最終更新 2021.10.21 5.28 2020.10.10 2020.5.31
※当記事は、2019年1月15日に掲載した内容です。2019年2月期は-6,000百万円の赤字となりましたが、2020年2月期は、+713百万円のプラス転換を果たし、回復傾向にあります。
ただし、セルフサービス方式には強い抵抗感がありますので、業績はそのままにお読みいただければ幸いです。
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生き抜くためには、健康とお金が大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、みなさんは近代日本の最初のファーストフードをご存知ですか?
諸説ありますが、管理人は牛丼の吉野家説を推します。
吉野家の歴史によると、第1号店は明治32年(1899年)に開業しています。
現存した第1号店は、1959年築地場外市場に開業しています。
何度食べに行ったことか・・・。
先日、築地市場とともに閉店になったときは、移ろい行く時代の一抹の寂しさを感じました。
時代という荒波は、どんな企業でさえ、未来永劫存続する保障を与えません。
吉野家は、今期赤字決算で苦しんでいます。
学生時代からウン十年に渡る長年の吉野家ファンとして、吉野家の改善策を提案してみます。
社長!セルフサービス方式は、今すぐにでも止めてください!
方向性が根本的に間違っています!
- 1 吉野家2019年2月期第3四半期累計赤字転落
- 2 業績不振の理由は、自然災害と原材料高騰と人手不足
- 3 吉野家HDの方針転換その1 セルフサービス方式の導入
- 4 吉野家HDの方針転換その2 多角的メニューの開発
- 5 社長への提言!
- 5-1 提言その1 セルフサービス方式は直ちに止めること
- 5-2 提言その2 自動券売機を設置すること
- 5-3 提言その3 BOX席の撤廃
- 5-4 メニューは単一化にすること
- 5-5 価格は値上げてもいい
- 5-6 裏メニューに応じない
- 6 まとめ
1 吉野家2019年2月期第3四半期累計赤字転落
2018年に入り、吉野家HDの経営状況が思わしくありません。
吉野家は2月期決算です。
2019年1月10日に発表した、2019年第3四半期(3-11月)の連結経常損益が、1.2億円の赤字に転落してしまいました。
2018年決算では、決算期最高売上高を記録し、昨年同期は29.9億円の黒字だったので、市場へのインパクトは特大でした。
2019年1月初頭の株高で、吉野家HDの株価も連れ高していましたが、この決算発表で200円近い下落となっています。
吉野家HDは、2018年10月5日第二四半期発表の際も、業績見通しが悪いことを発表していて、決算発表ごとに株価は、大きく下落しています。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
一体吉野家HDに何が起こっているというのでしょうか?
付記(2020.5.28)
その後見事に回復傾向にあります。新型コロナウイルス感染症パンデミックの際もテイクアウトを最大限に生かして、株価はうなぎ登りです。
ただし、消費者の変化は移ろい行くことを決して忘れてはなりません。
2 業績不振の理由は、自然災害と原材料高騰と人手不足
業績不振になるとたいていの企業の理由は決まっています。
想定外だった。
外部要因が想像以上だった・・・という奴です。
2018年は、大阪北地震、西日本豪雨、北海道胆振大地震、台風上陸とたびたび災害はありました。
ですが、我が国は災害多発国です。
毎年差はありますが、さまざまな災害が発生します。
赤字決算になるほどの災害ではなかったような気はします。
また、飲食業界が苦しむ原材料高騰と人手不足問題は深刻です。
最近、吉野家では外国人が就労している姿を度々見かけます。
国際化は、こういったところから忍び寄って来るんだなと思います。
先日は、某店で、外国人従業員の方から、つゆだくの意味を理解してもらえませんでした。
(T-T)
時給もずいぶん上げている割には、牛丼並みが380円と驚異的に安いです。
牛丼業界は、飲食業界がデフレ脱却できない原因をみずから作っているような気がします。
管理人は、もう少し牛肉の量を入れてくれたら500円は出しても利用します。
松屋のようにみそ汁セットで出してもいいと主張したいです。
9月の台風や北海道地震などの影響で営業時間の短縮や休業を余儀なくされた店舗が多く発生したこと、原材料価格の高騰や人手不足による人件費の増加などコスト増が業績悪化の背景に。
厳しい決算は想定されていたものの、収益の落ち込みは想定以上との見方が優勢に。
(引用:Kabutan 2019年1月11日)
3 吉野家HDの方針転換その1 セルフサービス方式の導入
もちろん吉野家HDも現在の状況に手をこまねていているわけではありません。
人手不足解消のため、店内改装を進めています。
セルフサービス方式を4割の比率まで持って行って、人手不足解消を目論んでいます。
吉野家の注文システムは、今となっては時代遅れの感があります。
着座するとお茶か水を持ってきます。
そして注文をとり、ほどなくして商品を持ってきます。
食べ終わった後は、会計です。
会計お願いします。
おあいそ!
