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結婚は最高最強のセーフティネット

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最終更新 2021.10.15 2018.9.24

ようこそ(^^)/

人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。

さて、若い世代にとりわけ関心の高い人生の一大イベントといえば、それは結婚ではないでしょうか。

我が社でも、誰かが結婚するという情報は、瞬く間のうちに会社中に広がります。

若い世代だけでなく、同僚も上司も後輩も、そして会社の幹部まで、社員の結婚には興味津々です。

言ってみれば芸能ニュースやスポーツ新聞と同じレベルです。

先日の歓送迎会でも、20代のグループは、すっかり結婚の話ですっかり盛り上がっていました。

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しかし、わが国は、平成の時代になってから、未婚者が急激に増えています

本日は、お金を貯める観点から、結婚によるセーフティネットについて考えてみます。

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1 現代結婚事情が示すもの

1-1 結婚が最後のセーフティネットとなる条件

結婚し、家庭を持つことは、愛というオブラートに包まれていますが、最後のセーフティネットとしての機能があります。

セーフティネットとは、安全網という直訳ですが、最近は生活保護の意味合いで使うことが多くなった言葉で、最低限度の生活を守る社会保障という意味になっています。

つまり、結婚は、最低限度の生活を守るセーフティネットの機能があるということです。

1人で生きるリスク(未婚)と2人で生きるリスク(既婚)を考えれば、未婚者に比べ既婚者は、2人で共同生活を行う点で、リスクを1/2に減らすことができるからです。

長い人生でにおいては、失業や解雇などで収入が断たれるリスク、病気や怪我で収入が断たれるリスク、その他もさまざまなトラブルのリスクが発生することは、容易に想像できます。

これらリスクを回避するためには、結婚はリスクを1/2にすることができるので、片方のパートナーが戦力外通告を受けても、一方のパートナーは戦えるという点で、結婚が最後のセーフティネットといわれる所以(ゆえん)です。ただし、条件があります。

それは二人の間が、強固な信頼関係(戦友)で結びついていなければなりません。

1-2 生涯未婚率の衝撃

現代の結婚事情は、驚くほどに変化しています。

今や生涯未婚率は、男性24.2%、女性14.9%となり、男性の4人に1人、女性の7人に1人は生涯独身の時代となりました。

現代は、未婚のままで生涯を終えるリスクがどんどん高まる時代となってしまいました。

2035年には、この数字は、男性29.0%、女性19.2%にまで高まると推計されています。

http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/backdata/images/2-1-1-02.gif

リンク元:厚生労働省白書

この数字は単に当事者だけの問題ではありません。

結婚しなければ出生率は落ちるのは当然で、2050年の日本の人口は1億人を切ると推定されています。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/image/n1201060.png

リンク元:総務省

1億2千万人が1億人となれば、2,000万人の人口減です。

2,000万人の消費活動が減ることとなれば、企業活動も、倒産や規模縮小が容易に想像され、それが雇用減少につながり、負のスパイラルがどんどんつながって、国力全体が落ちていくこととなります。

