ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは企業年金の予定利率が激下げになることをご存知ですか?
日本生命が企業からの負託を受けて運用する企業年金が、2023年から1.25%から0.5%に、0.75%も引き下げるそうです。
おそらくは、他の民間年金にも影響を与えるはずです。
対抗するには、リスクはあっても利率のもっと高い金融商品にスライドするしかありません。
答えはどう考えても、iDeCOとNISAと株式投資しかないと管理人は考えます。
異論はあるかと思いますが、個人ブログにつき、ご批判はご容赦願います。
- 1 企業年金とは?
- 2 予定金利は低下の傾向
- 3 拠出型企業年金保険(個人保険)はぎりぎりセーフ
- 4 1.25%の力
- 5 iDeCO>NISA>>>企業年金の理(ことわり)
- 6 リスクを怖れないのなら高配当株長期保有という選択肢もある
- 7 まとめ
1 企業年金とは?
サラリーマンの場合、年金制度は第2号被保険者に該当します。
1F部分の老齢基礎年金(国民年金)のほかに2F部分の老齢厚生年金(厚生年金)も掛けているため、年金受給額は国民年金のみの第1号被保険者に比べ多く受給を受けることができます。
なお、年収が130万円以下のサラリーマンの妻は第3号被保険者といいます。
第3号被保険者は、第1号被保険者が掛けるべき国民年金保険料を負担するため、夫がサラリーマンでいる限り、国民年金を負担する必要はありません。
令和元年度平均受給額
◆国民年金平均額
男性 5万8,866円、女性 5万3,699円
◆厚生年金平均額
男性16万4,770円、女性10万3,159円
厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和元年度)
厚生年金受給者は国民年金受給者に比べ2-3倍の年金が支給されます。
掛け金が高いから当たり前と言えば当たり前です。
でもそれでも、足りません!
そこで、一部の企業では、公的年金(老齢国民年金と老齢厚生年金の2F建て)に加え、3階部分に企業年金を加え、社員の年金不足に対応しようとしています。
企業年金には、確定給付型と確定拠出型があります。
確定給付型は933万人
確定拠出型は750万人
厚生年金受給者は4513万人なので、企業年金制度を活用しているサラリーマンは、約3割に過ぎません。
中でも確定拠出型企業年金は、契約時点で予定利率が実質固定となります。
現在の予定利率は、1.25%と破格です。
もしも制度があるのでしたら、入らなきゃもったいないです。
不足分を貯蓄や運用で増やしていけば、老後の不安を取り除くことが可能です。
2 予定金利は低下の傾向
アベノミクスで始まった異次元の金融緩和は、いまだに続いています。
その結果、株価は約3倍にまで騰がり、株式運用を始めた人に多大な恩恵を与えました。
しかし、株式投資のようなリスク資産を持たずに銀行や保険に金融資産を預けた人たちは、アベノミクスで実質大損している人は少なくありません。
マイナス金利の影響のため、資産を預けてもほとんど増えないからです。
定期預金の金利は0.002%まで下落してしまい、100万円を1年間預けても、利息は20円(税込み)にしかなりません。
生命保険4社の予定利率の対応は、日経新聞によれば対応が今のところ割れているようです。
1 第一生命 1.25%→0.25% 2021.10月
2 日本生命 1.25%→0.50% 2023.4月
3 明治安田生命 2023年度まで1.25%
4 住友生命 当分の間1.25%
リスクのない拠出型企業年金を積み増して、少しでも老後資産を増やそうとしている人たちは、老後設計の見直しが必要となるかもしれません。
3 拠出型企業年金保険(個人保険)はぎりぎりセーフ
日本生命が企業年金の予定利率を1.25%から0.5%に切り下げるという日経新聞2022年4月6日トップページを見たときは卒倒しそうになりました。
管理人は4つの企業年金に入っています。
あわてて調べてみると給付型ではなく拠出型に入っていました!
拠出型は契約時の予定利率で実質運用していくので、よほどのことがない限り、来たるべき支給日まで、1.25%が適用されます。
1.25%なので、思ったよりも増えません。
平成6年から掛け続けたにもかからわず、増えた額は、わずか約144万円です。
しかし、2023年度から予定利率が0.5%となると、増え方は約1/3になります。
拠出型企業年金制度を導入している会社に勤めているのであれば、2022年度中に契約すれば、駆け込みで1.25%の予定利率が適用されます!
