ようこそ!(^^)/
お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんはどんな財布を使っていますか?
管理人は、社会人になってからは二つ折り財布一筋で、今日まで生きてきました。
二つ折り財布はとても便利です。
背広の内ポケットにスッとしまえるし、上着がないときやカジュアルでもズボンのお尻ポケットに収まります。
長財布がいいと主張する人もいますが、好みや機能性、ファッション性、ステータスそして、何よりも購入費用が財布を決める要素だと思います。
しかし、中には金運を期待する人もいるようです。
特に長財布は金運を招くことがネット上ではまことしやかに囁かれています。
( ゚Д゚)
そんなバカなことがあってたまるかと、怒りにまかせてブログを書いたこともあります。
あるときコンビニでお金を支払うのに、二つ折り財布から1000円札を取り出したときのこと。私の手から離れた1000円札は、くるんと二つ折りの状態でレジに置かれていました。
その折れ曲がったお札の姿は痛々しく、私はお札に対して申し訳ないと思いました。
お札の本来の姿は折れた姿ではない。ピンと平たい状態、それがお札らしい姿だと思ったのです。
それでも、また新たな長財布でお金が貯まるブログは、次々とブログに掲載されていきます。
長財布にして、お金が貯まるのなら誰もお金には苦労しません。
ところが、最近違う切り口での財布ブログを見つけました。
ミレニアム世代(死語!)にミニ財布がはやっているそうです。
ミニ財布を使うと貯蓄が1割も増えたそうです。
ああそうですか。(-"-)
あまりに短絡的な内容なので、論破してみたいと思います。
- 1 ミニ財布が流行っているらしい
- 2 ミニ財布で年収が2倍になったらしい( ゚Д゚)
- 3 ミニ財布で年収が2倍になった理由(推察)
- 4 ファイナンシャルプランナーの実際
- 5 ファイナンシャルプランナーの年収
- 6 ミニ財布で年収が2倍となった理由(再考察)
- 7 記事1年後再びの結果
- 8 まとめ
1 ミニ財布が流行っているらしい
2017年11月に財布でお金を増やす論争に新たな財布論が登場しました。
ミニ財布です。
筆者のファイナンシャルプランナーによると、6㎝×9㎝程度の財布で、3つ折りにして収納するそうです。
名刺の大きさが、9㎝×5.5㎝なので名刺大といっていいと思います。
これが筒状となっており、縦にお札を収納できる仕組みです。
筆者の紹介しているミニ財布です。
アマゾンで11,850円です。
サイズはミニでも、価格はビッグです。
( ゚Д゚)
2 ミニ財布で年収が2倍になったらしい( ゚Д゚)
ここからのミニ財布の効用がすごすぎます。
以下引用します。
重さは32グラムで、収納できるカードはわずか4枚。その結果、2年半が経過した時点でも、金運は下がらず、むしろお金が貯まることがわかったという。
ふむふむ。(´▽`)
そうやってお金(日々の収入と支出)と正面から向き合うことで“無駄遣い”が減っただけでなく、お金をより大切にしようという強い気持ちが芽生えたという。すると不思議なことに、仕事量も増え収入がどんどん増したのだ。
ミニ財布にしたことで、お金を大切にする強い気持ちが芽生えたのですか?
なぜ前のブランド物の長財布のときは芽生えなかったのでしょう?
「年収が、ミニ財布を持っていなかった年に比べ、2倍以上に増えました」という。
年収が、2倍以上に増えたのはすばらしいです。
おめでとうございます。
ですが、ミニ財布に替えたことが、年収が2倍となった直接の原因とはどうしても読めません。
(?_?)
3 ミニ財布で年収が2倍になった理由(推察)
強いて読めば、こんなところでしょうか?管理人の推察です。
これまでは長財布を使っていて、お金を大切には扱っていなかった。
(ブランド物を使っているそうですが。)
仕事も真剣には取り組んでこなかった。
これじゃいけないとミニ財布にしたところ、お金の大切さが身に沁みてわかるようになった。
仕事に対しても、もっと真剣に取り組むようになった。
そうしたら、仕事がどんどん舞い込んで2倍以上になった!
というところでしょうか?
