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祝!定年満期退職した後に待っている厳しい現実に言葉を失う

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ようこそ(^o^)丿

お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。

さて、人生は出会いと別れの繰り返しです。

3月30日に先輩たちが卒業していきました。

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無事円満退職できる人は、つくづく選ばれた人たちだと思います。

人生何が待ち受けているかわかりません。

病気、事故、借金、トラブル、災害、リストラ、倒産など思いもかけぬ災難が襲いかかり、無事円満退職できる人は、ほんの一握りの人です。

さまざまな困難辛苦を乗り越えて無事卒業の日を迎える人たちは、奇跡に近い強運とたゆまぬ努力をしてきた人たちだとつくづく思います。

人生はリスクそのものです。

リスクを乗り越え卒業された先輩諸氏のみなさんには心からお祝い申し上げます。

しかし、卒業後しても待ち構えているものは、バラ色の第二の人生ではありません。

待っているのは、無収入という現実です。

我が国の年金制度は、65歳にならなければ原則年金の支給はありません。

60歳で退職した場合、年金支給までの5年間をどうやって食いつないで生き抜くかは、退職後の先輩諸氏の切実な問題です。

また、無事65歳まで生き抜いても、年金支給額は年々低く抑えられ、十分な暮らしができません。

定年後、お金に困らない自由な人生を過ごすにはどうすればいいのか考えてみます。

 

1 老後の家計も現役の家計とほぼ同じ

人が生きるために最低限必要なものは、ご存知のとおり衣食住です。

現役世帯でもリタイア世帯でも、生きるためには衣食住にお金がかかります。

2017年の二人以上の世帯(平均世帯人員2.98人,世帯主の平均年齢59.6歳)の消費支出は,1世帯当たり1か月平均283,027円で,前年に比べ名目0.3%の増加となった。

二人以上の世帯のうち無職世帯の消費支出は237,619円で,前年に比べ名目0.9%の減少,実質1.5%の減少となった。

(引用:総務省2017年家計調査)

リタイア世代は、現役世帯に比べ消費支出は4万6千円ほど低くはなります。

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それでも生活費は、年間2,851,428円を必要とします。

60歳から65歳の5年間を生き抜くためには、約1,426万円が必要ということになります。

2 退職給付金制度のある企業は75.5%

ここに驚愕のデータがあります。

5年に1度調査が行われる厚生労働省「平成25年就労条件総合調査結果の概況」によると退職金給付制度のある企業は、75.5%と全体の3/4しかありません。

約1/4の企業は、退職者給付制度を持っていません。

さらに大企業と中小企業、大卒と高卒の給付格差は残酷です。

大企業:大学卒2,374.2 万円/高校卒2,047.7万円

中小企業:大学卒1,058万円~1,278万円/高校卒1,011万円~1,235万円

5年分1,426万円に足りるのは、大企業の退職給付金だけです。

中小企業の退職給付金では到底足りません。

3 生きるためには、働くか貯めておくかの選択

60歳定年退職後の厚生年金の受給額は毎年減っています。

平均額は、なんと月14万5千円ポッチです。

衝撃的に低い受給額です。

自営業やフリーランスそして第3号受給者(サラリーマンの妻)の場合は、月6万4千円受給の国民年金となります。

妻が専業主婦であれば、月6万4千円の受給額となり、夫婦合わせても、平均20万9千円です。

毎月の平均生活費237,619円と比較すると、月約3万円足りない生活を余儀なくされています。

このことは、生涯に渡り不足する毎月3万円を存命する20数年分確保しておく必要があるということを意味しています。

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特に退職給付金を受給しない企業に就職した人は要注意です。