未婚の問題は、日本全体の問題として真剣に考えなければなりません。

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2 30代後半の男女の未婚率は悲劇的

これを結婚適齢期も終期(出産という意味で)に近い30代後半に絞ると、もっと凄まじいデータがあぶり出てきます。

30代後半男性 未婚率35.6%

30代後半女性 未婚率23.1%

怖ろしすぎる数字です。

30代後半男性の3人に1人、女性の4人に1人が未婚です。

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これが現実です。

もはや、ありえないといっていいほどの危険水域ではないでしょうか。

3 なぜ急激に結婚幻想が消えたのか

未婚率が上がった最大の理由は、バブル崩壊といわれています。

空前の好景気に沸いた我が国は、急激な円高で、資源のない我が国は瞬く間のうちに瀕死の状況に追い込まれました。

企業は生き残りをかけ、海外に移転し、また、終身雇用を捨て成果主義にシフトしました。

終身雇用と年功序列は、我が国独特の家族主義組織主義であり、この努力すれば報われる制度が、高度成長時代を可能にした原動力でした。

しかし、企業は生き残りのために切り捨て、成果主義を取り入れました。

その結果、瞬く間のうちに非正規雇用労働者という階層を生み出しました。

政府が、盛んに自分探しのためには多様な働き方があってもいいと後押しした結果です。

ご存知の通り、非正規雇用労働者と正規雇用労働者の間には厳然とした格差があり、生涯に1億円以上の差となってしまうほどです。

年収300万円以下のワーキングプア層の大量発生です。

はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざり

ぢっと手を見る

石川啄木と同じ状況で、まるで明治時代のようです。

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これでは家庭を築けません。

そこで、若者は結婚自体をあきらめてしまったため、未婚者が急激に増えたと社会学者はいっています。

4 平和が、非婚化に向かわせている生物学的行動説

しかし、私はそうとも言い切れないと思います。何度もいいますが、結婚はセーフティネットの機能があります。

たとえ年収が300万円でも、2人で働けば600万円となり、我が国でいう標準収入世帯となることは可能です。

第一給料がそこそこ高い我が社の社員も非婚化している理由が、収入面や雇用面からでは説明できません。

非婚の理由として考えられるのは、平和であることに尽きるのではないでしょうか。

戦時中などは、産めよ増やせよで、人口を増やすことは国策でもありました。

私の祖母の時代は、子供の数が5人6人は当たり前で、10人兄弟もいたそうです。

あんまり子供が生まれるので、もう止まっておくれと留子(とめこ)、留吉(とめきち)という名前をつけたそうです。

平和であることは、オスをメス化にしていきます。

いわゆる草食系やセックスレス化です。

生物学的には、平和であれば生き延びる確率が高まるので、子孫を無理に作らなくていいということで、ある意味間違いではないと思います。

しかし、自分自身のことを考えれば、生きるリスクを結婚で半減させることは必須と思います。

5 結婚は、しないよりした方がいい

結婚は、最後のセーフティネットといわれる人類の叡智の仕組みであるのに、とても残念なことだと思います。

おまえは、結婚は金のためだというのか!

金さえあれば愛などどうでもいいというのか!

セーフティネットのことばかりいうと、打算だけの結婚などありえないと批判を浴びると思います。

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結婚のベースにはセーフティネットがありますが、ほかにも結婚により得るものはたくさんあります。

ざっと頭の中で思い浮かべるだけでも

不自由を耐えること

ともに喜ぶこと

信じること信じられること

家族を持つこと守ること

地域社会や学校への社会参加すること

結婚は独り身で生きているだけでは、決して得られないことを学ぶことができます。

こうした得がたい経験を学べ、しかもセーフティネットまでついてくるとなれば、未婚でいることはとてももったいないことだと思います。

なぜ結婚しないのか?と不思議に思ってしまいます。

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6 親の心子知らず

親は子供を育てるため、無償の愛を捧げます(例外あり)。

将来介護してもらおう、養ってもらおうなどという考えで子育てする親は存在しないと信じたいです。

私もすべての趣味やつきあいを捨てて、子育てに没頭しました。

残念ながら親が思ったようには育ちません。

それでも健康で元気に毎日成長している姿を見るのは、親冥利に尽きます。

さて、私の先輩()にまるでモーパッサンの「女の一生」のような人がいます。

彼女は学生時代からつきあっていた人がいました。

2人で我が社に入社するも、彼氏から好きな人ができたと別れられ、やけっぱちになって同期の社員と結婚しました。

しかし、この男が上昇志向で、酒癖が悪く、DVが始まり、一粒種を残して離婚しました。

彼女は、親一人子一人で、息子に一生を捧げ育て上げました。

しかし、溺愛が過ぎたのか、不登校となり、通信制を経てようやく高校を卒業することができました。

しかし、社会参加ができず、定職には就けないで、現在に至っています。

私も仕事を紹介しましたが、2週間と持ちませんでした。

これまで、仕事は40種類以上経験したそうです。

すでに30代の後半となりましたが、今でも「資格が命」とさまざまな資格の勉強ばかりしているそうです。

取った資格はなんと100種類超えです!

しかし、資格を生かす仕事に就けません。

毎日の日課は、朝一でスタバに通い、お目当てのウエイトレスを目で追いながら資格の勉強を続けることだそうです。

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息子の結婚はすでにあきらめたけれど、私自身がダメになったら息子はどうなるんだろうというのが、彼女のたった一つの、しかし最大最凶の不安だそうです。

人は誰もが明日への不安を抱えて生きています。

産んでもらったためにも、育ててもらったためにも、そして自分自身のセーフティネットのためにも、また、愛を育むためにも、そして結果的にお金を貯めるためにも、結婚はすべきではないでしょうか。

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ブログに愛と真の情報を

それでは