ようこそ(^o^)丿
世界同時株安で、身も心もズタボロの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。(ToT)/
昨年は投資人生ウン十年の中で、最高の運用益を得ていました。
さらに2018年は1月中旬ですでにプラス150万円となり、「世界は自分のために廻っている」などたわけたことまで考えていました。
甘かったです。
アベノミクスに浮かれてすっかり忘れていました。
景気のサイクルは、10年ごとにやってくるという「シュンペーター景気循環論」を忘れていました。
この暴落でウン百万円も失ってしまった株バカ管理人ですが、座して死を待つつもりはありません。
10年に一度暴落アノマリー説と次の株式投資戦略について、考えてみます。
1 世界同時株価暴落
日経平均株価は、2018.1.23に24,124.15円をつけ、一部の経済関係の記事では、年内40,000円説まで飛び交っていました。
ところが、2018.2.9には、21,382.62円までの大暴落です。
まさに天国と地獄です。
(引用:ヤフーファイナンス)
わずか2週間で、-2741.53円の大暴落です。
この間の下落率は、なんと11.36%です。
2018.1.31の東証株価の時価は、約710兆円(710,360,556百万円)です。
わずかの間に、約80兆円が吹き飛んだことになります。
一週間単位の下落幅でみると、1891円の下落です。
なんとちょうど10年前の2008年リーマンショック以来です。
この中には、管理人のウン百万円も入っていますが、世界単位でみると、管理人が勝手に師と崇め奉るウォーレン・バフェット氏は5,000億円以上の損失を被ったことになります。
はあというため息しか出ません。
2 シュンペーター景気循環論
株式をやる人間であれば、一度は聞いたことがある経済学者の一人にケインズ理論の反対派「シュンペーター」がいます。
彼は、景気循環説を集大成した学者であり、後にサムエルソンやガルブレイスを育てました。
キチン循環(10年)、ジュグラー循環(40ヶ月)、コンドラチェフ循環(50年)という景気循環説を集大成した大経済学者です。
この理論の一部分だけ切り取って、株価は10年に一度暴落するというアノマリーが誕生しました。
3 株価は10年に一度暴落するアノマリー説
2017年は、リーマンショックから10年となることもあり、盛んに金融危機についての高名な有識者の危機説が取り上げられていました。
しかし、結論からすると残念ながらあいまいな結論に終始していました。
誰も未来は読めません。
書き手としてもリスクを背負うわけにはいかないので、注意だけはしておけという無難なまとめ方ばかりでした。
特に昨年10月の衆議院解散直後から始まった株式16連騰記録などの株価高騰で、10年に一度暴落説はすっかり忘れ去られていたと思います。
管理人も同じくで、この16連騰中は、毎日勝手に資産が増えていく感覚で、バブルに酔いしれていたかもしれません。
4 偉大なるシュンペーター
過去の暴落の歴史を振り返ってみます。
1987年 ブラックマンデー NYで23%下落
1997年 アジア通貨危機(タイバーツ通貨危機)
2008年 リーマンショック(サブプライムローン危機)
と確かに約10年に一度の経済危機がやってきて、株価は暴落しています。
過去の歴史を紐解いて、あてはめるというのは歴史学者や経済学者、運命論者の常套手段ですが、シュンペーター理論は、未来を予測することにおいて、政治に迎合したケインズと違い、偉大なる人物で、その理論は今も息づいています。
5 これからの投資戦略
さて、この株価暴落は、ここでとどまるのでしょうか。
一説では、この株価チャートは1929年世界恐慌を招いたチャートと酷似しているという説があり、まだまだ予兆に過ぎないといっています。
一方、これは暴落ではなく調整だという説は大勢を占めています。
ここで思い出したいのが、株式投資の名言です。
ナンピン買い下がりは悪手なり
高値覚えの高値掴み
見切り千両
手仕舞いは脱兎の如く
利食いに迷わば半手仕舞い
暴落時にあっては、いつまで下げるかといつから上がるかの思惑が交錯します。
特にナンピン買い下がりは悪手なりと高値覚えの高値掴みは悪手とされるので、注意が必要です。
自分の持っている株が、思ったより安くなったと思って、買いだと思って買うと、さらに一段安となり、また買うとさらに安くなることはよくある動きです。
株価はとてもいじわるなので、思惑通りに動くことは少ないとみて行動しないと、資金がショートしてしまいます。
同じく、あこがれの株式が以前よりも下がってくるとバーゲンセールに見え、買ってしまうとさらに下がって損してしまうということもよくある話です。
とりあえず静観が最善手かもしれません。
反対にピンチはチャンスと買い上がる方法ももちろん選択肢にはあります。
6 超個人的株式投資戦略
株バカの管理人は、この暴落がワクワクしてたまりません。
ウン百万円も損失を出しているにも関わらずです。
ピンチはチャンスです。
新聞の株式欄、ヤフーファイナンス、会社四季報、かぶたんニュース、企業IR情報を見て、ワクワクドキドキでいくら時間があっても足りないくらいです。
そこで、昨日も指値で或る株を買ってしまいました。
妻には絶対ないしょです。(^^ゞ
最後にもうひとつ株式の格言を紹介しましょう。
相場の負けは相場で取り返せ
まだまだ負けたわけではありません。
こんな暴落相場をワクワクしている管理人は、死に急ぐ破滅型の男だとつくづく思います。
7 まとめ
いかがでしたか。
株価は10年に1度暴落する説は、見事に当たりました。
さすがは偉大なるシュンペーター先生です。(すっかり忘れていました。)
しかし、これで世界が破滅したわけではありません。
リスクを冒さなければ、得るものは少ないです。
iDeCoにしてもつみたてNISAにしてもリスクはあります。
座して死を待つだけか、あえて戦塵の谷に飛び込むかは、人それぞれの考えと行動です。
今回の株式暴落は、人生何が起きるかわからないという教訓を教えてくれたと思います。
奇しくも今年は戌笑う年です。
株式投資はくれぐれも自己責任において行うようにお願いします。
それでは