銀行の定期預金の利息が0.002%の時代に1.25%の予定利率は破格です。
お早目の決断をおススメします。
4 1.25%の力
管理人の現役時代は、iDeCoもNISAもほんの少ししか間に合いませんでした。
金融家計資産のメインは、マル優と拠出型企業年金保険(個人保険)でした。
塩を舐める覚悟で、コツコツと給料天引きで積み増しすることとしました。
4つの企業年金でコツコツと積み増しました。
その結果です。
企業年金で、65歳から71歳までは、毎月226,538円を受け取ります。
80歳までは、203,496円を受け取ります。
これに加え、2F建ての老齢厚生年金と株式配当金を受け取ります。
税抜きで月50万円を超える計算です。
税抜きであれば、むしろ現役時代よりも手取り額が高くなる計算です。
注目したいのは、表の1番目の主力の個人年金です。
予定利率1.25%で計算しているため、総受取額は2,467万8,000円となっています。
2357万8,013円より110万円も増える計算です。
これが0.5%となれば約35万円しか増えません。
予定利率0.5%の供出型企業年金の未来はとてもきびしくなります。
5 iDeCO>NISA>>>企業年金の理(ことわり)
予定利率が引き下げられれば、企業年金の魅力は大幅に減ってしまいます。
企業年金よりも、掛けた金額がそのまま所得税控除の対象となるiDeCoの方がはるかにお得です。
かんたん税制優遇シミュレーション|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
iDeCoでコツコツ貯めれば、60歳までに所得税軽減総額はなんと216万円を突破できます。
予定利率0.5%の企業年金よりはるかにお得です。
ただし、構成する投資信託をアクティブ型にすると将来激しい変動が予想されます。
確実に金融資産を増やすのであれば、インデックス型投資信託か、むしろ元本保証の定期預金型の方が安全です。
6 リスクを怖れないのなら高配当株長期保有という選択肢もある
予定利率が大幅に引き下げられる企業年金の代わりになるものは、iDeCoに加え株式投資以外にない(NISA含む)と考えるのが管理人の結論です。
いわゆる高配当(連続)増配株を長く保有することにより確実に配当金を受け取ることができるからです。
株式銘柄の中には、配当利回りが4%を超える銘柄がいくつもあります。
中には海運バブルで年利回り10%を超える銘柄もあります。
株式投資にチャレンジすることにより、高配当金を手に入れることも可能です。
管理人は底辺ポンコツ盆栽株主ですが、なんとか税抜きで100万円超えを達成することができました。
とてもうれしいです。
現在は配当金を使って、配当金再投資を行っています。
たとえば高配当5%の株を保有した場合、配当金を再投資すれば年利回り5%の複利効果を得ることができます。
将来の配当金受け取りシミュレーションはすさまじいの一言です。
20年で約3倍、30年で約4倍となります。
確かに株式投資は、元本割れはしょっちゅうで、超ハイリスクです。
しかし、チャレンジしなくてはいつまで経っても家計金融資産は増えません。
配当金100万円が30年後には432万円になるやもしれません。
また、連続増配株であれば、さらに加速度がつきます。
ただし、成長が止まったり、下落リスクがある株式銘柄は、注意が必要です。
花王(株)【4452】:チャート - Yahoo!ファイナンス
我が国が世界に誇る33年連続増配日本一の花王の株も、新型コロナパンデミック発生後地獄の下落が2年間も続いています。
日本一の連続増配株でさえ、株価が2年で5/9にまで暴落しています。
個人投資家は一体何を信ずればよいのでしょうか?
7 まとめ
企業年金の予定利率が、日本生命の場合2023年度よりわずか0.5%となってしまいます。
第一生命はすでに2021年10月より0.25%に大幅に切り下げています。
サラリーマンにとって3F建ての安全確実でミドルリターンであった企業年金の魅力が大幅にスポイルされてしまっています。
時代はもはや必ずしも企業年金にこだわる時代ではなくなります。
1 iDeCo(イデコ)
2 NISA
3 株式配当金
この3つが企業年金に対抗する方法と管理人は考えます。
お金のない老後ほど惨めな生活はありません。
好きなところへも行けず、食べたいものも食べられません。
キリギリスとならないようにコツコツと貯めていきたいものです。
一から、いいえ、ゼロから始めましょう!
byレム
それではまた