5年分237,619円×12月×5年分と不足分30,000円×12月×20年が必要となるからです。

計算すると14,257,140円+7,200,000円となります。

2,146万円を退職前に貯めておかなければ、老後の生活は安泰とはいえません。

厳しい現実が待っています。

病気や思いがけない支出なども考えると、退職時までには最低でも3,000万円は貯めておく必要があるという真実はここにあります。

我が社では、以前は55歳になるとライフプランセミナー研修が必須でした。

しかし、今やこのセミナーは、45歳に受講が義務付けられました。

早いうちから、人生設計しておけということです。

退職したら会社は一切面倒はみないという宣言です。

人生は自己責任です。

そこでほとんどの退職者は、高齢者雇用安定法に基づき、勤めていた会社にそのまま再雇用されて働くか、系列会社に就職するかのどちらかです。

しかし、あまりにぞんざいな扱いと低賃金となり、辞めてしまう退職者は後を絶ちません。

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4 現役時代にお金を貯めておく法

すでに退職まで後がないサラリーマンには酷な話ですが、まだまだ先が長いサラリーマンには3,000万円を無理なく貯める方法はあります。 

それは天引き貯蓄です。

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現在はiDeCoという夢のような制度があります。

管理人の若い頃は、財形年金、財形住宅、個人年金保険そして社内貯金の4つが無理なく貯めることができる方法でした。

なぜこの方法がいいかというと、天引きで半ば強制的にお金を貯めることができるからです。

人間という生き物はとても弱い生き物です。

給料は、あればあるだけ使いたくなるのが、心情ではないでしょうか。

管理人は、結婚するときに、200万円の奨学金の負債と30万円しかお金を貯めていませんでした。

妻には軽蔑されました。(@_@)

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妻は、すでに2,000万円も貯めていたからです。

自分より若い妻が、なぜこんなに貯蓄ができたかというと、天引き貯金で、もらった額しか使わないことを徹底したからだそうです。

妻には頭が上がらず、現在に至っています。(^^ゞ

管理人も深く反省し、結婚後は天引きされる個人年金保険に積み立てました。

こつこつと24年かかって1,000万円を突破することができました。

天引き貯蓄のパワーには驚いています。

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また、それだけではありません。

財形年金、財形住宅、そして社内貯蓄、組合貯蓄なども併用して天引き貯蓄ができます。

iDeCoという所得税が控除される夢の制度はありませんでしたが、それでも幸いなことに利率がとても高かったので、これらの制度でも気がつくと、埋蔵金となっていました。

管理人の場合は、これに加えて、株式投資が唯一のライフワークのようなもので、切った張ったの世界でも、今のところ含み資産となっています。

こうしたことから、老後の備えはできているつもりなので、今のところ第2の人生を歩むつもりはありません。

5 生きるためには石にしがみついても生きていく覚悟

しかし、残念なことにお金に対するリテラシーを持っていない人はあまりにも多くいすぎます。

現役時代は、アウディだのレンジローバーだのフェアレディZだのを次々と乗り回し、車道楽する先輩諸氏、海外旅行が趣味で年に何回も行く先輩諸氏、高級背広を着たり、高級腕時計を何個も持つ先輩諸氏など派手に現役時代を過ごされます。

そして、気づけばここはどこ?私はだれ?のように貯蓄をしていない自分に気づきます。

そうなったのも自己責任です。

それが、現役時代と違って、今までの部下にこき使われるのはたまらんと怒って辞めても、5年間どうやって生き延びていこうとするのでしょうか?

冷たいようですが、知ったことではありません。

すべては自己責任であり、退職後の先の人生をまともに見ていなかったから、不自由な暮らしを強いられているだけです。

生きるためには、後輩に何を言われようと再雇用の席にしがみついていなければなりません。

それを一時の感情で、収入源を絶ってしまったのでは、悲惨な老後しか待ち受けていないことでしょう。

6 まとめ

いかがでしたか。

卒業という人生の節目を迎えた先輩諸氏にはあらためて敬意を表します。

卒業された先輩諸氏が、人生設計をしっかり立てられ、バラ色の第二の人生を歩まれることを期待したいです。

ところが、人生はアリとキリギリスの世界そのものです。

現役時代にさんざん楽しんで、退職を迎えると蓄えが不足していることに気がつき、再雇用という不自由な生活を享受していかなければならない現実に怒り嘆き苦しみます。

しかし、それは自己責任がまねいた結果です。

生きるためには後輩に馬鹿にされ、疎まれながらもしがみついていかなければなりません。

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そうならないために、国はすばらしい制度を作ってくれました。

iDeCoとNISA(ジュニアNISA)とつみたてNISAです。

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これら制度をフル活用し、お金がお金を生む運用により、少なくとも退職までに3,000万円は貯蓄して、豊かな第二の人生を送りたいものです。

この弱小ブログが少しでも役に立てれば幸いです。

それでは