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お金を通じて、人生を豊かに生きるヒントを考える当サイトの管理人ぱんぱんぱぱです。
さて、老後の蓄えは2,000万円は必要という金融庁のまぼろしの報告書が、まだまだネット上では話題沸騰です。
実にタイミング良く、PGF(プルデンシャルジブラルタファイナンシャル)生命が、今年60歳になる人へのアンケート調査結果を発表しています。
これがあまりに衝撃的な結果です。
今年60歳となる男女2千人を対象にしたアンケートの結果を公表し、4人に1人が貯蓄額100万円未満だったことを明らかにした。
還暦迎える4人に1人の貯蓄は百万円未満 PGF生命アンケート - 産経ニュース
炎上覚悟で言います。
言いきります!(-"-)
◆あんたら人生設計考えて、60歳まで生きてきたの?
◆ライフプラン知らないの?
◆ファイナンシャルプランって知らないの?
◆キリギリスが冬を越せると思っているの?
果たしてこのアンケート調査結果は、真実なのでしょうか?
もっと規模が大きく、標本抽出や統計手法が厳密な金融庁広報委員会「知るポルト」(事務局:日本銀行)の調査結果を見てみると、PGF生命のアンケート調査結果に近い結果となっています。
一体60歳を過ぎて貯蓄もない人たちは、どうやって人生100年を生きていくのでしょう。
末恐ろしい老後を迎えないためには、どうすべきなのか?考えてみます。
よく考えよう!お金は大事だよ!
1 二人以上世帯の平均貯蓄額
知るポルト「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年) によれば、二人以上世帯の平均貯蓄額は、1,151万円です。
(出典:知るポルト「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年) )
ただし、あくまでも抽出した統計であり、差が生じます。
ちなみに同様の調査は総務省統計局でも行っています。
総務省の調査では、1世帯当たりの平均貯蓄額は、1,305万円となります。
どちらにしても、1,000万円は超えています。
平均貯蓄額に達していない世帯の方は、大いにあせってください。
えらそうに言ってますが、管理人が平均貯蓄額を突破できたのは、積立てを除けば、まだ10年も経ってません。
(´Д`)
とち狂ってしまい、40代半ばに、6,500万円の住宅ローンを抱えたのはとても大きかったです。
(´Д`)
2 世代別の貯蓄額と負債額
総務省統計局では、世代別に貯蓄額と負債額の統計も取っています。
人生は、世代別にさまざまなステージがあることがグラフ上でも一目瞭然です。
40代までは、住宅ローンと教育費がかかるため、貯蓄額が減り、負債額が増える傾向にあります。
特に40代以下は、平均貯蓄額は608万円ですが、住宅ローンなど負債を942万円も抱えているので、差引334万円の負債額となっています。
30代40代の懐事情は苦しいことがうかがえます。
管理人自身もそうだったので、納得できる統計です。
一方、住宅ローンや子育ての終わった60代は、金満な統計結果となっています。
なんと、60代は2,206万円の貯蓄、70代は2,306万円の貯蓄です!
PGF生命のアンケート結果とは乖離しているような気がします。
(出典:内閣府HP)
3 貯蓄0世帯数
収入があっても、貯蓄がない世帯、いわゆる貯蓄0世帯率をみてみます。
全世代のうち、22.7%が貯蓄0世帯です!
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
世代別でみてみます。
20代 23.08%
30代 15.15%
40代 19.28%
50代 13.77%
60代 20.98%
70代 12.56%
PGF生命のアンケート調査結果に近い結果となりました。
20代を除くと60代が一番貯蓄0世帯率が高い結果です。
それにしても働き盛りの40代の5人に1人が貯蓄0円とは!
ロレックスにBMWに全身ブランド物など、フローでバブリーな生活は、すぐにでも見直した方がいいのではないでしょうか?
4 年収1,000万円以上世帯の貯蓄0世帯率
さらに恐るべき統計が浮かび上がります。
いわゆるアッパー層といえば、年収1,000万円以上の世帯ではないでしょうか?
月約83万円の収入です。
高級車を乗りこなし、都心のタワーマンションに住んでいそうなイメージを持ってしまいます。
当然貯蓄も沢山あるような気がします。
年収1,000万円以上で、貯蓄0世帯率は、0.92%です!
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
3,579世帯のうち33世帯が該当しました。
20代、30代はさすがに該当はありません。
60代が突出しています。
40代 6/581 1.03%
50代 5/552 0.91%
60代 20/715 2.80%
70代 2/669 0.30%
60代といえば、いったん退職して、再雇用や再任用で働く人がほとんどです。
となると60代で年収1,000万円以上となると、サラリーマンの場合は取締役や監査役員など、個人事業主の場合は開業医や弁護士や商店主など個人事業主が考えられます。
大方、サクセスストーリーを達成した成功者です。
そんなセレブ層の中に、お金を使いすぎて貯蓄がない人が0.9%もいます。
とりわけ60代は、2.80%という驚異的な割合です。
どうせお金を稼げるから宵越しのお金は持たないのでしょうか?
ストックする必要性はないのでしょうか?
貧乏生活の管理人にはとても理解できません。
5 まとめ
PGF生命が発表した60歳になった人のうち4人に1人は貯蓄が100万円以下である記事に触発され、知るポルトを中心とした統計を使って、分析してみました。
その結果は、想定をはるかに超えた事態でした。
60代と70代は、統計的に驚くほど貯蓄額があります。
一方で、60代の一部の層は、収入が1,000万円以上あるにもかかわらず、2.9%もの人が貯蓄0世帯です。
いつまでも働けるわけではありません。
いつまでも働き口があるわけでもありません。
働けるうちからコツコツと貯蓄して、いざというときに備えておくことは、人生において絶対に間違いではないと思います。
金融庁のいう老後までに2,000万円は貯める必要があるという幻の報告書は、絶対に正しいと思います。
お金を貯める行為に世代も収入の違いもありません。
貯蓄は早ければ早いほどお金は貯まります。
毎日の積み重ねがとても大切です。
我が家も25年かけて、夫婦それぞれ個人年金保険積立1,000万円を超えることができました。
努力すれば報われるのが貯蓄です。
特に40代の方はご注意ください!
4世帯に1世帯が、貯蓄0世帯です!
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それでは