ようこそ(^.^) お金を貯めることを通して、人生を豊かに生きる情報を提供する当サイトの管理人のぱんぱんぱぱです。
今日、ネット上で、興味を引く刺激的な記事が掲載されました。
年収1,400万円でも幸福度はそこそこという記事でした。
400万円でも800万円でも幸福度は変わらないという、理解不能な内容です。
お金はあったに越したことはない。
これは、我が家の家訓です。
おそらくほとんどの方も賛同すると思います。
お金は夢を実現する魔法の道具です。
それを400万円も800万円も幸福度が変わらないというのは、少し無責任すぎる記事です。
多分筆者の方は、年収400万円の暮らしをしたことがないアッパーなクラスの方だとお見受けします。
1 論拠が、内閣府の調査のみ
この方の幸福度400万円説は、すべて平成26年2月に内閣府が発表した『人々の幸福感と所得について』の調査結果に基づいています。
単純に統計処理したデータのみで論じています。
しかし、日本人には儒教の思想がまだまだ色濃く残っていて、お金を論じるのはタブーと考える人が多く、アンケート結果も現実とはかけ離れた結果となりやすいことはよく知られています。
生活保護受給者も、ようやく200万人を超えましたが、受給するなら死んだほうがましという人は、少なくありません。実際に年に何件か、痛ましい貧困による餓死のニュースが報じられています。
ここまで論じるのであれば、TBSの長寿番組「噂の東京マガジン」のように、せめて100人くらい街角で街頭アンケートなどフィールドワークくらいやって欲しいです。
2 突然1,000万円説となる不思議
ところが記事を読んでいくと、突然1,000万~1,200万円の年収が一番幸福度が高いと言い出します。
そして、サラリーマンがこの年収を獲得するのは難しいから、正業のほかに副業を薦めています。
じゃあ、どうやって副業で1,000万円に増やすの?という具体的なアドバイスが何もありません。
アフィリエイトをやっている方なら、月に5,000円以上の収益を上げるのに四苦八苦しているのは周知の事実です。
仮に年収600万円の方なら、副業で400万円を得るには何をすればいいのでしょうか。
月にして33万円もの副収入が必要となります。
ありえません。酷すぎます。ふざけるのもいい加減にしてほしい!(怒)
ここまで適当な記事は久々です。文筆業で生業を立てているのなら、真摯に読者に対して向かってほしいです。
はてブ民の方が、もっと真剣に読者と向かい合っています。
この記事を読んで、管理人の私ももっと努力しなければと思いました。
3 幸福度7万5千ドル説
2002年、ノーベル経済学賞受賞者、ダニエル・カーネマン教授は、幸福度=7万5千ドル=780万円説を唱えています。
カーネマン教授によると、7万5千ドルまでは、年収が上がると幸福感を得られるけれども、7万5千ドルと越えると幸福感は感じなくなると主張しています。
ノーベル経済学賞までとった人にたてつくわけではないですが、これもちょっと信じがたい説です。
私は4月より、閑職とはなりましたが、給料が毎月5,600円高くなりました。また、役職者手当てが上乗せされて、ちょっとだけ多くもらえるようになりました。
少しでも手取りが増えて、ホクホクです。
閑職で、通勤も大変で、組織の人間関係もかなり変ですが、収入が上がることについては素直にうれしいです。
年収が上がって幸福感を感じないなんて、私には到底信じられません。
上がれば上がるほどもっと欲しくなるのがお金の魔力という奴ではないでしょうか。
筆者やカーネマン教授には、名著中の名著「カイジ」を読んでもらいたいものです。
4 幸福度 それはワークライフバランスがものさし
しかしながら、自分の人生を台無しにしてまで、がむしゃらに仕事をして、出世して役職が上がり、収入が増えるのが人生の勝ち組だという考え方に、管理人は強い違和感を覚えます。
同僚や先輩にも仕事=人生としてしまい、独身のままの人、家族を犠牲にして離婚してしまった人が何人もいます。
お金をいくら貯めても墓場までは誰も持って行けません。
最近は、ようやく国も仕事と生活のバランスを考えて仕事するのが、正しい姿といいだしました。
夕かつやプレミアムフライデーそして、残業時間上限80時間など、以前と比べればありえない労働環境が現実となってきています。
仕事のボリュームと質、そして収入によって、幸福度が変わるのは当たり前です。
幸福度年収780万円説、1,000万円説そして400万円説があるのなら、私は断固として1,000万円説を支持します。
それでは