ミニ財布をきっかけに仕事に向き合うようになり、仕事の量が増え、結果的に年収が2倍になったのはとても素晴らしいことだと思います。
4 ファイナンシャルプランナーの実際
ファイナンシャルプランナー(通称FP)とは、人生設計を家計から分析し、貯蓄や保険やローンの見直しなどを提案し、夢や目標を実現する手助けとなる民間資格です。
金融、保険、不動産企業に所属する企業内FPと弁護士事務所のように独立して事務所を構える独立系FPの2つの働き方があります。
独立系FPの主な収入は、プランニング相談料や、企業と契約する顧問料が主な収入ですが、マネー関係雑誌への原稿執筆やマネープラン講師としての収入を兼ねているケースが多いそうです。
2002年度から始まったファイナンシャル・プランニング技能士の資格取得者数です。
2018年度9月試験後累計633,559人!
誰がどうみても独立系士業としては、割の合わない資格だと思います。
むしろ、金融系企業や不動産系企業へ就職する際の有利な資格だと思います。
全国コンビニの店舗数は、2016年度ベースで、5万7,818店です。
コンビニよりも10倍も多いFPさんが独立するのは、大口の顧問契約をしない限り至難の業ではないでしょうか。
5 ファイナンシャルプランナーの年収
ネットは大変便利なもので、業種別年収サイトがあります。
このサイトによれば、FPの収入は極めてきびしいです。
20歳~24歳 228.0万円
25歳~29歳 284.0万円
30歳~34歳 312.0万円
です。この年収は企業内FPと独立系FPを含めたものです。
おそらく独立系FPの収入は、もっときびしいと思います。
6 ミニ財布で年収が2倍となった理由(再考察)
再び、ミニ財布で年収が2倍となった理由を考えてみます。
年収が2倍となったFPは、Allaboutに投稿して、一躍名前が知られるようになりました。
名前が知られれば、講師として招かれるチャンスが増えます。
マネー雑誌に入稿依頼があるかもしれません。
大口から顧問契約の依頼があるかもしれません。
あえて、長財布からミニ財布の視点でお金が貯まるという記事を書いたことが、世の中から注目され、仕事の依頼がどんどん増えたため、年収が2倍となったと考えるのは、やっかみだからでしょうか?
ミニ財布を使うことでお金を大切にするようになって金運が増したのではなく、ミニ財布というとても使いにくい財布をあえて推奨し、それが断捨離ブームとあいまって、世間の注目を浴びて、仕事が舞い込むようになったから年収が増えたと読むのがとても納得できます。
228万円を456万円にするよりも、1,000万円を2,000万円にする方が遥かに難しいです。
年収2倍ではなく、しっかりと増えた金額くらい書いてほしいです!
7 記事1年後再びの結果
年収が2倍となったファイナンシャルプランナーを取材したファイナンシャルプランナーも、取材をきっかけにミニ財布に切り替えます。
その結果報告が先頃記事となりました。
それも天下のプレジデントにです。
では、ミニ財布にしてお金が貯まったかどうか。
計算してみると、収入は、ほぼ横ばいだったが、年収に対する貯蓄率は約1割上昇した。
その理由としては、ミニ財布になったことで、支出に対してニーズとウォンツの見極めがよりシビアになったこと。
家計管理もミニマムに押さえるようになったことなどが挙げられるかもしれない。
1割も貯金が増えたそうです。
しつこいようですが、相対的な数字はつかみの数字です。
普通の読者なら、100万円くらいかなと読んでしまうと思います。
管理人は、世の中をナナメに見る人間です。
1万円が1万1千円に増えただけかもしれません。
筆者は、レシートでもポイントカードでもとりあえずなんでもかんでも入れる財布をブタ財布と読んで、侮蔑しています。
悪かったな!ブタ財布で!
でもなあ、そんな使いにくい財布を使って、消費行動が楽しくなるかい?
お金を自由に使えない財布は、ただの入れ物だ!
飛べない豚は、ただの豚だ!
トレンドだか、ミレニアムだか知れないが、使いにくいミニ財布で勝手に使っていろ!
豚財布をバカにするんじゃねえええ!
8 まとめ
いかがでしたか?
管理人は、財布の形や色やブランドで、金運を招くことには全否定します。
ブームは否定しません。
ミニ財布大いに結構です。
使いにくいことがかえってお金のありがたみを知るきっかけとなり、お金の大切さを学び、貯まるきっかけとなることも、ある程度は納得できます。
ただし、取り立てて根拠もなく、年収が2倍になる、貯金が1割増えると煽って、むりやりトレンドを作ろうとしないでほしい。
豚財布には豚財布なりの良さもあることを理解してほしい。
みんなちがってみんないい!
管理人は、20年以上も愛用したこの豚財布を壊れるまで使ってやる覚悟です!
豚財布で悪いか!
ブログに愛と真の情報を
それでは