ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは内閣府が平成8年から公表している「高齢社会白書」をご存じですか?
高齢社会白書とは、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年政府が国会に提出している年次報告書であり、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしているものです。
管理人はまさか俺が自分が高齢者になるわけがないと思っていました。
しかし、当たり前のことですが、誰もが齢をとります。
管理人も定年を迎え、いやでも高齢社会への道を進んでいます。
とても、励みとなる白書でした。
定年退職を迎え、日々悩み苦しみ悶えている方は少なくありません。
大切なのは、戦略と実行です。
定年退職を迎えたサラリーマンだけに与えられる夢のセカンドライフを砂を噛むような惨めな日々とならないように現役時代から戦略を立てておくことを強くおススメします。
1 令和3年版高齢社会白書の衝撃
何が驚いたかというと高齢者の就業率です。
令和3年版高齢社会白書より引用
男性 60~64歳 82.6%
65~69歳 60.0%
女性 60~64歳 59.7%
65~69歳 39.9%
定年60歳を過ぎても、64歳まで6割から8割の人が就業しています!
さらに驚いたことには年金受給年齢を迎えた65歳以上でも、男性は6割女性でも4割の方が就業しています!
もうびっくりです。
70~74歳
男性 41.3% 女性 24.7%
さらに70歳以上となっても、男性4割、女性2.5割も就業しています!
管理人は当初60歳でFIRA60となり、セカンドライフを満喫する計画を立てていました。
しかし、64歳まで無年金ではさすがに暮らせないと考え、止む無く再雇用の道を選びました。
65歳の時点で、必ず止める決意は揺るぎません。
2 仕事をしたいと思わない派は少数派!
ところが、白書の結果は衝撃です。
仕事をしたいとは思わない人は、わずか13.6%しかいません。
働けるうちはいつまでも仕事をしたいと思う人がなんと20.6%も存在しています。
管理人のプランである65歳まで働きたい人は、わずか25.6%です。
3 働く理由は?
白書では働く理由までは遡及していません。
金融資産もしっかりと残しています。
60歳を過ぎた世帯の平均金融資産は、2,330万円です。
ただし、65歳以上で生活保護者数が104万人も存在することには注意が必要です。
おそらくは、高齢者の資産や公的年金受給額が二極化しています。
止むにやまれず仕方なく働いている人
健康づくりや社会貢献のため働いている人
このトータルが就業率が異様に高い原因かと思われます。
4 それぞれの人生
管理人とほぼ同世代で定年退職を迎えた人のセカンドライフを事例として掲げてみます。
1 Aさん
出向先の職場がいたたまれなくなり、2年で退職
1年間趣味でバイオリン教室に通う
4年目に先輩の紹介で、大学非常勤講師2コマ
5年目に、出向先の専務理事を兼業
2 Bさん
セカンドライフを満喫
あまりにも定年ライフが暇となり、2年後再雇用制度で勤めだす
3 Cさん
起業(ゲストハウス3軒)を始める
コロナショックで軌道に乗れず、現在消息不明
4 Dさん
再雇用制度で会社に残る
仕事がなく、つらい毎日を過ごしている
それぞれが、さまざまな夢を抱き、リスタートを始めました。
パワフルなAさんもいれば、今にも辞めそうなDさんもいます。
なお、Aさんが辞めなければ、そのポストに管理人が座る予定でした。
Aさんには少し恨みを募らせています。
5 定年退職第3の道
定年退職後に選ぶ道は大きく分けると2つしかありません。
スパッと辞めるか、働くかの二者選択です。
働くことを選ぶと、選択肢は二つあります。
会社に残り、再雇用の道を選ぶ。
会社に残らないで、出向したり、違うフィールドにチャレンジしたり、起業の道を選ぶ選択肢です。
会社に残れば、人間関係や業務は割と楽ですんなり続けられますが、役職が逆転し、後輩から顎でこき使われるようになります。
それが嫌でたまらない人には続かないかもしれません。
今のDさんは少々危ないです。
会社に残らない場合は、さまざまなリスクが襲いかかります。
新たな人間完成の構築、仕事を覚えないといけないなど環境の変化に対応しなければなりません。
Aさんはこれに耐えきれず2年持ちませんでした。
管理人は、こういった先輩の成功談失敗談を学び、第3の選択肢を選びました。
1/5FIRA60の道です!
FIRA60とは、60歳になったら経済的自由を獲得し、再就職しないで生きる人生の歩き方です。
あこがれましたがFIRA60にはあこがれましたが、5年間の空白期間はリスク極大と判断しました。
でもFIRA60には未練がある!
