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ツケ払い旅行サイト「TRAVEL Now」に利用価値はあるのか考

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最終更新2018.8.26

ようこそ(^^)/

お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、現代の魔法であるネットを活用した新しいサービスは次から次へと生まれてきているのはみなさんもご存知のことと思います。

今や誰もが知っているメルカリも、当初はここまで伸びるとは誰もが思ってはいなかったと思います。

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匿名で売買できるなら、盗品、マネーロンダリング、医薬品もどき、著作権法違反品、犯罪がらみ、性的嗜好品などのやりとりもできるからです。

実際これまでも、現金出品(出品者逮捕)、チャージ済みSuica出品(禁止)、妊娠菌商品出品、アカウント出品(出品者逮捕)、ブルセラ品出品、コンピューターウイルス出品(逮捕)、領収書出品(出品禁止)、偽ブランド品(出品者逮捕)など逮捕者や出品禁止品が相次いでいます。

また、実際に届いたものが出品されたものとは違う粗悪品だったなどトラブルも相次いでいます。

これからもこうしたネット上のフリマサービスが伸びるかどうかは不明です。

だからこそ、先行者であるヤフオクやラクマなどもこの分野には積極的ではなかったわけです。

その間隙を縫って、2018年6月19日にマザーズ市場に上場を果たしました。

株価も上場人気で、公募価格3,000円のところを6,000円をつけた後は、下落気味です。

決算は赤字決算が続いています。

2017.6決算

売上高 22,071百万円 

営業利益 -2,775百万円

経常利益-2,779百万円

最終利益-4,207百万円

ただし、売上高がすさまじく伸びていて、アメリカにも進出を果たしていることが人気要因となっています。

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ネットの世界は、何が当たるかわかりません。

そんな矢先、またまたネットで、新たなサービスがスタートします。

ツケ払い旅行サイト「TRAVEL Now」です。

旅行代をツケ払いにして、2か月後回収というビジネスモデルがなりたつのかどうか、考えてみます。

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1 世界は旅行ブーム

今、世界は旅行ブームに沸いています。

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特に日本が人気です。

クールジャパンを政府がアピールしていることも要因のひとつかもしれません。

www.cj-fund.co.jp

訪日観光客を増やし、外貨を稼ぐインバウンドが、アベノミクスの大きな柱です。

実際、訪日観光客はすさまじい勢いで増えています。

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(統計資料:日本政府観光局(JNTO)HP)

2018年1月~4月時点で、10,519,306人を突破しています。

2018年は、3,000万人突破も目前です。

政府の目標である4,000万人突破も現実的となってきました。

なぜ円高にもかかわらず、ここまで日本ブームなのか?

寿司、アニメ、日本酒、醤油、かわいいなどさまざまありますが、よくわかっていません。

日本人の出国者数は、長引く不況や内向き嗜好などで、減少傾向にありましたが、我が国にこれだけ外国人が押し寄せると、触発されて日本人の中にも海外旅行者がじわりと復調しています。

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(統計資料:観光庁 単位万人)

2 旅行に行きたくてもお金がない

世界も日本も旅行ブームにあるのは間違いありません。

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東京へ行けば、新大久保付近はもはや外国人の街と思うほど、外国人だらけです。

本当に驚きます。

しかし、特に旅行に行きたい若い年齢層は、残念ながらお金がありません。

国税庁民間給与実態統計調査結果によれば、20-29歳の男女の給与は、アベノミクスの影響もあり、ずいぶんと増えています。

不況とはいいながら、この5年で平均100万円以上も増えています。

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(統計:国税庁 民間給与実態統計調査結果)

しかし、これも統計マジックです。

この間、社会保障費や消費税増税、公共料金値上げ等により、むしろ可処分所得は減っています。

特に一番遊びたい年代の20-24歳の世代は、ボーナス込みで毎月20万円程度であり、旅行に行く余裕はありません。

最近では車志向も減っています。

3 日本初ツケ払い旅行サイトとクレジットカードの違いとは

旅行に行きたくても、お金がない。

そこで、新たに登場したのが、「TRAVEL Now」アプリです。

なんと、アプリを利用すれば与信(クレジットカードの融資枠)を利用することなく、2か月先のツケ払いができます。

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(引用:travel.app)

当面のお金がなくとも、保証なしで、2か月分利息なしで旅行に行けるというから驚きです。

クレジットカード払いと何が違うの?

と疑問に思われる人も思うかもしれません。

クレジットカードで旅行に行き、支払いを1ヵ月後またはボーナス引き落としにすれば、金利もかからず、2か月の違いはあるもののあまり違いはないようにもみえます。

違いはありすぎです。

クレジットカード利用の場合は、クレジットカード会社が、本人になりかわって、必要なお金をサービス利用者に立替払いしている形になります。

もし期限までに引き落としがなければ、クレジットカード会社の利用規約違反となり、高額な延滞率がかかることになります。

さらに、遅滞がルールを超えた場合は、信用調査機関の登録情報に登録されることになります。

いわゆる恐怖のブラックリストです。

JCB会員規則第14条 (個人信用情報機関の利用および登録) 

加盟個人信用情報機関に、本会員等の本契約に関する客観的な取引事実に基づく個人情報および当該機関が独自に収集した情報が本規約末尾の「登録情報および登録期間」表に定める期間登録されることで、当該機関および提携個人信用情報機関の加盟会員に、これらの登録に係る情報が提供され、自己の与信取引上の判断(本会員等の支払能力の調査または転居先の調査をいう。

ただし、割賦販売法および貸金業法等により、支払能力に関する情報については支払能力の調査の目的に限る。)のために利用されること。 

4 クレジットカードブラックリストの恐怖

クレジットカードを利用する上で、信用情報が信用調査機関の登録情報に載せることは、必ず同意しています。

ほとんどの人は、利用規則を読むことはないでしょうが、読むと顔が青ざめます。

多少遅れても、延滞金を払えばいいんでしょ!

