンを組むためには儀式がありました。
銀行のローンセンターが会場で、管理人と妻のほかに銀行の融資担当者とハウスメーカーの三者間で、ローン契約を締結します。
なお、銀行には専属の司法書士がいました。
初めて借りたお金は3,000万円でした。
3,000万円の札束が、管理人の目の前に積み上げられました。
これまで見たこともない光景に圧倒されました。
しかし、それはわずか数分のことでした。
銀行の担当者が仕切ります。
当行ではぱんぱんぱぱ(仮称)様に、この3,000万円を融資します。
ぱんぱんぱぱ(仮称)様は、このお金をハウスメーカーP社様に支払います。
P社様は、このお金を当行に預けられます。
よろしいですか。
当行からぱんぱんぱぱ(仮称)様にこのお金が、このお金がP社さまに、P社様からこのお金が当行にということで、この3,000万円は当行に納めさせていただきます。
ということで、生まれて初めて目の前で3,000万円の札束を一瞬だけ触れることができました。
今だったら相当インスタ映えしていただろうなあと思うと写真でも取っとけばよかったと思います。
二度目の住宅ローンを組んだときは、そのような儀式はすでに行っていなかったのが少し残念です。
あの札束を見たからこそ、返済する意欲も湧いたというものです。
銀行側の借主に対するすばらしい金融リテラシー教育だったと思います。
お金を大切することには否定はしませんが、お金は崇拝するものではないと管理人は思います。
崇拝でお金が貯まるのなら、誰も苦労はしません。
3 長財布はお金が貯まる説の根拠
長財布を使うとお金が貯まる理由があるそうです。
長財布はスペースが区切られているので、クレジットカードやお札や小銭を整理し、把握することできます。
(二つ折り財布もできますがね。)
長財布は、お金の管理がしやすいので、お金を貯めることができるそうです。
ここから論理は飛躍します。
お金の管理ができる人は、整理整頓ができ、整理整頓できる人は仕事もできるそうです。
整理整頓できる人は、仕事もできるし、お金の管理もできる?
だから整理整頓できる長財布を使えば、お金が貯まるという論理です。
??????
二つ折り財布派の管理人は、この強弁がまったく理解できません。
整理整頓できる人が仕事ができると誰が決めたのでしょうか?
むしろ仕事を任せられないので、暇になり、机上の整理整頓ができる時間があるとは考えられないでしょうか?
整理整頓できる人は、確かに思考を整理することができ、自らの行動をコントロールできるかもしれません。
しかし、それがお金が貯まるとイコールにされても・・・何の根拠も見えません。
4 二つ折り財布派の逆襲
再びプレジデントオンラインです。
二つ折り財布の記事を見つけました。
「ファーストクラスの常連であるビジネスエリートの方々が多く使っていたのは、二つ折りのシンプルな財布です。
特定のブランドにこだわっている様子はなく、使いやすさ、スーツの内ポケットにスマートに入る大きさを重視しているようでした。
もちろん、財布がお札やカード類でパンパンになっていることはありませんでした」
同じプレジデントで、まるっきり正反対の記事が掲載されています。
メディアとは、かくもこのようなものです。
ただ、この記事の最後にはとてもいいことが書いてあります。
ファーストクラスを利用するに至っている超一流のビジネスエリートたちにとっては、もはや「人からどう見られるか、どう見せるか」よりも、「自分がどうなのか」にこだわりがあるのである。
年端の行かない年齢層が、コンビニやファミリーレストランで、ヴィトンやカルチェの長財布で支払いしている姿を見かけると、とても貧相な精神しか持っていないと思ってしまいます。
年相応の人生を歩んだ上で、しかるべきときにしかるべき必要なモノを持つというのが、お金が貯まる秘訣ではないでしょうか。
ちなみに投資の神様ウォーレンバフェット氏も二つ折り財布で、財布の中には20ドル程度しか入れていないそうです。
5 まとめ
長財布を持つとお金が貯まるという都市伝説はそろそろ止めにしてもらいたいものです。
管理人からいわせると、長財布は落としやすいというただそれだけの理由でも、財布として失格していると思います。
財布はセキュリティ情報の塊です。
二つ折りにできるからこそ、背広の内ポケットに入れてもしっかり、奥までしまっておくことができます。
ところが長財布は内ポケットに入れてもはみ出てしまいます。
特にDQN諸君は、半尻ジーンズのお尻ポケットにヴィトンの長財布を突き刺して街中を歩く光景に、時折り出くわすことがあります。
まるで、スってほしいといわんばかりで、見るに耐え難い光景です。
管理人はこれまで長財布を2度拾って交番に届けたことがあります。
長財布を持つことでお金が貯まるのではありません。
お金を貯めるには、出金を抑えることと入金を増やすこと、そしてお金がお金を生むことでしか貯めることはできないのではないでしょうか。
日々の努力と運です。
高価な長財布に飛びついても、お金は貯まるわけがありません。
最近はミニ財布でお金が貯まると言い張るブログもあります。
いい加減にしてくれ!
ブログに愛と真の情報を
それでは