そこで、短時間再雇用者制度を選択しました。
週30時間労働で、週休3日(金土日)、平日4日は7時間30分労働の勤務形態です。
自由と就労を兼ね備えた労働形態で、かなり満足しています。
これでも、社会保険と雇用保険に加入でき、厚生年金の上積みができるのもナイスです。
ただし、大きな欠点もあります。
フルタイム雇用(42時間)と比べ、給与が年間70万円も安いことです。
メリットとデメリットをまとめてみました。
給料が年間70万円ほど安くなりますが、週休3日を手に入れることができました。
時間をお金では買えません!
週3日のFIREくんとなることができました!
6 それでも再雇用制度は追い出し部屋である
しかし、それでも再雇用制度は針にむしろの人生です。
今まで、役職にあった者が、定年を迎えると立場が逆転し、平社員扱いです。
表面上のリスペクトはあっても、心からではありません。
言ってみれば粗大ゴミ扱いです。
これで切れて辞めてしまう人は、本当に多いです。
1ヶ月で辞めてしまった先輩もいるほどです。
そんなちっぽけなプライドで辞めてしまえば、会社側の思うつぼです。
先日Dさんから長いメールをいただきました。
Dさんは今千葉で私と同じ短時間再雇用制度で働いています。元所長で私と同じポストにいました。
Dくんは、なんとなく辞めてしまうような気がします。
大損してしまいます。
それよりも共に会社のために闘ってきた彼が、後ろ髪を引かれるように去っていくのはとても残酷です。
嗚呼!
7 まとめ
令和3年版高齢社会白書の報告は衝撃でした。
65歳以上でも就業している人が、60%もいるからです。
そして、働きたくとも追い出し部屋で辞めていく人が後を絶ちません。
一体これはどういうことなの?
65歳以上の就業の中には、自営業者、役職者(オーナー)も含まれていることには注意が必要です。
また、65歳以上の世帯は、104万人もの生活保護者がいることも注意が必要です。
いわゆる貧困層と富裕層の就業率は高いと思います。
その真ん中の中間層が、働きたくともさまざまな事由で働けない。
追い出されてしまう現実・・・。
だからこそ、管理人は短時間雇用制度をフル活用することが定年後のセカンドライフを楽しめる橋渡しになると考えました。
責任がないのでお気楽です。
会社に何を言われようと、会社は65歳まで雇用する義務があります。
その自由な時間を使って、自己実現も可能です。
管理人は夢が叶って、2022年4月よりと或る大学で非常勤講師を兼業を開始しました。もちろん会社の兼業許可をいただきました。
まあ週1コマですが、とても大変です。
しかし、とても充実感でいっぱいです。
ただでもいいくらいなのに報酬までいただけます。
居場所があるのはとてもうれしいことに気づきました。
自分専用の下足箱があり、ロッカーがあります。
1年中出入りできる非常勤講師部屋があります。
講義の資料作りのために週2~3回大学に通っています。
落ち込んでいるDくんに喝を入れてやりました。
65歳を過ぎて仕方なく就業している人
自営業や役員のため就業できる人
就業したくともできない人
統計では浮かび上がりませんが、就業に対する人間模様は人さまざまです。
何よりも働くという意欲は、健康を保つことができます。
お金がいくらあっても不健康となれば、人生はまるで楽しくありません。
若い世代の人にとって、定年など遠い未来と感じる人はほとんどだと思います。
しかし、若いうちから出口戦略をしっかりと立てておかないと将来大きな後悔をしょうじることになりかねません。
管理人もまた、2年という長い屈辱の歳月を経て、ようやく定年後のセカンドライフを非常勤講師の道を得たことにより見つけたような気がしています。
ものすごく大変ですが、居場所がこれから10年間確保できたことは何物にも代え難いものです。
FIREくんやFIRA60の達成者が、居場所をどのように確保しているのか管理人はとても興味深いです。
もし管理人の私が、FIREくんもしくはFIRA60を達成していたら、まちがいなくパチンコ屋に入り浸っていたはずです。
現に平日に行くと、朝からニート、フリーター、サボリーマン、主婦そして年金生活者が押すな押すなの大盛況です。
特に最近は爆裂台が復活し、パチンココーナーは大人気で、将来がとても不安になります。
大切な人生をギャンブル狂いで終わらすのはもったいなさすぎます。
みなさんの老後戦略はいかがなものでしょうか?
なお、当ブログは名も知れぬポンコツ盆栽株主の駄文です。ご意見ご批判はご容赦願います。
ブログに愛と真の情報を!
それではまた