そう考える人はほとんどです。

確かに延滞損害金にはそう書いてあります。

JCB利用規約第35条 (遅延損害金) 

1.本会員が、会員のカード利用に基づき当社に対して支払うべき約定支払額を約定支払日に支払わなかった場合には、約定支払額(ただし、ショッピングリボ払い手数料、ショッピング分割払い手数料、ショッピングスキップ払い手数料、金融サービスの手数料および利息ならびに遅延損害金等は除く。)に対しその翌日から完済に至るまで、また、本規約に基づき当社に対して負担する債務につき期限の利益を喪失した場合には、残債務全額(ただし、ショッピングリボ払い手数料、ショッピング分割払い手数料、ショッピングスキップ払い手数料、金融サービスの手数料および利息ならびに遅延損害金等は除く。)に対し期限の利益を喪失した日の翌日から完済に至るまで、それぞれ以下に定める利率を乗じた遅延損害金を支払うものとします。 

・ショッピング1回払い、ショッピングリボ払い 年14.60% 

・キャッシング1回払い、キャッシングリボ払い 年20.00% 

・ショッピング2回払い、ボーナス1回払い、ショッピングスキップ払い 法定利率(商事法定利率をいう。以下同じ。)

しかし、クレジットカード会社は、返済が滞る事故をもっとも嫌います。

それはクレジットカード会社全体の大問題です。

クレジットカード会社は、立替払いをしているので、回収できなければ死活問題となるからです。

そこで、期日までに支払わなければ、信用調査機関のリストに載せるよとしています。

これがブラックリストです。

載ったから何だでは済まされません。

リストから削除されない限り、クレジットカードは使えなくなります。

住宅ローンや車のローンも契約できなくなります。

ブラックリストに載るということは、社会的信用を失い、お金を借りられなくなることを意味します。

5 ブラックリストに載る期日と削除される期日

一般的に、 61日以上の延滞、または3ヶ月連続の延滞(60日以内返済)をした場合とされています。

信用調査機関は、3つあります。

株式会社CIC

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クレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立された、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。

また、CICは、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の指定信用情報機関です。

JICC(日本信用情報機構)

KSC(全国銀行個人信用情報センター)

CIC 返済後5年間

JICC CIC+さらに1年間

KSC CIC+さらに10年間

最低でも5年間は、クレジットカードが使えなくなります。

住宅ローンもサラ金も使えなくなります。

現代のようなキャッシュレスの時代、ブラックリストに登録されることは、社会的抹殺を意味します。

ネットで買い物もできなくなります。

ネットで旅行予約もできなくなります。

証券会社口座に振込みもできなくなります。

現金のみの生活です。

想像もできません!

絶対に期日までに支払うようにしましょう。

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6 「TRAVEL Now」は、与信不要!信頼関係のみ

ところが、「TRAVEL Now」はなんと与信不要です!

あるのは性善説に基づく2か月以内の返済のみです。

これでビジネスができるの?

貸し倒れは大丈夫?

と心配したくなります。

travel.app

運営会社 株式会社BANK(バンク)
対応   iOSのみ
登録時  SMS(携帯電話ショートメッセージ)認証
上限価格 10万円
対象人数 大人2人まで
支払い  2ヶ月以内(コンビニ払い)


㈱BANKは、70億円で買収され、DMM入りしています。

支払いは若干面倒で、まだあまり知られていないガルペイを使って支払うシステムです。

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(引用:travel.app)

旅行プランや利用施設は、サイト上ですでに4,000以上のプランがあります。

ビジネスモデルとしては、ガルペイの利用料と旅行プランや利用施設の紹介料ということになりそうです。

人を信じることで、貸し倒れはないと光本社長はいっています。

果たしてどうか?

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先着で3万円までの旅行がただキャンペーンがあったそうですが、5時間で4,429件の申込みがあったそうです。

4,429件すべてがただとなれば、1億3千万円が5時間で消えることになりますが、何人まで無料だったのかまでは公表されていません。

7 まとめ

いかがでしたか。

なんとも信じられないサイトができたものです。

人を信じて与信をとらないというから驚きです。

SMS確認だって、電話を換えてしまえばわからなくなります。

クレジットカード会社は徹底した性悪説で、資金の回収を図ります。

このTRAVEL Nowは、徹底した性善説です。

どちらが勝つのか見ものです。

ただほど高いものはないといいますが、果たして新サービスは根付くのでしょうか?

株式投資はくれぐれも自己責任で行うようお願いします。

ブログに愛と真の情報を

それでは