無言で立ち上がるなどさまざまなやり方があります。
吉野家の会計は、慣れないと戸惑うことは多いと思います。
(´Д`)
その点、松屋やなか卯は、自動券売機での購入なので、精算のわずらわしさはありません。
4 吉野家HDの方針転換その2 多角的メニューの開発
吉野家はすでに牛丼屋ではありません。
ファミリーレストラン化しています。
豚丼や生姜焼き定食を出しています。
さらに鶏すき丼も発売しました。
焼き鳥を載せているようで、なかなかイケます。
しかし、2019年2月に人手不足で、販売休止となります。
後は、冬の定番になりつつある牛すき鍋セットがあります。
こんなに手数がかかるメニューをよくぞあの少ない従業員でやっているなあと思うと注文するのが気の毒になってしまいます。
あのオペレーションは、カウンター越しに見るのが気の毒です。
一方、テイクアウトもひっきりなしだし、これはブラック?と思ってしまいます。
従業員やアルバイトが集まらず、人手不足になるのもやむなしの労働条件です。
5 社長への提言!
管理人は、学生時代から吉野家をこよなく愛しウン十年が経ちました。
高校生の頃まで、肉類は苦手でしたが、吉野家と出会って食べられるようになりました。
吉野家には感謝しても感謝しきれません。
肉のおいしさを吉野家に教えてもらわなければ、人生を大損するところでした。
学生時代には年に100杯は吉野家の牛丼を食べていた管理人は、現在の吉野家の状況を嘆いています。
(´Д`)
発言力はまったくありませんが、少しの改善で、業績飛躍は間違いありません。
吉野家をこよなく愛し続けてきた男の声を聞いてください!
5-1 提言その1 セルフサービス方式は直ちに止めること
何ですか?
あのわかりづらいセルフサービス方式って!(怒)
最初に注文し、お金を払って着座して、数分後呼ばれて商品を取りに行くって、何ですか?
そもそも早い安いうまいが吉野家のキャッチフレーズです。
セルフサービス方式の店舗は、カウンター自体がないところが多く、座る席がほとんどないんですが!
相席しろ!とでもいうのですか?
カウンターでほぼ待たずに出てくるのが、吉野家のスタイルではなかったのですか!
そもそも吉野家の発祥は、魚河岸で忙しい仲買人のために時間を待たずに出せる商品として開発したんじゃないですか!
コンセプトは、時間のない現場労働者にうまい牛丼を安い価格で出すところにあったんじゃないですか!
