最終更新 2021.11.13
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、すでに新聞報道でご存知のとおり、今年は秋の味覚さんまが記録的な不漁です。
さんまだけと思ったら、鮭も記録的な不漁だそうです。
いくらは庶民の手に届かないとんでもない価格に高騰しています。
こんなとき私たち庶民は、どのような行動をとるのがベストな選択肢なのか考えてみます。
- 1 さんま漁が不漁の原因
- 2 さんま漁不漁はこれからも続く可能性
- 3 うなぎもイカもさんまもイクラも味覚を楽しんだ文化が遠い昔となる可能性
- 4 さんまの缶詰は来年1月から値上げ予定
- 5 庶民のとり得る手段
- 6 まとめ
1 さんま漁が不漁の原因
日本人にとってもっとも馴染みが深い魚であるさんま(秋刀魚)は、秋の味覚の代表です。
管理人は生さんまを塩でもんで焼き魚で食べるのが、最高の好物です。
特にわたと呼ぶ内臓の苦みが、たまりません。
小学校の頃、家の外で七輪で焼かされた記憶がどうしてもよみがえります。
そのさんまが記録的な不漁となっていて、例年の水揚げの1/3以下となっているそうです。
また、今年のさんまは、小ぶりで脂が乗っていなくて、おいしくありません。
さんま不漁の原因はいくつかあります。
地球温暖化の影響
さんまは北太平洋に広く分布していて、春~夏に大量に発生するプランクトンを食べて肥えたさんまは、秋になると産卵のため、南下します。
その南下する回遊ルートに日本近海があるため、領海内で豊富にさんま漁ができる仕組みとなっています。
ところがこの回遊ルートに異変が生じ、日本近海ではなく、もっと外洋の方を通るようになったため、とれなくなっているそうです。
つまり、地球温暖化の影響で、海流が日本近海よりも外洋よりとなっているのですが、、日本のさんま船は全般に小さく、外洋まで行けないために採れなくなっていると考えられています。
韓国船や中国船や台湾船は、自国からはるばる北太平洋まで出航するので、外洋に耐えうる大きな船舶なので、日本船は太刀打ちできません。
ベトナム船が中国船にかなわない光景を思い浮かべてみてください。
中国の日本食ブーム定着
中国は、これまでさんまを見向きもしなかった国です。
そもそも魚といえば鯉や鉄魚など川魚が中国の食文化でした。
しかし、世界的な日本食ブームにより、2012年から中国でもさんま漁を開始し、年々漁獲高は上がっています。
2012年はわずか2,000トンの漁獲高が、2016年には3万トンと漁獲高は30倍となり、中国のさんまの食習慣は定着したといえます。
12億人の人口を抱える中国が、さんまを一斉に食べたらと考えると薄ら寒くなります。
中国は、大型船で公海でさんま漁を行うため、日本近海に南下する前に採ってしまって、日本近海にさんまが回遊してこない説が有力です。
さんまの資源量が半減
さんま漁は、今や中国だけでなく、韓国、台湾、ロシアでも盛んに採るようになりました。
その結果、さんまの資源量が半減しているそうです。
そこで、日本は国際的な漁獲制限ルールを作ろうと、2017年7月に関係国に呼びかけましたが、中国の強い反対で今年は国際ルールを作ることができませんでした。
まさに中国おそるべしです。
2 さんま漁不漁はこれからも続く可能性
さんまだけでなくイカも不漁が続いています。
鮭も記録的な不漁です。
天下の日本経済新聞は、2017.11.20付けで社説まで書いて不漁の原因究明を訴えるほどです。
地球温暖化、乱獲、環境汚染など原因はたくさんあると思いますが、そもそもさんまの生態も良くわかっていないのが実情です。
自然の恵みを享受していたのが、これまでの日本の姿でしたが、今後は近大マグロや養殖うなぎのように養殖も視野に入れて研究が必要となるかもしれません。
3 うなぎもイカもさんまもイクラも味覚を楽しんだ文化が遠い昔となる可能性
ご存知の通り、うなぎはだいぶ前から世界的な不漁となり、価格は暴騰しています。
また、スルメイカもこの数年不漁が続いています。
特に今年はこの数十年の中で最悪で、スルメイカの本場北海道羅臼では、なんと前年比97%減の水揚げ高だそうです。
年末に向けてスルメイカは暴騰が予想されます。
冬の盛期に入っても増えず、10月までの数量は羅臼が前年比97%減の117トン、釧路が同81%減の1359トンにとどまる。
イカの水揚げ日本一の八戸港も10月までの水揚げが同31%減の7495トンと落ち込む。
4 さんまの缶詰は来年1月から値上げ予定
生さんまの代替品として庶民の味方であるさんまの缶詰も値上げが予定されています。
管理人は、さんまの蒲焼とさんまの水煮の缶詰が昔から大好きです。
1缶当たり50円から80円の値上げは大ショックです。
マルハニチロは主力の「さんま蒲焼」など8種類について、来年1月の出荷分から50円から80円の値上げ。
極洋も家庭用のサンマ缶6種類について40円から60円値上げする。
5 庶民のとり得る手段
水産缶詰の賞味期限は、概ね3年とされています。
今購入しても常温で3年は持つ保存食品ということです。
であれば、あまり大きな声ではいえませんが、2018年1月出荷分から40円から80円上がることが予想されているさんまの缶詰を今のうちにストックしておくことが、唯一の生活防衛手段です。
管理人は早速動いています。
11月20日のイオン感謝デーで、なんとか8缶ほど手に入れました。
1缶当たり平均50円の値上げとすれば、8缶✖50円=400円分得したことになります。
買占めに批判があるのは当然です。
ただし、それは転売目的と値段つり上げの目的であり、悪質です。
しかし、生活防衛のためであれば許容される範囲ではないでしょうか。
管理人の目標は、100缶のストックです。
他の消費者の迷惑にならないように少しずつ買い増ししていくつもりです。
現在23缶まで手に入れました。
昼食は白飯とさんまの缶詰だけでも十分イケます。
くれぐれも節度を守ってご購入されるようにお願いします。
6 まとめ
日本食が広く世界に浸透しつつある現在、さんまを始めとした魚介類を日本が独占することは、もはや許されない時代です。
これからもどんどん価格は上がり続け、さんまを日常食として食べることは難しくなる時代が来ることが予見されます。
庶民にとって生さんまを口にする機会が減る時代は、もうすぐやって来るような気がしています。
さんまといえば、保存の効く缶詰を味わうのが、これからの姿になるかもしれません。
管理人は、昭和48年のオイルショックの際の全国的なトイレットペーパー買占め騒動と7年前の東日本大震災発災時の食品流通ストップ騒動を経験しています。
いつ行っても、スーパーやコンビニには金さえ出せば食品が購入できるなんて幻想です。
だからこそ、誰よりも一歩先行く行動が大切です。
先んずれば人を制すです。
私の住むS市でさえ、全体的にさんまの缶詰の陳列は、なんとなく少なくなっている感じです。
さんまの缶詰争奪戦が始まる前に、先にストックしておくことが賢い消費者の姿ではないでしょうか。
ご批判があるのはごもっともです。
しかし、生き延びるためにやむを得ません。
社会は生存競争です。
それでは