当記事は、2019年1月21日時点の記事です。現在とは一部変わっていますが、アーカイブ記事としてお楽しみください。
最終更新 2021.12.19 2019.6.19 1.23
ようこそ(^^)/
人生を豊かに生きるためには、健康とお金がとても大切と考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、世の中が、どんどんと禁煙化の流れになっています。
大の嫌煙派の管理人にとっては、うれしい限りです。
( `ー´)ノOK!
最近は、喫煙派の牙城ともいえるパチンコ店まで禁煙化の流れが大となっています。
◆喫煙者は、あらゆる病気のリスクが、たばこを吸わない人の数倍に跳ね上がります。
◆生涯に渡って吸い続ければ、数千万円も大損します。
◆副流煙で、大切な家族や恋人の健康のリスクを高めます。
◆タバコのヤニで、家の資産価値を著しく損ないます。
◆喫煙により、能力を低く評価される可能性があります。
◆多額の税金を国家から搾取されます。
◆たばこ株保有者に多額の配当金を提供する原資を与えます。
◆今や保険料も、喫煙者は、高い掛け金になります。
たばこを吸って、いいことなんて、なにひとつありません。
ニコチンという猛毒成分を体内に取り入れることにより、麻薬に似た作用で一時的な多幸感を与えてくれるくらいなものでしょう。
たばこは今すぐにでも止めましょう。
今、たばこ製造販売企業に起きているたばこを巡る動きを株価から考えてみます。
1 なんと世界No.1たばこ企業が名称変更
世界No.1たばこ企業といえば、いわずと知れたフィリップモリスです。
マールボロやラークやバージニアスリムといえば、誰もがどこかで聞いたことがあると思います。
そればかりではありません。
フィリップモリスは、世界最大の食品企業の顔を持っています。
クラフト、ゼネラルフーヅ、ナビスコといったブランドは我が国でもお馴染みです。
ところが、アメリカは訴訟大国です。
たばこで健康を害したと訴訟が相次いだため、2003年1月27日、フィリップ・モリス・カンパニーズからアルトリア・グループに社名を変更し、各事業会社からなる持ち株会社に移行しました。
たばこは、フィリップ・モリスUSAが、アメリカ国内向けのたばこを製造しています。
また、フィリップ・モリス・インターナショナルが諸外国へのたばこの輸出を行っています。
2 アルトリア・グループの株価
さて、株価です。
2019年1月18日現在、48.31$です。
52週高値で見てみます。
最高値は、71.86$(2018年1月24日)です。
最安値は、46.49$(2018年12月26日)です。
最高値から、現在-32.77%の大暴落中です。
しかし、配当はすごいです。
現在1株当たりの配当は、2.54$です。
年利回り5.26%です。
さらにすごいことには、連続増配を48年間続けています。
利益のほとんどは、紙巻きたばこが占めています。
アイコスに代表される無煙たばこの売上げは、全体のわずか8.4%に過ぎません。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
株価は暴落していますが、確実に利益は上がっていて、配当の原資を稼いでいるというストーリーです。
3 JTも同じ?
JTは、アルトリアグループ、BATに続き、世界第3位のたばこメーカーです。
実はJTの株価もアルトリアグループに似たり寄ったりです。
2018年の年初来高値は、3,708円(2018年1月25日)です。
2019年6月19日の終値は、2,500.5円です。
-32.56%の絶賛大暴落中です。
しかし、配当は154円です。
東証上場株約3,700のうち、なんと高配当第6位です。
配当利回りは、6.18%です。
(出典:ヤフーファイナンスHP)
JTは、加熱式たばこには、出遅れていました。
しかし、ついにアイコスに対抗して、高温加熱型のプルーム・エスを販売すると発表したことも株価が上がる要因となっているようです。
たばこを憎んでも憎み足りない管理人にとっては、JTの株価が上がるのがくやしくてたまりません。
市場原理は非情です。
感情で株価が左右されるのなら、誰も苦労はしません。
4 株価はいつの世もタイミング
アルトリアグループもJTも、1年前の今頃買っていたら、大きな含み損になるところでした。
ところが、2018年12月24日前後に買っていたら、大きく含み益を上げています。
とかく株価は、さまざまな思惑に翻弄されて動きます。
最近の株価の上昇を受けて、早くもアルトリアグループ株は、まだまだ上がるという投資家も現れています。
残念です。( ゚Д゚)
お金は健康をも超越するものなのでしょうか?
しかし、配当金48年連続増配も、結局はたばこを買う人がいるからこそできるものです。
5 いつか紙巻きたばこがなくなる日がやって来る
日本では、加熱式たばこをアルトリアグループのたばこ輸出販売会社のフィリップモリスインターナショナル(PMI)は、無煙たばこと呼んでいます。
アメリカ国内でたばこを製造するフィリップモリスUSAの無煙たばこの売上げは、わずか8.4%に過ぎません。
主に輸出先は、我が国ジャパンです。
実はアイコスは、オーストラリア、香港、ブラジルなど27の国で、安全性が確認されていないと禁止しています。
ところが、フィリップモリスインターナショナルは、紙巻きたばこはいずれすべて製造を止め、無煙たばこに切り替えると宣言しています。
アイコス(IQOS)の名前の由来です。
(出典:IQOS HP)
I Quit Ordinary Smoking.
(いつものたばこは止めました。)
少なくとも紙巻きたばこでなければ、ニコチンやタールは発生しません。
正確にはニコチンの90%をカットします。
また、たばこの不始末による火災も発生しません。
煙のない世界という意味では、加熱式たばこは禁煙運動のひとつの結論ではないかと思います。
6 まとめ
紙巻きたばこ企業の株価は、絶賛暴落中です。
紙巻きたばこが世界に与えたさまざまな損失(健康、火災、大気汚染等々)に未来を見い出せなくなってきたからかもしれません。
しかし、8年前夢の加熱式たばこ(無煙たばこ)アイコスが世に出ました。
瞬く間のうちにシェアを伸ばし、我が国ではすでに600万人が愛飲するようになったそうです。
それに続けとBATはグローを発売し、後発のJTもプルームテックを世に出しました。
そして、満を持して高温加熱型のプルーム・エスを販売開始します。
加熱式たばこも健康影響はまだ未解明です。
しかし、少なくとも紙巻きたばこが世の中から消える可能性を持っています。
世界最大手のフィリップモリスインターナショナルが宣言しています。
もうすぐ、紫煙の漂う異空間の世界は、終焉を生じるかもしれません。
そういった意味では、たばこ関連株もまだまだ捨てたものではないのかもしれません。
時代は、一体どこまで変化していくのでしょうか?
くれぐれも株式投資は、自己責任により行われますようお願いします。
ブログに愛と真の情報を
それでは