そもそもボックス席なんて、無用です。
カウンターで1人で喰らうのが、吉野家のスタイルであり、アイデンティティのはずです。
直ちに、セルフサービス方式は止めることを提言します。
5-2 提言その2 自動券売機を設置すること
文中にも書きましたが、吉野家は会計時にスキルが必要です。
同時に会計する人を見計らって会計するのが、熟練の技が必要です。
これが苦手なコミュ障に近い人は、吉野家を回避するはずです。
松屋のように自動券売機で購入すれば、コミュニケーションは一切不要です。
お金を扱うことがなくなるので、衛生的だし、盗難の恐れもありません。
みんなに迷惑をかけるセルフサービス方式を止め、自動券売機に切り替えることを提言します。
5-3 提言その3 BOX席の撤廃
吉野家はカウンター席だけでいいです。
ファミリーユースをターゲットにする必要性はまったくありません。
回転が悪くなります。
居ついてだべっている姿は、みっともないです。
ファミリーを呼び込んだって、単価が高くなるわけではないです。
カウンター席だけにして、回転を良くして、孤食を徹底させることが、利益が上がる手段です。
5-4 メニューは単一化にすること
あまりにもメニューが多すぎます。
以前は、並盛、大盛り、牛皿しかメニューはありませんでした。
牛丼屋はこれでいい。
牛すき鍋も鶏すき丼もカレーライスもいらない。
サラダも漬物もいらない。
せいぜい生卵とみそ汁だけでいい。
魚河岸の牛丼は、早さが命です。
また、従業員もアルバイトも負担がかかりません。
5-5 価格は値上げてもいい
どんどん物価は上がり始めています。
あのコカ・コーラも値上げます。
アイスクリームも小麦も値上がりします。
ウン十年前初めて食べた吉野家の牛丼は350円でした。
今とほとんど値が変わりません。
ワンコインまでなら、個人的には許容範囲です。
5-6 裏メニューに応じない
吉野家の注文方法が、いつの間にか裏メニューで、オーダーチョイスできるようになって久しくなりました。
しかし、聴いてて不愉快です。
つゆだく程度ならまだいいです。
世の中にはつゆだくだくだくまであります。
何がつゆだくだくだくだ!
この腐れ小僧!
そんなおじやみたいな牛丼を喰うのなら自宅で喰いやがれ!
その他ネギだくもあります。
ネギだくとは、牛肉を減らして玉ねぎを多めにするヘルシーメニューらしいです!
牛丼屋が牛肉減らしてどうすんだ!
中には合わせ技で、ネギだくつゆ抜き、ネギなしつゆだくもあります。
ちなみにネギなしだからといって、牛肉は増えません。
肉だくもありません。
こんなややこしい裏メニューを客の要望に応じるから、従業員は疲弊します。
注文は黙ってしろ!
ここは日本最初のファーストフードだ!
おもてなしなど必要ない!
6 まとめ
吉野家が赤字体質となった最たる理由は、管理人はセルフサービス方式に切り替えていることが最大の原因だと考えます。
客の回転は悪くなるわ、混み合うわ、面倒くさくなるわで客足はどんどん逃げているような気がします。
喜んでいるのは、居座わるグループ系ばかりです。
中には4人掛けを一人で独占している女子高校生風もいます。
カウンター席だけで、テーブル席など不要です。
また、自動券売機は今や必須です。
従業員と対話して払うシステムは、いまどきの利用客は求めていません。
メニューも単純化し、裏メニューも止めれば、従業員の負担は軽減します。
多少の客足が逃げても、回転が良くなるのでかえって売上げは増えるような気がします。
かつて、奇跡の歌姫中島みゆきは、吉野家に漂う人生模様を歌にしました。
夜明け間際の吉野家では
化粧の剥げ掛けたシティガールと・・・
吉野家の原点は、ここにあると思います。
数ある名曲の中でも、名曲中の名曲「おおかみになりたい」から引用しました。
愛だ恋だとグループで、踊って喚く最近の音楽シーンとは、比較にもなりません。
ぜひ一度ご試聴してみてください。
吉野家が早い!安い!うまい!の原点に戻ってもらうことを切に提言します。
がんばれ!吉野家!
なんとかしようと思ったのにな♬
なんとかするんだ!
ブログと吉野家に愛と真の情報を!
それでは